edogawa's diary on 2002-2003 season #04.
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8月27日(火)12:20 p.m.

 仕事をナメてはいけない。500字十数本ノック、実のところ「いまだかつてやったことのない仕事」で、いざ始めてみたら脳味噌を振り絞らないとできないのだった。準備運動などと侮った自分を反省。人生、いくつになっても反省ばかりだ。「この文章の中で一番大切なのは何ですか」という出版社の入社試験を受けているような気分。というより、国語のテストか。前々からうっすらと自覚してはいたのだが、このところ自分の「読む力」が衰えていることを痛感させられる。文章は、読めないと書けない。などと懊悩しているところに、マッキー編集長からタイアップ仕事が2本、舞い込んできた。〆切は木曜日。お屠蘇気分もすっかり吹き飛んだ。お屠蘇じゃないだろ。

 ルアーブル×パリSG(フランス第4節)は、ロスタイムの決勝点で0-1。途中からの観戦だったし、パリSGはスポンサーがオペルではなくなっていたので、後半20分ぐらいまでどっちがどっちのチームなのかわからなかった。サッカー観戦は、どっちがどっちのチームかわからないと面白くない。当たり前ですね。仕事しながら横目で見ていただけなのでよくわからないが、ブラジルのワカメ男は出ていなかったようだ。その後、プレミア・ハイライトショーを見ていたら、なぜかアネルカがマンチェスター・シティでプレイをしていた。いつの間に移籍したんだろう。ディウフに追い出された格好だ。とうとう、移籍があんまりニュースにならない程度の選手になっちまったのか。「なんか、どんどん格が下がっていくわね」とは愚妻の弁。すでに、「板子一枚下は地獄」の世界である。放っておけない。



8月26日(月)11:30 a.m.

 週末は、チェルシー×マンチェスターU(プレミア第2節)ミドルズブラ×フルハム(プレミア第2節)ウエスト・ハム×アーセナル(プレミア第2節)ローダ×フェイエノールト(オランダ第2節)などを観戦。ぜーんぶ2-2のドローだった。追いつかれて勝ち点を2つ落とした悲しいチームは、チェルシー、ミドルズブラ、ウエスト・ハム、フェイエノールト。中でもチェルシーの悲しさが際立った。前半は、ゼンデン、ゾラ、ハッセルバインク、デ・ルーカスらのイメージがばっちりシンクロしてスペクタクルな攻撃を繰り広げ、「嗚呼、こんなサッカーをしていたら優勝してしまうじゃないか」と見る者をウットリさせたにもかかわらず、2-1で迎えた後半は全員が別人。いきなり足が止まってやんの。45分で燃え尽きてどうすんだ。結局、左サイドを深〜くえぐったシルベストルのクロスをギグスに叩き込まれてしまいました。前半あの出来映えで引き分けるかね。っていうか、その前半にもベッカムの左足で1点取られたのが痛かったっす。まあ、負けなくてよかったけど。チェルシーファンは、この試合の前半45分を良き思い出として反芻しながら、長いシーズンをやり過ごすことになるに違いない。

 話は変わるが、稲本はちょっとまずいんじゃないだろうか。出場5試合黒星なしで「守り神」なんて言われてるけど、なんかフィールドをウロウロしているようにしか見えなかった。飲み会で、右隣の話題にも左隣の話題にもうまく入っていけず、わけのわからないまま両方にテキトーな相槌を打ちながら時間をやり過ごしているような感じ。要するに、「浮いてる」ってことですね。攻めてるときも守っているときも、なかなか画面に映らない。攻撃時は中盤の底、守備時はトップ下にいるってこと? ま、試合に出てるだけでも良しとしなくちゃいけないんでしょうが。もっと頑張れ。



8月23日(金)10:50 a.m.

 きのうはセガレと2人で渋谷の東映へ行き、劇場版のハリケンジャー&仮面ライダー龍騎を観賞。去年のガオレンジャー&アギトは大混雑だったので早めに行ったのだが、ガラガラで拍子抜けした。今年のはあんまり人気ないのか? だとすると、仮面ライダーのほうはキャラが多すぎるのが敗因かも。なにしろ龍騎というのは、仮面ライダーが13種類も登場するのである。モンスターと戦う一方、ライダー同士の生き残りを懸けた戦いもあるので、オトナが見てても何がどうなってるのか焦点が絞りにくい。W杯の出場国もそうだが、やっぱり多すぎるのはモンダイだ。でも、もしかして史上初?の女性ライダー、仮面ライダーファムは、ちょっとセクシーで悪くなかったです。ともあれ、セガレ的には大満足だった様子。映画終了後、スターバックスでおやつを食ってから帰宅した。子供と2人でスターバックスに入ってオレンジケーキなんか食わせていると、「離婚して月に一度だけ息子に面会を許されている父親」に見えるんじゃないかと心配になったりする。

 中国U-21×日本U-21(日中国交正常化30周年記念試合)を観戦。ほお。もう30年ですか。この国交のどこが正常なのか、よくわからないけど。試合は、ゴール前で茂庭が与えたFKを決められて1-0の負け。初めて見た選手に向かってこんなことを言うのはたいへん間違っているが、ああいうところで簡単にファウルを犯してしまうのが茂庭の悪いクセだ。きっと悪いクセなんだろうと思わせるようなファウルだった。あれ以外にも「バレなきゃオッケー」的なプレイが多い感じ。監督がトルシエだったら、「おまえはジョルジュ・コスタか?」と嫌味の一つも言われるに違いない。中国は強かった。とくに、あのマイケル・チャンみたいな23番のスピードとバネは凄い。シャープな切り返しを含めた突破力だけならオフェルマルスを超えているかも。日本のほうは、どいつもこいつも視野が狭い感じ。やっぱ山瀬がおらんとアカンね。これからってときに大怪我とはツイてない。

 マンチェスターU×ウエスト・ブロム何とかかんとか(プレミア第1節)を観戦。何だっけ。ウエスト・ブロムウィッチ・アビシニアン? 違うな。アビシニアンは、クレオパトラのペットだったとも言われる猫だ。まあ、いいや。昇格してきたウエストBは、とてもわかりやすいサッカーをするチームだった。9人で守って、攻撃はトップのロバーツにお任せだ。いったんロバーツにボールを預けたら、他の選手は見てるだけ。ロバーツが前を向いて、ひたすらドリブルでゴールに突進するのである。いいねー、ロバーツ。まずはああいうプレイを、セガレに覚えさせたい。ユナイテッドには、まだベーロンがいた。移籍から1年たっても、ぜんぜん風景に馴染まない。はよ帰って来んか。でもラツィオってば、国際間移籍を禁止されたとか新聞に書いてあったな。何のこっちゃ。ラツィオといえば、セリエの開幕は2週間も延期されたとか。対ちゅんちゅけ戦だから確実に開幕戦をライブで見られると思っていたのによ。がっかりだ。話がすっかり逸れた。試合のほうは、ウエストBが健気な守りで踏ん張っていたが、後半にキャプテンがライダーキックより強烈な両足タックルで退場。その後、臆面もなくアタッカーを続々投入するファーガソンの例によって下品な采配がモノを言って、1-0でユナイテッドが勝った。ふん。



8月22日(木)11:00 a.m.

 ウェブ営業が実を結んだ。たった今、宮崎出張直前で慌ただしそうなG先輩から仕事のご依頼。何かの原稿の梗概をまとめるとかで、500字×10〜12本とのことである。どんなジャンルだか、何のための梗概だか、まだ詳しく聞いていないのでよくわからないが、ま、その程度のノックは準備運動みたいなもんだ。とにかく仕事があるのはありがたい。向井さんも「仕事があるうちが華」って日記に書いてたしな。ともあれ、今月中はやることができた。9月は暇です。よろしく。

 きのうは、セガレが使うボール(4号)を買いに吉祥寺へ。さんざん迷った挙げ句、本人が選んだのは「フィーヴァーノヴァ・キッズ」だった。「翼はボールとトモダチになったから上手になったんだぞ」と教えてやったら、セガレはボールを抱きしめてチューチューとキスをしていた。誰がボールと恋人になれと言った。その後、すっかりソノ気になっているセガレと近所の公園でボール蹴り。「手を使ってはいけない」というフットボールの基礎を身につけるのが、子供にとってあんなに難しいことだとは思わなかった。ちょっと転がって足元から離れると、すぐに手を出してしまうのである。足で止めたほうが楽だと思うんだけどね。今までは、ちょっとやると飽きて他の遊びを始めていたのだが、きのうは最初から最後までボールを蹴りっぱなしだった。家に帰ってからも、ボールで遊びたがる。いいぞいいぞ。インザーギ兄弟も、子供の頃は家の中でボール蹴ってガラス割ってたらしいしな。

 レアル・マドリー×リバプール(100周年記念トーナメント)とやらを見た。リバプールのセンターバックは、フーピアとヘンチョだ。なんか、スラップスティック・コメディで主役を張ってるお笑いコンビみたい。のっぽのフーピアと太っちょのヘンチョが繰り広げる、抱腹絶倒のナンセンス・ワールドだ。でもフーピアとヘンチョは、どこからどう見てもヒーピアとアンショズだった。ちなみに、ベルゲルはどう見てもベルガーである。どうにかならんのか、NHK(および朝日新聞)の独自表記路線。物事の普及には、用語の統一が重要な意味を持つということを認識してほしい。とくにサッカーって、「この選手は、あのとき見たあの選手じゃないか!」と気づくことで、より関心が高まったりするわけだし。ま、NHK的には「オレたちに合わせない他のメディアが間違っとる」って話になるんでしょうが。正しいとか間違ってるとか、そーゆーモンダイではないと思う。外国の政治家なんかの名前はどのメディアでも統一されてるんだから、スポーツ選手だって、できないことはあるまい。しかしまあ、統一するのも良し悪しで、「ヘンチョ」に統一されちゃったら、私も書き手の端くれとして抵抗したくなるだろうけどねぇ。ところで試合のほうは、2-0でマドリーの勝ち。地元の期待を一身に集めているらしいポルティージョという若者がゴールを決めていた。親は嬉しいだろうなぁ。だって、自分のセガレがジダンのスルーパス受けてゴールしたんだぜ。くぅ〜、たまらんたまらん。妄想が止まらない。2018年は、誰がうちのセガレにパス出してくれるんですか。中田や小野は引退しちゃってるか。うーむ。



8月21日(水)10:30 a.m.

 セガレがサッカーチームに入った。きのう母親と一緒に見学に行って、そのまま練習に参加し、本人が「やる」と言ったとか。高井戸のジュニアクラブで、毎週火曜日に富士見ヶ丘の公園で練習するらしい。日本サッカー協会(もっと言えばFIFA)の傘下にあるのかどうかよくわからないが、全国に支部のあるわりとでかい組織のようだ。大会も年に4回やるとか。うー。ドキドキしてきた。日誌の親バカ度が倍増するのは避けられないであろう。だって、ユニフォームとか着ちゃうんだぜ。しかも青と黄の縦縞(パンツとストッキングは青)なんだぜ。派手だなぁ。ジャロ・アズーリ。これって、国見高校の配色だっけか? セガレによると、きのうは「キノコみたいなやつ」(コーンのことですね)を立てて、「手を使わないで」ドリブルの練習をした後、紫チームとオレンジチームで試合をしたそうだ。見てー。セガレはオレンジチームだったのだが、紫チームに600対300で負けたという。意味がわからない。どんなサッカーを教えているんだろう。ボールタッチの回数でも競っていたのだろうか。愚妻によれば、セガレはけっこうアグレッシブにボールを奪いに行き、攻撃にからんでいたらしい。来週は絶対に見に行くぞ。あいつ、ポジションはどこになるのかなぁ。心配なのは、同級生の中ではいちばん図体がでかいことだ。「背が高いからキーパー」はヤだなぁ。コーチに、「エフェンベルクみたいな選手に育てろ」って言っといたほうがいいかな。あー。妄想がとめどもなく広がる。セガレは2018年の6月には21歳になっているのである。だから何だというなかれ。そーゆーことだってあり得ないとも言い切れないじゃあないか。くぅー。たまらんたまらん。想像しただけで頭に血が上る。きっと、小学生の私がリトルリーグに入ったときの父親もこんな気分だったに違いない。「高校は早実か?」とか本気で言ってたもんな。親ってほんとにバカだよな。

 モンペリエ×ボルドー(フランス第3節)を見た。早くも今季2試合目のフランスリーグである。今まで、週2カードも放送してたっけ? きわめて地味なカードで、知っている選手はパウレタだけだった。そのパウレタが器用にヒールで落としたボールを8番の選手(名前忘れた)が決めてボルドーが先制。前半のうちに10人になったボルドーがこれを守りきって0-1であった。ところで、ボルドーのGKがゴールライン上で押さえたボールをモンペリエの選手がシュートしたプレイがあって、ノーゴールの判定になったのだが、あれはルール上どうなってるんでしょうか。GKが手で押さえてるボールを蹴ってはいけないの? セガレに訊かれたら困るので、勉強しとかないとな。

 引き続き、アントワープ×ゲンク(ベルギー第2節)を後半から観戦。前半は0-2。ゲンクが1988年に創立されたばかりの新興クラブだということを初めて知った。それで98-99シーズンにリーグ優勝してるんだから凄い。カネの力か、あるいはリーグのレベルが低いのか。たぶん、両方だろう。この45分を見たかぎり、スペースありまくりのゆるゆるサッカーだった。アントワープのDFは、どうしてあんなにボーっと立ってるんだろうか。ぜったい、ジュビロのほうが強いと思った。2-4で迎えた75分頃、鈴木登場。ポジションは左サイドである。このあいだの稲本と同様、無難なバックパスが多い。もっと前にチャレンジしてほしいなぁ。あの相手なら一人ぐらい抜けるやろ。一本だけ放ったシュートは、けっこう惜しかったけどね。早く、ゴール決めて吠える鈴木の顔が見たいです。



8月20日(火)18:30 p.m.

 某Wズムの対談原稿が終了。これで夏期集中ワークも一段落である。いや〜、働いた働いた。だが、清々しい気分に浸ってはいられない。暇になったということは、仕事が無い!ということだからである。先々の仕事は三つほど決まっているのだが、差し当たって九月は失業じゃ。諸事情あってそうなってしまったのだが、とりあえず「行列のできるライター」発言は撤回。そんな傲慢なことを言ってはいけない。しばらくは「空いててヨカッタ」のコンビニ・ライターなので、誰か仕事ください。ちょっと脳が疲弊しているので、できたら、あんまりアタマ使わない仕事のほうがいいな。500本ノックぐらいは受けてやるぜベイベ。

 ゆうべは、マルセイユ×リヨン(フランス第3節ぐらい?)を観戦。なんだかフランスリーグって、毎年この時期に1試合だけ見て終わってるような気がする。去年も、「ランス支持!」とか言いながら、その後は一度も見なかった。べつに、つまんないわけじゃないんですが。このゲームも、左右を広く使うマルセイユの攻撃は、なかなか見応えがあったです。いつの間にかフランスに戻ってキャプテンマークなんか巻いてるルブーフが元気そうだった。あと、リヨンのゴブーという黒人アタッカーはかなりのモノだ。「かなりのモノ」って、何も言っていないに等しい評価だけど。うまくいけばヴィルトールぐらいのバケ方をしそうな感じ。試合は1-1のドローでした。バカヨコのゴールを久しぶりに見た。祝福の抱擁をしようと飛びついてきた仲間を、体をかわして地面に叩きつけるのは危ないからやめたほうがいいと思う。どうでもいいが、実況アナが「バカヨコ」と言うたびに、テレビの前で「バカヨコ」と復唱してしまうのは私だけだろうか。声に出して読みたいバカヨコ。



8月19日(月)16:55 p.m.

 ゆうべは、とりあえずフェイエノールト×NEC(オランダ第1節)をライブ観戦。髪の毛が黒々としてきた小野は、どこにいるのか探しにくくて困る。一昨日の稲本は、黒髪でもすぐ見つけられたけど。よく知られているように、どの試合でも、いちばん頭のでかい男を探せばそれが稲本だ。小野はあのまま髪を伸ばすんだろうか。もはや、「髪の長い小野」がどんな容貌だったのか、うまく思い出せない。試合のほうは、フェイエノールトが苦戦。モタモタした感じの怠惰な攻めに終始し、やたらゴール前で人数をかけて守るNECを崩せない。トマソンの抜けた穴は意外に大きかったようですな。0-0で前半終了。

 ここでチャンネルをアストンヴィラ×リバプール(プレミア第1節)に切り替えると、さっきまで見ていたのと同じ競技とは思えない速度でボールと人間が動き回っていた。見る者を笑わせるぐらい走るプレミアは偉大だ。リバプールは、いきなり例のセネガル人ディウフが先発出場。ボールを持つたびになぜか大ブーイングを浴びせられていて気の毒だった。愚妻はディウフの頭を見て、「ああいうお饅頭あるよね」と言っていた。ブーイングされるのと饅頭扱いされるのと、どっちがより悲しいだろうか。試合はリバプールが押し込まれていたが無難に守りきり、こちらも0-0で前半終了。

 チャンネルをデカイプに戻すと、後半15分でまだ0-0だった。何だか点が入りそうな気がしないので、15分後に再びヴィラパークへ。すると、ヴィラの攻撃からのこぼれ球を中盤で拾ったマーフィーが2人の敵をかわしてあれよあれよとドリブルで駆け上がり、左サイドで伴走していたリーセにパス。ヴィラDFが足を滑らせて転んでいる隙に、リーセが狭いニアサイドを見事に抜いて、リバプール先制である。ザッピング大成功。こんなことは滅多にない。こりゃあ私のツキも捨てたもんじゃない……と思ったものの、その後しばらくしてからちょいとデカイプを覗いてみたら、フェイエノールトが2-0でリードしていたのだった。私が目を離した数分後に、連続ゴールが決まったらしい。はあ。しかし、まあ、小野のゴールじゃなかったのが不幸中の幸いである。べつにカルーだエマートンだのゴールを見逃したところで、痛くも痒くもないもんな。じゃあリーセのゴールを見逃すと痛みや痒みがあるのかというと、それも難しいところではあるが。ともあれ、そんなことをシノゴノ考える週末が、また5月まで続くのであった。リバプールは、そのまま0-1で勝利。決定機を2つほど外し、PKまで止められてしまったオーウェンの表情が暗いのがちょっと心配だ。

 さらに、アーセナル×バーミンガム(プレミア第1節)をライブ観戦。バーミンガムは、かなり弱そう。最初の5分で勝ち目がなさそうに見える試合って、けっこう珍しい。W杯の雪辱に燃えるアンリ&ヴィルトールが序盤に立て続けにゴールを決めて、勝負あり。大した補強をしていないアーセナルだが、リュングベリもピレスもいない状態でこの強さは凄い。問題は、例によってシーマンのジャージぐらいか。上下ともグレーで、胸と腹のところが黄色。ちなみに、それを見て「パジャマみたい」と言ったのは私ではない。ところで、ベンチにも入ってなかったけど、カヌってまだアーセナルにいるの?



8月18日(日)13:10 p.m.

 うっす。生きてるから心配するな。ちょっとだけ死にそうにはなったけどね。40日で2冊はさすがにキツかったです。しかも2冊目を脱稿するかしないかの頃から、1週間ぶっ続けで毎日5〜8時間の口述作業。それも最先端医療に関する激難話だ。胚盤胞の内部細胞塊からES細胞が増殖因子で自己再生と分化誘導によってパーキンソン病のキメラマウスを遺伝子ノックアウトだから減数分裂なのだ。どうだ参ったか。参りました。私が参ってちゃいけないんですけども。目を開けたまま気を失うこともしばしばだった。疲れました。だいたい私の場合、1週間も続けて電車に乗ることからして珍しいのである。毎日電車に乗っていて気づいたのは、あんがい人は電車の中で本を読んでいるということだ。ケータイとニラメッコしてる人より、本を広げている人のほうが多かったような気がする。「夏休み=読書」という強迫観念によるものかもしれないけれど。出版業界の未来は明るい。と思いたい。

 なんてことを言っているあいだに、プレミア開幕である。うれしいなあ。たのしいなあ。ゆうべは、フルハム×ボルトン(プレミア第1節)をライブで見た。本誌は今季、フラムでもフルアムでもなく、フルハムで行かせていただきます。前半だけでPK3つという、開幕戦らしからぬ雑な展開であった。3-1でハーフタイム。ジョルカエフ&オコチャというビッグネーム擁するボルトンは、ジョルカエフとオコチャがうまく機能していなかったのが良くなかったんだと思う。そんなことより、後半だ。70分に稲本登場だ。明らかに緊張していて、ハラハラした。子供の学芸会を見に行った親みたいな心境だ。ボールがぜんぜん足についていない感じ。おかげで慎重になっちゃって、バックパスが多すぎた。CKの精度は高かったし、ボール奪取能力のあるところも見せてはいたけど、次も使ってもらえるかどうか心配だ。でも、稲本投入後の失点がなかっただけでも良しとしよう。フルハムの4点目は稲本が左サイドから入れたクロスが生んだものだったし。その後で4人ぐらいボールに触ってるけどね。お手柄お手柄。



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