ファイルを開く時にエラー表示で編集・保存ができない

症状

• 次のエラーが表示されてファイルが開けない。または保存できない。
  

  	秀丸	一太郎	Microsoft Word2000	Microsoft Excel2000
  アクセ ス権限 無し	xxxx.txtは他のプログラムが使用中などの理由により開けません。[OK]	読込が禁止されています。[確認][ヘルプ]	文書を開くことができません。アクセス権がありません。(x:\xxxx.txt)[OK]	'xxxx.txt'にアクセスできません。読み取り専用または暗号化されています。[OK]
  変更権 限無し	xxxx.txt - このファイルは他のプロセスによって現在上書きが禁止されています。[OK]	他で編集されています。読込を続けますか？[継続][中止][ヘルプ]	タイトルバーに「(読み取り専用)」	タイトルバーに「[読み取り専用]」
  読み取 り専用	タイトルバーに「(上書き禁止)」	参照専用ファイルです。読込を続けますか？[継続][中止][ヘルプ]	タイトルバーに「(読み取り専用)」	タイトルバーに「[読み取り専用]」

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  一見しただけでは同じように見えるファイルも…
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読み取り専用属性（ReadOnly、書き込み禁止属性）を解除する

1. [マイコンピュータ]から目的のファイルを見つけ、右クリックする。
2. [読み取り専用]のチェックを解除する。
   （[隠しファイル]にチェックが付いていた場合もチェックを解除する。）

• 読み取り専用属性（Read Only）は、削除や変更を認めたくないファイルに設定される属性です。
  通常は次の場合に設定されます。
  • ユーザーが読み取り専用属性を設定した場合。
  • CD-ROM、DVD-ROMなどからコピーしたファイル。
    （CD-ROMは内容を変更できないので、自動的に読み取り専用属性が適用されます。）
• 隠しファイル属性（Hidden）は、利用者からファイルの存在を隠蔽したい時に設定される属性です。
  通常は次の場合に設定されます。
  • システムファイルや、特別に保護する必要があるファイル。
  • ユーザーが隠しファイル属性を設定した場合。

アクセス権を変更する

1. 全てのアクセス権を設定可能な管理者ID（administratorなど）でログインする。
2. [マイコンピュータ]から目的のファイルやフォルダーを見つけ、右クリックする。
3. [セキュリティ]タブを開く（WinNT4.0ではさらに[アクセス権]をクリックする）
4. “自分のID”、“所属”、“Everyone”がある場合は、それをクリックして、「アクセス許可」欄の設定を確認しよう。
   
5. もしも、“自分のID”、“所属”、“Everyone”が無ければ、[継承可能なアクセス許可を親からのこのオブジェクトに継承できるようにする]にチェックを一度外して、入れ直してみる。
   の画面が出た場合は[コピー]を選ぶ。
6. これで名前欄の表示が増えて、自分のアクセス権が表示されたかを確認してみる。 ――駄目であれば、元々アクセス権がないので[継承可能なアクセス許可を親からのこのオブジェクトに継承できるようにする]のチェックを外す。
   の画面が出た場合は[削除]を選ぶ。
7. 「xxのプロパティ」画面の[追加]をクリックする。
8. 「場所」で“自端末のホスト名”を選び、名前欄から「Everyone」をクリックする。[追加]ボタンを押すと下枠にEveryoneが現れるので[OK]を押す。
   
9. Everyoneが増えたので、下枠から[フルコントロール-許可]にチェックを入れ、[OK]を押す。
   

ポイント

• もしも、アクセス権が正常に設定されているように見えるにも関わらずアクセスできない場合は、一度全てのアクセス権を削除してから、再度アクセス権を設定し直すと良いことがあります。
• [継承可能なアクセス許可を親からこのオブジェクトに継承できるようにする]へチェックを入れたまま[追加]を押した時は次のエラーが表示されます。