おまけの韓国エピソード
タクシーに乗ったら運ちゃんが「腹がすいてないか?」と聞いてきた。「大丈夫です」と言ったのに、まだ温かい揚げパンを渡してきて「食べろ」と言う。「美味しいです〜」と言うとすごく嬉しそうだった。食べ終わる前に目的地に着いてしまいこっぱずかしかった。(タクシー初乗りは約130円)
店で気さくに話し掛けてくる店員さんから「日本語を勉強してます」と言われ、ついおしゃべりをしてしまったが、あまりにも平然としゃべってるので、客の私の方が「そんな勤務態度でいいんか〜」と気になってしまった。
留学中の友人に付き合ってもらい、眼鏡を作った。通訳をしてくれてた友人が韓国語を勉強してるとわかるなり、店員さんたちがわらわらと集まり質問攻め。友人はこのような状況に慣れてるらしく平気だったが、私は結構面白かった。私達をカップルだと思い込んでいるらしく、年を尋ねてきて「女が年上のカップルなんだ〜」という目をされたが、あまりにもあっけらかんとしてるので怒る気にはなれなかった。
映画祭で赤ちゃんをおんぶして1人で映画を見に来ているお母さんを何人か見かけた。たくましい。しかもリアルなHシーンばかりが続くラブ・ストーリーや凄惨な殺人シーンが多い恐怖映画の上映会場でだ。う〜ん、将来私も見習わねば・・・。
釜山の旅館のおばちゃんはすっごくいい人で、最後の日に一緒に写真を撮った後、涙ぐみながらいつまでも見送ってくれた。また来るからね〜
釜山映画祭スタッフの友人とは数回しか会えなかった。前回、東京で会った時よりやつれていて、かなり疲労しているようだったが、話題がJポップの話になるとやたら元気になり、嬉しそうにラルクの話をするので、ホッとするやらあぜんとするやら・・・。毎日ヴィム・ベンダースのアテンドしてた人とは思えないんですけど。
韓国に来るまで、会ったことも話したこともなかったメル友NORIさんと意気投合。私の大ボケにたったひとりで相手をしてくれた大変奇特なお方である。喫茶店のキャンドルで遊ばずにはいられない化学オタクの気があるあんちゃんだが、ソウルに来る時はぜひ連絡してみてください。NORIさん、ほんとにありがとう。またソフトクリーム食べようね!
釜山駅でソウル行きの切符を買う時、言葉に不安な友人と私は一応窓口で"Do you speak English?"と聞いてみた。窓口のお姉ちゃんの答えは"NO!"。だが、その後お姉ちゃんは「イエース、スリーサーティ!」「オーケイ」などとまじめな顔で話し始め、 一体何が"NO!"だったのかずっと謎なのであった。

今、思い出せるのはこれぐらいでしょうか。映画館エピソードは「映画館イロイロ話」に載せたいと思いますのでお楽しみに!(2001年11月)


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