松の湯

（上部に模様あり）

場所 JR目黒駅からバス 清水バス停 徒歩10秒

目黒は清水の松の湯へ。ここもなかなか不便な場所、目黒からバスで少々、もっとも清水行きのバスは沢山あるから、とりあえず目黒駅でどのバスでも飛び乗ればOKっすけどね。学芸大学からだと15分はあるなあ。清水バス停下車10秒。目黒通りに面してあるっす。通りから巨大煙突が見えるっす。

特になんてことはない、木造の普通の銭湯、下足板の鍵はおしどり。男湯、女湯のガラスがクラシックに重々しいっす。フロント的な低い番台、400円払って中に…うむ〜、すいてる。っつーかあっし以外客がいない。まだ10時くらいなんだが…

脱衣場の天井は高いっす。ロッカーの鍵はおしどり、HOKUTOWのアナログ体重計、新型マッサージ機が一台、真ん中に1畳サイズの長いす。男女の境にはTV。床板は綺麗に磨かれているっす。

浴室へ。天井は何とアーチ型、これが4色にカラフルに塗られているっす。高さは結構高い。たまに見る構造だが…桶はケロリン黄色、普及型の椅子。島カランは1列でシャワーはないっす。カランは…おや、あまり見かけない銀色円形のカラン、カランだけ新しくしたのかな。シャワーともども湯温、湯量OKっす。出入口近くに冷温ダブルの立ちシャワーブースが二つ。

で、この銭湯の最大の特徴…それはビジュアル、タイル絵っす。男女の境に三枚、いずれも鈴榮堂、九谷のサイン入り。奥から、寺社に鹿…奈良？あと、ウサギが泥船のタヌキをどついている…これって何の話だったけか。あとは冬の川に小船、つーもの。最奥部には鯉の滝のぼり、ここには章仙のサイン入り。いずれも保存状態は良く、あまり色があせてないっす。さらに奥の壁には中島師と思われる渓流のペンキ絵。

後は脱衣場と浴室の間のガラスに、例の水中目バリ裸婦。これはお立ちポーズだ…全く一枚一枚絵が違うっす。この絵はビーチク入りだが、何か
足が…ちょっと上半身の肉付きが良いっす。今時だと、もうちょっと足を長く細く、ウエストも細く書くんでないだろうか？昭和的画風？

それにしても、他に誰も客が入ってこない…こうなると体育館型の銭湯は寒々としてくるなあ。風呂だ風呂。浴槽は基本形の深浅2槽式、温度は43度っつー辺りかな。浅風呂にはミクロバイブラ、深風呂は7点の座ジェットが2機。番台の親父が見えるんだが、客が一人だけだとどうもきまりが悪いっす。ま、しかし気温的には銭湯に丁度の気温になってきたし、ゆっくり温まるか…

上がりはビタミンCドリンク、その他風見商会のビンラムネとか、ソフトドリンクのみ何種類か。帰りがけにやっと一人、すれ違いに客が来たが…ヤバいよなあ。何でみんな銭湯に来ないんだろか？っつーことで、タイル絵が見事な伝統型銭湯。だんだんこういう銭湯も少なくなってきたっすねえ。

（清水商店街）

Deep Acidの紹介ページ

やすの紹介ページ

（2003年10月）