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でも、普段あたりまえの様に使っている Microsoft Excel が割とおおっぴらに情報漏洩しているのに誰も気が付かない。しかも、あなたの会社の100を超える取引先の情報が漏洩しているなんて想像出来ますか? あなたが普段何気なくメールで発信している Excel ファイルが、情報漏洩の根源だなんて…… でも、これって有り得ない話ではありません。
Excel 2007等でスタイルを見てください。([ホーム]→[スタイル]グループ) 最悪な事に多くがファイル名由来の文字列なので、どこの企業でどんな事をしたかが分かってしまいます。
どうしてこんな事になったかと言えば、どうやらセルやシートのコピーを行った際に「スタイル」も一緒に付いてきた様なのですが、誰も頼んでもいないのに迷惑な話です。
まあ付いてきてしまった物はしようがないので削除しようと思うも、その数の前に挫折。1ファイルに最悪250個ほど、それが日に何十ファイルになった日には…(ワラ
→ EXCELファイル(_xls)のスタイル(標準を除く)を削除
Excel 2007/2010/2013動作確認済。IE11等で使用時はファイルの拡張子を.htaにして保存してください。
注意:
名前の定義を参照するとまたまた非道い事になっている。こちらは参照範囲のところに共有ディスクのフォルダー名やらファイル名が出るわ出るわ…。
しかも名前の定義の真の恐ろしさは画面だけ見ていては全く気が付かないが、メモ帳で開くと現れる隠れメタデータがてんこ盛りであるところ。実際のファイルを見てみると、現在のファイルには存在しないシート名が……どうやら今までに削除したシートに存在した名前の定義がそのまま残っている様だ。
もちろん画面に表示されないのだから通常の方法では消す事すら出来ないが、ファイルの中には確かなデータとして存在しているので、直接ファイルを見たり、UTF-8/UTF-16等(Unicode)に対応している文書検索システムでは読み取られてしまう可能性があるのだ。
さすがにWindowsエクスプローラーの検索に引っ掛かる程ではなかったが、秀丸やメモ帳でも普通に読み取れてしまうと言うのは……と言う事で、こちらも削除してみるテスト。
ちなみに、この隠れメタデータはプログラムを組んで初めて気が付いた物である。しかも「名前の定義」に表示されていた物以上に表示されない(隠れている)情報があった事には絶句の一言。今まで手動で「名前の定義」から消していた努力は無駄だったのかしら(ワラ
→ EXCELファイル(_xls)の名前の定義(Print_Titles-Print_Ariaを除く)を削除
Excel 2007/2010/2013動作確認済。IE11等で使用時はファイルの拡張子を.htaにして保存してください。
注意: