「イランの人権スペシャリストと共に考える6日間」◇◇オープン企画第1弾◇◇
イラン人ゲイ難民、シェイダさんの在留権裁判
在米イラン人の人権専門家が証人として来日・出廷!
<<歴史的な証言に耳を傾けてみませんか?>>


グダーズ・エグテダーリ氏証人尋問
日時:2月18日午後2時〜5時(1時30分集合)
場所:東京地方裁判所 606号法廷 (営団地下鉄霞ヶ関駅A1出口下車3分)


報告集会「迫害されるイラン人同性愛者は
日本で難民として受け入れられるか」
日時:2月18日午後5時〜7時30分
場所:弁護士会館5F 508ABC会議室 (東京地方裁判所裏 霞ヶ関駅B1出口下車2分)


同性愛者を死刑に処すという法律を持ち、今でも処刑が続いているイラン・イスラーム共和国。今から十数年前、二人のイラン人が、この国から出国しました。一人は東へ、一人は西へ。二人のその後の軌跡は、いわばほぼ正反対でした。

東へ旅立ったシェイダさんは同性愛者。たどり着いた国は日本でした。彼は1999年、同性愛者として公にカミングアウト。2000年に逮捕・収容された彼は、在留権を求めて裁判を起こします。約2年半が経過した現在、裁判は佳境を迎えています。

西へ旅立ったエグテダーリさんは異性愛者。たどり着いた国はアメリカ。西海岸に居を定めた彼は情報工学の研究者・技術者として生活を営むかたわら、イランの政治体制と人権問題についての研究グループを立ち上げます。とくに死刑とマイノリティへの迫害の問題に着目した彼が行き当たったのが、同性愛者の問題でした。彼が書いた「イラン・イスラーム共和国と同性愛・姦通に対する死刑の執行」という論文は、亡命イラン人の政治コミュニティに大きな影響を与えました。

イランでは知り合うこともなかった二人が、東京で出会う日が近づいています。原告と、その証人として。東京地方裁判所は昨年11月、エグテダーリさんをシェイダさん裁判の証人として招へいすることを正式に決定しました。エグテダーリさんは、イランの人権問題、とくに同性愛者に対する迫害の状況を知る専門家として、来る2月18日、出廷します。

エグテダーリさんは、イランの人権問題や民主化の運動に取り組む一方、在住の米国オレゴン州ポートランドの公共ラジオ局で「中東の声」というラジオ番組のキャスターを務めており、反戦・平和を求める運動にも中心的に関わっています。私たち「チームS・シェイダさん救援グループ」は、エグテダーリさんの多面的な活動を紹介するため、証人尋問・報告集会に加えて、中東における人権・民主主義とイスラームの関係、および中東における戦争と平和の問題について、もう一つのシンポジウムを開催することにしました。

エグテダーリさんは、イランにおける同性愛者の迫害や人権問題に関する、また、緊迫する中東情勢に関する貴重な証言者
です。ぜひとも、彼の主張に耳を傾けて下さい。

 


エグテダーリ氏インデックスに戻る 「国家による憎悪犯罪」に戻る