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愛と勇気と希望の名の下に1億2500万総玉砕(イヤスギ)
国民機は 日本電気のPC-9800シリーズとの高い互換性を持ちつつ非常に安い価格で販売されていることが特徴です。市場原理による価格低下傾向の少なかった国内のパソコン市場において昔から格安な値段を付けていたエプソンは企業努力によってユーザーに利益を与えるという意味では、賞賛すべき物があります。
また国民機は98互換でありながら、新JIS漢字(JIS X0208-83)を採用し日本標準的な漢字処理を実現しているのに対し、NECは未だにこの規格に準拠しようとしません。これによりFM-RやDOS/Vを使用する電大生にとっても罫線が正しく表示されないなどの影響を受ける事があるでしょう。
さらに最近の流行である Microsoft Windowsを使うには高速な画像処理能力を有するパソコンが必要になります。この問題に関して日本電気は(通称)A-MATEシリーズに汎用のローカルバスを搭載し、国民機は内部ローカルバスを最近発売された全機種に搭載しました。これらのバスにグラフィックアクセラレーターを搭載すればかなりの高機能化が図れるというわけです。
しかし、日本電気のローカルバスの方が一見、拡張もしやすそうで良いように見えるのですが、これに対応するアクセラレーターは種類も少なく高価な製品ばかりで、さらには最新鋭の Pentium Processer搭載機にローカルバスを実装することが難しいので将来性については不安です。
その点、国民機では増設時は上ブタを開けるなど面倒ですがアクセラレーター専用のローカルバスなので、低価格で高機能なアクセラを使用することができ、最新鋭の Pentium Processer機でも同じ様に利用することができるのです。
しかも実勢価格6万5千円の EPSON PC-486FE にもローカルバスが搭載されているため、最下位機種にも関わらず本格的な画像処理機構にアップグレードする選択肢がユーザーに与えられています。
あと、最近ではソフトウエアの肥大化によりハードディスクを増設する機会も増えていますが、国民機ならば Enhanced-IDE 規格の高性能かつ低価格なハードディスクを増設する際も、NEC機に見られるような最大記憶容量の制限などを心配しなくともよいという安心感を享受できるなどの便利な特徴を備えています。
以上の様に元々は98互換機であった国民機は技術革新の末に、本家 PC-9800シリーズと対等、あるいはそれ以上の性能や利便さを有するようになったのです。
この様な素晴らしい性能を誇る国民機を買わずして何があるのでしょうか? 少なくとも PC-9800・EPSON PC用と書かれたソフトウエアを活かすためパソコンとして購入するならば、国民機はあなたの強い見方となるでしょう。