「システムの仮想メモリが不足しています」とエラー。
エラー例
- システムの仮想メモリが不足しています。システムのメモリを増やすかアプリケーションを終了して下さい。
- システムプロセス - 仮想メモリ不足.
システムで仮想メモリが不足しています。一部のアプリケーションを終了して下さい。その後コントロールパネルの[システム]を起動し、[仮想メモリ]をクリックして追加ページングファイルを作成するか、または現在のページングファイルのサイズを拡大できます。
障害原因
- このエラーでは[OK]をクリックすると、何事もなかったようにシステムが動き続けますが、さらに事態が深刻になるとシステムが不安定になることもあります。理由としては次の事が考えられます。
- 過度のページングが発生している。
- 設定されたページファイルのサイズが小さく、アプリケーションが利用する際に不足する場合。
- システム上でメモリーリークが発生している場合。
改善方法
- このエラーが出る場合は、アプリケーションソフトが異常な状態であることが考えられるのでWindowsを再起動させます。
- 特定のアプリケーションソフトを動かすと発生する場合は、そのソフト自身かソフトが利用するWindows等の機能に問題がある可能性や、負荷が多少高いと発生する可能性があります。
- 高い負荷を掛けていない状態でも頻発する場合は、本当にWindowsの仮想メモリーが不足しているのかもしれません。
仮想メモリーを増やす
本当に不足している場合は次の方法で設定値を変えます。
WindowsNT4.0 / 2000の場合
- [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]を選び、[システム]をダブルクリックします。
- 【WinNT4では】 [パフォーマンスオプション]タブを選び、[変更]をクリックします。
【Win2000では】 [詳細]タブを選び、[パフォーマンスオプション]をクリックします。
- 【Win2000では】 『パフォーマンスオプション』画面で[変更]をクリックします。
- 『仮想メモリ』画面でページングファイルのサイズ欄に値が表示されているドライブを選びます。
- 最大サイズ欄の値を適当に増やし、[設定]をクリックします。ただし過大な値を設定するとシステムの効率を落としますので注意してください。
- 現在のレジストリーサイズと最大レジストリーサイズを比べて、ほとんど余裕が無いようであれば、現在の2倍程度の値を設定します。(通常、WindowsNT4.0では現在が9MB程度、最大が13MB程度に設定されています。)
- 最後に[OK]をクリックして設定を保存します。
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