メーリングリストを盛り上げようと、手持ちの情報を整理してニュースとして配信したり、話題を作って情報提供したり、あれこれ試行錯誤しても誰もメールを出してくれず悩むときがあります。たくさんメールを出しても返事がこないのでは、せっかくの努力も生かされないと嘆いてしまいます。
さて、一生懸命メールを出して盛り上げに貢献しているのは決して無駄な努力ではなく、むしろ参加者にはうれしいことなのです。返事を書こうという意欲につながっていないだけなのです。
情報提供やニュース配信は盛り上げに貢献する大事な要素ですが、言い換えると今の状況はメールマガジンと同じで、話をしようという雰囲気にはつながってはいません。参加者にとっては有意義な情報が届いてうれしいと思っていますが、それで何か話をしようという気にはなっていないのです。参加者にとってはいい情報が届いて満足しているだけなのです。これを繰り返していても、それ以上の発展にはつながらず、主催者と参加者の思惑が空回りになっているのです。
読み切りのメールばかりを出していてもこの状況は改善できません。そこで、メールを出すきっかけ作りをしてみてください。たとえば質問をしてみたり、ある話題を持ち出したら経験談を募集したり、あるいは近況報告を求めたり、呼びかけのメールを出してみてはいかがでしょうか。これも地道な努力が必要で、最初のうちはなかなか参加者も重い腰を上げてくれません。しだいに、メールを出してくれる人が現れますので、あせらずにメーリングリストを盛り上げていってください。
2003.2.9 更新