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0.島を訪れる方へのお願い: あまりあらためて書きたくはない事柄なのですが、島民の方及び読者の方のご要望も多いため記しておきます。
・泊りでの滞在を考えている方は、必ず宿を確保してから島に渡ってください。
・ビーチ以外の場所(特に集落内)では、服を着てください。 ・竹富町観光協会サイト内の「島に入るときの心得」もご一読を
1.アクセス
a.石垣島まで 波照間島に行くには、まず石垣島までいくことが必要です。各地より飛行機で石垣空港へ入るのが一般的です。直行便がない場合、那覇空港で乗り換え、約55分で石垣空港に着きます。那覇=石垣間の航空便はJAL系列の日本トランスオーシャン航空(JTA)、及びANA系列のエアーニッポン(ANK)により多数運行されています。 かつては那覇新港(または那覇港)よりフェリーを利用し、航路で石垣へ入る方法もありましたが、現在は旅客航路を運行していた琉球海運(2006年9月旅客運送休止)、有村産業(2008年6月休止)ともに旅客運送を行っていません。
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b.石垣から波照間
石垣から波照間に渡るには、海路と空路の方法があります。 海路 A.高速船
現在波照間に渡る最も一般的な方法は、高速船定期航路の利用となります。波照間海運と安栄観光の2社が、石垣港離島ターミナル(新離島桟橋)より航路を運行しています。
※石垣港離島ターミナル(新離島桟橋)は2007年1月末に、以前の離島桟橋から200メートルほど西に離れた場所に開設されました。 波照間海運の「ぱいぱてぃろーま号」、安栄観光の「あんえい号」はいずれも波照間までの所要時間は約1時間、1日3便の運行となっています。チケットは離島ターミナル内事務所で販売しています。 ※1996年に就航した波照間海運の「ニューはてるま」は2010年8月22日に「ぱいぱてぃろーま号」が就航したのに伴い、引退しました。 かつてはいずれも座席予約は受け付けていませんでしたが、2008年秋頃より、「ニューはてるま」(現在は「ぱいぱてぃろーま号」)は定員の一部について、1ヶ月前から事前予約を受け付けています。なお、「あんえい号」は一般旅客定期航路の免許となっていない関係上、12名の乗船人数制限を行っています(ツアー団体客は12名に含まれず)。どうしてもあんえい号に乗りたい方は早めに乗船券を買ってください。 石垣波照間航路は、そのおよそ半分が外洋のコースとなるため、竹富島など他の離島への航路と較べ荒天時の運休頻度が高くなっています。台風の接近時などは数日にわたり運休する場合もありますので、気象情報に注意して下さい(波の高さが3mを越えている場合は運休の可能性があります。以前は5m程度までであれば運行していましたが、近年当局の締め付けが厳しくなっているようです)。
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安栄観光「あんえい号」
所要:60分(西表寄港時は75分程度) 運賃:片道3000円 往復:5700円 定員:12名 |
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波照間海運「ぱいぱてぃろーま号」(2010年就航)
所要:60分 運賃:片道3050円 往復:5800円 定員:130名 |
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波照間海運「ニューはてるま」(2010年引退)
所要:60分 運賃:片道3050円 往復:5800円 定員:80名 |
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B.フェリー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高速船の他、土日を除く週5回(※)、フェリーも運行されています。波照間までの所要時間は2時間で、乗り場は旧離島桟橋はずれの、波照間・与那国行きフェリー乗り場からの乗船となります。こちらはフェリーなので、乗用車3台、トラック2台を載せることができます(運賃(1名分込み)は車長3m未満で5850円、以後1mふえるごとに約3000円加算)。また、バイク(1530円)、原付(1260円)、自転車(640円)などについてものせることができます。
※以前は週3回の運行でしたが、2010年夏より運航日が増えました。繁忙期は土曜も運行することがあるようです。
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波照間海運「フェリーはてるま」
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空路 現在運休中
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波照間島には800m滑走路を1本もつ空港があり、石垣空港と結ぶ定期航路が1975年より運行されていました(当初は南西航空、のち琉球エアーコミューター。19人乗りプロペラ機から2001年10月以降9人乗りプロペラ機)。しかし、2007年11月に、操縦士の定年退職等を理由に定期航路は廃止されてしまいました。
その後、2007年12月末から、「エアードルフィン」社によるアイランドシャトル便(時刻不確定の乗り合い便)が機体を受け継ぎ、週4回1日2便体制で運行が再開されました。 しかしながら、2008年11月より運休となっています。運休期間は度々引き延ばされた末、現在では期間未定となっています。エアードルフィン社は赤字を理由に撤退を表明しており、現在竹富町が、赤字補填によって運行継続できないか交渉中とのことです。→エアードルフィン社は親会社の倒産により資産処分対象となったため、現在事業を停止しており、再開の見込みはたっていません。
運賃(片道)大人8500円、小人6500円
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2.島内の交通 A.港ー島中心部(約1.3km) ・波照間港では、各宿やレンタサイクル等の送迎車が船の発着にあわせて来ています。宿やレンタルを利用する場合は、これらを利用することとなります。また、「むるぶし観光」による有償運送(乗り合い小型バス)が、船の発着にあわせて1日3往復運行されています(1999年より開始、片道250円)。 B.空港ー島中心部(約3km) ・交通手段がありませんので、宿やレンタサイクル等を予約する際に、送迎を依頼することとなります。 C.島内 バス路線やタクシーはありませんので、島内の移動手段はレンタサイクルやレンタバイクを利用することとなります。レンタカーも台数は少なく高価ですがあります。また、日帰りの場合、民宿の有償運送ワゴンによる島内観光や、石垣からの日帰りツアー(安栄観光など)もあります。 多くの宿では、宿泊客に自転車(宿によっては電動自転車やスクーターも)をレンタルしています。2000年代半ばからはレンタサイクルやレンタルバイク、レンタカーも開業しており、宿で借りられない場合や日帰りの場合はこちらを利用することとなります。 レンタサイクル/レンタバイク/レンタカー
・「SUN輪舎」 自転車、バイク(50cc、90cc)→2010年9月末で閉店されました。
3.宿泊 波照間島には現在、食事つき民宿が7軒、素泊まり民宿が6軒、ペンションが1軒、ホテルが1軒あります。いずれも基本的には直接宿に電話して予約することとなります。それぞれ宿の雰囲気や設備、客層が異なりますので、旅の目的やスタイルに応じて選ぶとよいかと思います。なお、民宿は宿によっては多客時は相部屋となりますので、宿泊時には確認を。また、民宿は大部分がバストイレ共同、コインクーラーです。
波照間を含め竹富町内は、指定場所以外のキャンプは禁止です。かつてはキャンパーの数も少なかったため、ニシ浜の、あずまやから見えない所であれば黙認という状況でしたが、90年代末にキャンパーが急増し、マナーの悪い者が目立つ状況(本来海水浴のために作られたシャワー・トイレをキャンパーが利用し汚す、ゴミを放置する、ニシ浜沿いの丘の上の聖地に侵入してテントが張られ神事に支障をきたすなど)となって問題となっていました。また、集中豪雨でテントが沖まで流されるといった事故も発生しています。その結果、2000年夏の沖縄サミットに伴う沖縄全体の警備強化を機に、キャンプは黙認なしで一切禁止となっています。そして、2000年秋の残念な事件以来、島内ではキャンプ用具を持っているだけでも咎められる状況となっています。島民の方々の感情も考え、くれぐれもキャンプや野宿は避け、宿を確保してから島に渡って下さい。 4.飲食店 1990年代までは公民館前、星空荘併設の「たかな食堂」(昼のみ)だけでしたが、最近では次々と飲食店ができています。ただし、キビ刈りの繁忙期や島の行事があるときなどには急に休業となる店もありますので、ご注意下さい。
5.商店 島内にある商店は、各集落に1店ずつある共同売店と、2店の個人商店、数店のみやげもの屋のみです。スーパー、薬局などは一切ありません。
・このほか、かつては「ぺーぶすストア」(名石)、「ミニストアなばれ」(冨嘉)がありましたが、現在は営業してないようです。
6.レジャー等 ダイビング
・ダイビングサービスいしの
釣り船
・遊覧船「第8かな丸」
スノーケルツアー、カヌー
・ゆったいカヌー屋
スノーケル用具レンタル
・SUN輪舎
7.その他 ・島唯一の観光施設とも言える「星空観測タワー」(1994年開設)では、夜間に天体望遠鏡による星空観測ができるが、台風被害により、現在は昼間のみオープン。各民宿の有料送迎を利用する。月曜・祭日・年末年始は休みなので注意。なお、南十字星が見られるのは12月(明け方)から翌6月頃(日没直後)まで。 なお、かつての「星空観測タワー」の名物管理人新城さんは2002年秋に辞職されています。
・島中央部にある波照間公民館に併設の「竹富等役場出張所」では、「日本最南端の証」を販売しています(1枚500円)。なお、現在では仲底商店、SUN輪舎、星空観測タワー、むるぶし観光でも取り扱っているとのこと。
・現金引き下しは波照間郵便局のキャッシュコーナーのみ(日曜休)。急病などの際は島中央、集落センターのそばにある診療所へ。不慮の事態等の際は、波照間駐在所へ。
・波照間郵便局
・カード式公衆電話は港ターミナル、郵便局、星空荘前、空港にしかありません。携帯電話はNTTドコモ、au、softbankの3社が島内にアンテナを設置しており、利用できます。
・島の唄者、後冨底周二さんが、現在「星空ライブ」と題したコンサートを随時行っています。
冬は20時〜 夏は20時半〜で、2時間2000円、泡盛付きです。詳細は島内のポスター等を。
・天候についてのお問い合わせが非常に多いので、八重山地方の年間の天候についてまとめておきます。
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宿泊施設などの具体的な連絡先などについては、あえて記しませんので、各施設のホームページやガイドブック、観光情報サイトなどで調べてみてください。 詳細なガイドブックとしては、全国で手に入るものとして ・「沖縄・離島情報」(年2回発行、林檎プロモーション)
そして沖縄県内または「わしたショップ」(東京・名古屋・大阪・福岡)で入手できる ・「やえやまGUIDE BOOK」(南山舎)をおすすめします。 「沖縄・離島情報」は、離島を旅している人ならたいてい持っている本で、船やバスの詳細な時刻表、宿泊施設の価格表付き一覧などデータが充実しています。 「やえやまGUIDEBOOK」は地元の出版社による八重山の各島の観光ガイド。八重山についてはこの本がいちばん詳しくのっています。現地に着いてからでも購入するとよいと思います。(全国の一部大型書店でも購入可能) 普通に市販されているガイドブックでは、「マップル情報版 宮古・石垣・西表島」(昭文社)が比較的詳しい情報を載せています。
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