江戸時代の伝承で「うつろ舟」というのがあって、その話をイメージして描きました。
海岸に流れ着いた円盤形の舟には妙な姿をした女が乗っていて、喋る言葉もさっぱりわからないその女への
対応に困った土地の人たちは、乗っていた舟に女を詰めてまた海に流してしまった、という話です。
お話自体はなんとも気の毒な結末ですが、小さなカプセルで暗い海を漂う女というイメージはなんとなくロマンチックな想像をかき立てるものではあります。

(September 28, 2009)