2001年末頃から活動再開.
スピリッツ増刊「IKKI」(連載途中で月刊化)に掲載された「鉄子の旅」が,作者やスタッフも予想外だった(?)ヒットに.
本作は,協力(旅の案内人)の横見氏の日本全線全駅乗下車達成 (2005年2月20日) の効果もあってか,世に「鉄ヲタ」ブームを巻き起こす原動力の1つとなり,「鉄子」という言葉も社会的認知を得るに至った.
「鉄子の旅」は,2004年11月30日に待望の単行本(第1集・第2集)が発売され,2007年2月28日に第6集・全48旅で「一応の」完結をみた.
しかし,その後も関連の企画連載が続いたり,スペシャル読み切りが何作か発表されたりした(→「鉄子の旅・プラス」に収録).
菊池直恵の「鉄子の旅」はこれにて完全に終了したが,2009年には「IKKI」誌上で「新・鉄子の旅」が新進漫画家「ほあしかのこ」によって開始され,好評連載中である.
「鉄子」が一段落したので,初期作品の単行本化が長らく待ち望まれていたが,ついに2010年2月に初期作品集第1弾「行徳駅下車」が発売された[以下に詳細].
こうなると,初期作品集第2弾の発刊も期待したい.タイトルはやはり「手のひらの上」であろうか.
蛇足ながら,「菊池直恵」の“きくち”の漢字表記は「池」の方であり,「菊地」ではないのでご注意を!
#某雑誌には菊池「直江」と書かれていたし...(-_-).
本書は小学館の新たなレーベル「IKKI COMIX rare (イッキコミックス レア」から発刊された. このレーベルは,“新鮮な才能を”“企画にご賛同頂いた書店さんだけで販売”するという特殊な販売戦略を取る. 2010/3/21現在の参加書店は318店舗.都内はともかく,それ以外の地域では県内に数件しか置いていないところが多いことになる. その分,参加書店では“手厚く、熱く盛り上げ”て下さるそうであるが,この戦略は果たして吉と出るかどうか……
なお,この初期作品集のタイトルは,このページで予想した通り↓のものである.ただし横見さんのコメントは無かった.
“鉄道(駅)つながりで,単行本(初期作品集第1弾)のタイトルは「行徳駅下車」,横見さんにゲストコメントをいただく,というのはいかがであろうか?”
【収録作品】(各作品の詳細については以下を参照)
【IKKI COMIX rare について】
→ http://www.ikki-para.com/ikkicomix_rare.html(IKKI公式サイト)
(※) 「鉄子の旅」第45旅では久しぶりに“にぱっ”が見られて嬉しい(「少女」かどうかは置いておく :-) ).
彼女にフラれたばかりの太一(24歳独身〜ちなみに掲載時に菊池直恵さんも24歳でした)
が駅で見つけた小犬(みたいな少女),ポチ.
太一は酔った勢いで拾って帰ってしまう(別に俺はロリコンじゃないぞ!! :-)).
"ポチ"は山梨から東京に一人で出てきたもののお金が無くなって困っていた.
そして,九十九里に行きたいからお金を貸して下さい,と言うが...
少年(しょうねん)
初出:ビッグコミックスピリッツMANPUKU! 1998年1月増刊号 [一話完結]
高校入学早々に女子テニス部顧問で10歳年上の月子ちゃんに一目惚れした藤本くん,
月子ちゃん目当てに男子テニス部に入部してしまう.
好きな彼女にかっこいいところを見てもらいたくて頑張る少年は,
月子ちゃんにとってもちょっと気になる存在になるが...
行徳駅下車(ぎょうとくえきげしゃ)
初出:ビッグコミックスピリッツ1998年7月20日号〜8月3日号(No.31〜33) [三話完結] /「行徳駅下車」収録
良(りょう)くんは一浪の末に東京の大学に合格するが,
上京した途端に彼女にフラれてしまう.
アパートを探す間,千葉県の行徳にあるおじさんのところに置いてもらうが,
色っぽい奥さんや,養女で高校2年の琴乃ちゃん(めちゃくちゃかわいいが男に免疫がない)
に振り回される.
しかし,このおじさんの家族,何かワケアリっぽい感じで...
結婚を間近に控えた仁(ひとし)は,平らな道で転んで(^^;足を骨折し,入院することになった.
病室へ行く途中でよそ見していてぶつかってしまった(^^;(^^;女性,
それは中学のときの同級生・岡崎(旧姓)だった.
中学時代の岡崎は,無愛想な上にあんまり学校に来ないのでクラスメートは敬遠しがち
だったが,なぜか仁は普通に話ができた.その岡崎が学校を辞めると言い出して...
全28頁のうち回想シーンが14頁にも及ぶのが目を引く.
手のひらの上
初出:ビッグコミックスピリッツ1998年11月2日号〜11月30日号(No.46〜50) [五話完結]
山崎くん(25歳独身)は会社のたくましい女性たちにおもちゃにされる毎日.:-)
そんなとき,大学時代の憧れの先輩・夏子さん(美人で優しくて品があった)を
偶然見かけた.
夏子さんは大学卒業後すぐに結婚したと聞いていたが,
山崎くんは未だに彼女を忘れ切れていなかった.
その後,2人は5年ぶりの再会を果たすが,意外な展開が山崎くんを待っていた...
“年下の オトコ心は いとやすし 昔の仕草に 効果テキメン! ---夏子---”(連載時のあおり文句より)
===== 約3年間のブランク? =====
〜この間に私が確認できたのは,高橋しん初期短編集完全版「好きになるひと」(小学館,2000年2月発行)の巻末にスタッフとして名前が出ていたことくらい.
冬の一番寒い日
初出:別冊ヤングサンデー 2002年1月20日号(No.13) [一話完結] /「行徳駅下車」収録
飲み屋で知り合い意気投合した男女3組が夜を過ごし,朝起きてみると部屋に見知らぬ女性の死体が!!
謎の死体の正体は?犯人は?
“したい奴ら3組の横には,謎の死体… とても寒〜い凍てつく一日が今……”(連載時のあおり文句より)
約3年間のブランクを経て,「鉄子の旅」第1話とほぼ同時期に掲載された作品.
これまでの"ほのぼの"とした作品群とは一変して,いきなりベッドシーン:-)と殺人事件が出てきてぎょっとさせられる.
菊池さんはきっとミステリ好きだと私は勝手に思っているのだが,本作品でその思いを強くした.
ただし,本作品は本格推理ではない.:-) どちらかといえばブラックユーモアか.
キモチノカセキ
初出:別冊ヤングサンデー 2002年6月2日号(No.15) [一話完結]
中学3年の時に告白してあっさり断られた経験のショックが未だに尾をひいている大学生の奥野くんは,学友で仲良しのアヤちゃんにコクれずにいた.そんなとき,その問題の告白の相手だった黒田さんと,意外な再会を果たしてしまった! カセキになっていた思い出はどうなるのか?
1998年発表の「杏日和(あんずびより)」と,作品の傾向が似ている.
血液型4コママンガ
初出:DIME 2004年9月16日号(No.18)
雑誌「DIME」の記事「血液型で心も体も健康になる」のイラストおよびまんが.
各血液型ごとの登場人物を描いた次の4つの4コママンガが載っている:
「A型 私だけ?」「O型 まっしぐら」「B型 コミュニケーション」「AB型 結論!」
それぞれ「私」「私の姉」「私のダンナ」「友人のHさん」が登場するが,これは実話に基づいているのであろうか?
ちなみに,イラスト・まんがともにカラーである.
なお,作者名が菊池直恵ではなく何故か菊池「直江」と表記されているのは内緒.:-)
鉄子の旅
初出:ビッグコミックスピリッツ増刊号「IKKI」2002年1月1日号(No.7)〜月刊「IKKI」2006年12月1日号(No.45) [一応完結];
および月刊「IKKI」2007年4月1日号(No.49),7月1日号〜8月1日号(No.52〜53),特典冊子[スペシャル]
鉄道マンガである.鉄道マンガと言えば,「名物!たびてつ友の会」(山口よしのぶ)や「きまぐれ乗車券」(小山田いく)などが思い浮かぶ.しかし,これらが“テツ”(鉄道マニア)を主役にしたドラマ形式であるのに対し,本作「鉄子の旅」は,菊池さん本人を主人公とし,“テツ”(トラベルライターの横見浩彦氏)や担当(当初イシカワ氏,第6旅よりカミムラ氏)らと一緒に鉄道旅行して,その体験談を綴るという趣向である.その意味で,たとえば「しなしなぶらり旅」(みずしな孝之「幕張サボテンキャンパス」のおまけマンガ)にノリが近い.
“テツ”に振り回されるキクチさんの姿が可笑しい.また,“テツ”の行動は一般の人から見るとこんなに怪しく見えるのだ,ということが随所で強調されている.:-)
横見さんの「動き」のおもしろさも本マンガの魅力の1つであるが,随所に見られるキクチさんの突っ込みがまた見事なスパイスになっている.
また,様々なゲストが参加し(特に後半部),その反応ぶりが物語(?)に幅を持たせている.
“鉄道旅行の極北的快楽を確信犯的に描く新鉄道マンガ”(連載時のあおり文句より)
2004年11月30日には悲願の単行本化(第1・2集同時発売)が実現.
単行本には各種資料集もついていて充実!
→ 「イッキコミックス 鉄子の旅/1」の解説ページ(小学館オンライン)
全48旅(単行本第6集)で一応の完結をみるが, その後も“臨時運行”(スペシャル)が何作かあり,さらには関連企画である「実録! 鉄ヲタ ブランド化計画」等の連載が長く続いた.
単行本 | 第n旅 | 単行本でのタイトル(※1) | 仮タイトル(※1) |
---|---|---|---|
第1集 | 第1旅 | 久留里線全駅乗下車 〜未知との遭遇・横見浩彦登場〜 | 久留里線全駅乗下車 |
第2旅 | 130円・一都六県大回り 〜時刻表携え気合いの旅〜 | 130円で一都六県大回りの旅 | |
第3旅 | 東京-鹿児島2泊3日鈍行の旅 〜飛行機なら1時間半です〜 | 鈍行列車で東京から鹿児島へ | |
第4旅 | 長野電鉄「木島線」最終日 〜テツだらけのイベント初参加〜 | 木島線廃線日の最終列車に乗る | |
第5旅 | 土合・湯檜曽…鉄子流デートコース 〜レールクイーンきなこちゃん登場〜 | 一日で一気に行くおもしろ駅 〜レールクイーン候補(※2)「きなこちゃん」初登場! | |
第6旅 | 大垣夜行で行く有田&紀州鉄道 〜新担当カミムラ登場〜(※3) | 大垣夜行と和歌山県のローカル線[有田鉄道・紀州鉄道]で夏を味わう 〜新担当カミムラ氏初登場! | |
第7旅 | 岩手県の自然を味わう旅 〜東の横綱・岩泉線〜 | 三連休パスで岩手県の自然を味わう 〜テツの「聖地」岩泉線ほか | |
第8旅 | 銚子電鉄全駅乗下車 〜with 眞鍋かをり〜 | 銚子電鉄全駅乗下車 〜「IKKI月刊化記念スペシャル」でアイドル眞鍋かをり登場! | |
第2集 | 第9旅 | 冬の北東北・デラックス旅 〜レールクイーンみえちん登場〜 | 冬の北東北を行く 超デラックス旅「レールクイーンスペシャル」 〜レールクイーン・高木みえさん登場! |
第10旅 | 小野田線を目指して 〜横見さん,いないです〜 | 小野田線を目指して 〜あれ?あの人がいない!? | |
第11旅 | 名古屋鉄道・路面電車 〜「無計画という計画」の旅…?〜 | 名鉄・路面電車の魅力とスリルを体感 〜『鉄子』初の「無計画旅」!? | |
第12旅 | 木次線・三江線・可部線 〜ローカル線を救え!〜 | 中国地方のローカル線の魅力を紹介する旅 | |
第13旅 | わたらせ渓谷鐵道と廃線跡歩き 〜『鉄子』初の愛憎劇?〜 | わたらせ渓谷鐵道で「観光」する 〜第5旅以来の「きなこちゃん」登場,『鉄子』初の男女愛憎劇!? | |
第14旅 | 海底駅そして北海道初上陸 〜いかめしから横見浩彦を学ぶ〜 | 青函トンネルくぐって「北海道初上陸の旅」〜横見氏が自分史を語る | |
第15旅 | 飯田線・秘境駅巡り 〜ここは○○○にピッタリ!〜 | “秘境駅巡り” 18キップで行く飯田線の旅 | |
第16旅 | 四国初上陸・全地域制覇 〜坪尻より哀をこめて〜 | 「四国初上陸」の旅 〜秘境駅でキクチさん感動!? | |
第3集 | 第17旅 | 鶴見線オススメ駅巡り〜カミムラは悩んでいた〜 | “都会の身近”にある魅力的な路線・鶴見線の旅 〜横見さんとキクチさんの関係に悩むカミムラ氏 :-) |
第18旅 | 京都・雨のケーブル延暦寺〜乗るか、歩くか…Kの悲劇〜 | 「そうだ,京都行こう」〜豪雨の比叡山で繰り広げられる“サスペンス”の行方は!? | |
第19旅 | 長野電鉄の魅力を味わう〜四部構成・テーマ曲付S2〜(※4) | 長野電鉄の魅力を味わう旅 〜今回はなんと四部構成!それぞれの部のテーマおよびテーマ曲付き! | |
第20旅 | 冬こそ只見線!〜鉄子一行危機一髪!〜 | 冬こそ只見線 〜大雪警報の出てる日に日本有数の豪雪地帯を走るローカル線を味わう | |
第21旅 | 親子で楽しむ伊豆の旅〜フジテレビ笠井アナ、子連れで登場〜 | 親子で鉄道を楽しむ伊豆の旅 〜フジテレビ笠井アナウンサー 親子で登場!!! | |
第22旅 | 南東北・横見スペシャル〜キクチも納得、究極の驚き〜 | 南東北の旅・横見スペシャル 〜今回の旅は驚きの連続! | |
第23旅 | これが北海道だ!前編〜「北斗星」で編集長は語る〜 | 「これが北海道だ!!」前編 〜寝台特急「北斗星」の中で明かされる「鉄子」誕生秘話! | |
第24旅 | これが北海道だ!後編〜「板切れ」で横見は吠える〜 | 「これが北海道だ!!」後編 〜ちほく高原鉄道「板切れ駅」巡りの旅 | |
第4集 | 第25旅 | 因美線オススメ駅巡り〜秘境駅探訪家・牛山さん登場〜 | 「秘境駅へ行こう!」の牛山氏と巡る因美線の旅 |
第26旅 | 初体験・リニアモーターカー〜カミムラ計画旅だと?〜 | 山梨リニア実験線で時速500kmを体験!〜初めてカミムラ氏が旅を計画 | |
第27旅 | 大一番!台風vs.横見!〜軍配が上がるのはどっち!?〜 | ちょっとおしゃれな九州旅行・前編 〜「横見マジック」vs.「台風21号」! | |
第28旅 | 見どころ満載、肥薩線〜「いさぶろう」…妄想という名の列車〜 | ちょっとおしゃれな九州旅行・後編 〜肥薩線で“横見さんの計画どおりの旅”が実現? | |
第29旅 | 三重&岐阜、狭くて近い鉄道の旅〜横見さん,へーんしん〜 | 今回は“あるジェスチャー”にまつわる旅〜三岐鉄道北勢線のナローゲージほか | |
第30旅 | まだ間に合う!くりはら田園鉄道〜ローカル線の切実な現状〜 | 「今ならまだ間に合う!」〜くりはら田園鉄道の魅力を伝えて廃線の危機から救え! | |
第31旅 | 鉄子ツアー in 小湊鉄道〜読者5名道連れです〜(※5) | 初の「鉄子ツアー」で首都圏のローカル線・小湊鉄道のオススメ駅を回る 〜テンション高いキクチさんとフツーの横見さん? | |
第32旅 | 横見浩彦・日本全駅下車達成!!〜平成17年2月20日裏話〜 | ついに、横見浩彦氏 夢達成!!! 〜上信電鉄上州福島駅にて日本全線全駅乗下車達成の瞬間を密着取材! | |
第5集 | 第33旅 | 18キップ・一都十一県大回り 〜初心に帰る旅…? | 「初心に帰る」 〜18キップをフル活用して大回りの旅!! |
第34旅 | 「能登」に揺られて目指すは北陸 〜豊岡真澄ちゃん,南田マネージャー参戦!〜 | 夜行列車「能登」で北陸へ 〜アイドル豊岡真澄(とテツのマネージャー)登場! | |
第35旅 | 氷見線・万葉線・富山地方鉄道 〜タダと海がいっぱいS2〜 (※4) | ヒミの瞳に乾杯!! 〜鉄道好き(?)アイドルと巡る氷見線・万葉線・富山城そして「ブルー・トレイン」 | |
第36旅 | 「彗星」に乗って高千穂鉄道へ 〜横見さんをゲームにすると?〜 (※3) | 横見さん主人公の恋愛シミュレーションゲーム開発!? 〜TAITOスタッフと回る高千穂鉄道秘境駅 | |
第37旅 | 鹿島鉄道・茨城交通湊線オススメ車両? 〜鉄道フォトライター矢野直美さん登場〜 | 「ラピタ」で意気投合の矢野直美さん登場 〜茨城のローカル線のオススメ車両をめぐる旅 | |
第38旅 | レッドアローでの攻防 〜ユウくん,はるボン再び!with強力助っ人〜 | レッドアロー号は子どもでいっぱい 〜笠井アナの息子たちとテツ仲間vs.横見さん!? | |
第39旅 | 絵日記で綴る秩父鉄道の旅 〜「鉄子」なのに観光!?〜 | 秩父鉄道で子供たちも大満足 〜鉄子初のアレに乗る | |
第40旅 | 切符のいらないテツ道の旅 〜銀座・神保町に進路を取れ〜 | 鉄道に乗らない鉄道の旅 〜バー銀座パノラマでテツが熱く語る [関連情報:村井美樹のつれづれ日記 2005年12月18日「書泉グランデでサイン会」] | |
第6集 | 第41旅 | 「鉄子」in韓国!前編 〜初海外で学んだことは?〜 | 鉄ヲタ in 韓国! 〜「鉄子」初の海外でまずは韓国の地下鉄に乗車 |
第42旅 | 「鉄子」in韓国!後編 〜異国の地で最後に笑うのは?〜 | 鉄ヲタ in 韓国!本編 〜伝説(?)のスイッチバックで編集長マジックが炸裂! [関連情報:I love SwitchBack;編集長私設のスイッチバック・ラブのページ] | |
第43旅 | 天竜浜名湖鉄道超グルメ旅!? 〜留美子先生にホメられたい!?〜 | 天竜浜名湖鉄道で超グルメの旅 〜高橋留美子と夢の競演!? | |
第44旅 | 究極路線・大井川鐵道 〜AFP通信発、鉄ヲタ世界デビュー!?〜 | AFP通信記者と味わう大井川鐵道の旅 〜横見さん,ついに世界デビュー!? | |
第45旅 | 井川線・宇宙規模の旅 〜そこでキクチが見たものは〜 | 見どころ満載,“日本のNo.1路線”井川線の宇宙規模の旅 〜キクチさん,旅を堪能 | |
第46旅 | 北海道秘境駅デートコース 〜女優村井美樹さん再登場〜 | 3度目の北海道の旅で「究極の秘境駅」へ 〜鉄道系エルメス・村井美樹さん再登場 [関連情報:鉄道系エルメスとは(村井美樹のつれづれ日記)] | |
第47旅 | 江ノ電オススメデートコース 〜で、きなこちゃんとの関係は?〜 | 江ノ電デートコース 〜初代レールクイーンきなこちゃん4度目の登場 | |
最終旅(?) | 上信電鉄オススメ駅巡り 〜最後はあなたもご一緒に〜 | 「鉄子」は続くよどこまでも 〜上信電鉄で思い出に浸る | |
プラス | プラス第1旅 | 相互乗り入れ企画!? 酒井順子さんと水のある風景を求めて | 【スペシャル読み切り 2007冬】水のある風景をもとめて 〜エッセイスト酒井順子と訪ねる只見線秘境駅 (※6) |
プラス第2旅 | 押しかけ同行取材! テツドラマ誕生の地へ | 【スペシャル読み切り 2007春】「特急田中3号」に勝手に連結 〜磯山プロデューサーと行く「トリテツの聖地」 | |
プラス第3旅 | アニメ化記念スペシャル! 皆でワイワイ、サンライズで出雲へGO! | 【スペシャル読み切り 2007初夏】アニメ放送直前スペシャル 〜豊岡真澄ちゃん,SUPER BELL"Z,ほかゲスト大勢で行く出雲参りの旅 | |
プラス第4旅 | アニメ制作地獄 スタッフが語るアニメ『鉄子』の裏側 | (アニメDVD特典冊子だったためノーチェック) | |
プラス第5旅 | 銚子電鉄応援企画! ここではやっぱり全駅乗下車 | (限定セット特典冊子だったためノーチェック) |
関連ページ:
・イキパラ(IKKI公式サイト)
・横見浩彦WEB鉄道(横見氏のページ;URLが変わりました)
・村井美樹のつれづれ日記(鉄道系エルメスとして第40・46旅に登場)
・I love Switch Back(IKKIのE編集長こと江上英樹氏がスイッチバックを熱く語るページ)
なお,横見浩彦氏は2005年2月20日,ついに日本全国9843駅の全駅乗下車の偉業を達成しました!
このときの模様は,第32旅(IKKI 2005年6月号 巻頭カラー!)で紹介されました.
さらには,AFP通信を通じて世界中に横見さんのことが紹介されるまでに(第44・45旅).
また,雑誌IKKIに掲載される広告(例えば「電車でGO」)にしばしば鉄子ネタが登場するほか,同誌に連載されていた鉄道ミステリ漫画「月館の殺人」(佐々木倫子・綾辻行人)絡みの対談などにも菊池さんが登場しました.
2006年11月にはあの「鉄道ピクトリアル」に鉄子の特集記事が掲載.
そしてさらに,2007年には「アニメ化」へ!!
これを受け,本編連載終了後も,「実録! 鉄ヲタ ブランド化計画」(2007年4月〜2008年3月,および2009年4月)や「『鉄子の旅』先取り掲示板」(2008年4月〜2009年6月)なる関連企画が連載になったり,スペシャル読み切りが不定期掲載されることになりました.
また,菊池さんプロデュースの駅弁など,関連商品も多数販売されました.
ラピタ版・鉄子の旅
初出:大人の少年誌「ラピタ」(小学館)2005年3月号(No.111)
IKKI連載中の「鉄子の旅」がなぜか月刊誌「ラピタ」に登場!
旅の案内人はいつもの横見浩彦氏ではなく,矢野直美さんという鉄道旅好きのフォトライター.
女性2人で明知鉄道を訪れ,ローカル線の魅力を紹介する.
ページ数4頁とはいえ,全ページカラーで写真入り,ページ当たりのコマ数も多く,読みごたえは十分ある.
ちなみに,「ラピタ」の本号は鉄道特集(大特集「この春,思い出の鉄道風景を訪ねる」)であり,
付録には“鉄道模型”が付いていた.
[2005/8/31追記]
2005年9月12日に,矢野直美さんのフォトエッセイ集「おんなひとりの鉄道旅」が小学館より発売!
菊池さんのイラストも掲載されています.
人気漫画家と行く おしゃれ駅ビル行列ランチ。
初出:「HANAKO」(マガジンハウス)2005年3月30日号(No.829)p.94-95
こちらはコミック作品ではなく雑誌記事.
ランチの取材に行き,そのお店についてコメントするというものであるが,
フルカラーのイラスト(もちろん菊池さんによる)がちりばめられていて,そのイラストを見ているだけでも楽しい.(もちろん料理の写真も食欲をそそるが.)
参考までに,登場する駅ビルは「渋谷マークシティ」「アトレ品川」「マイシティ新宿」「ルミネ新宿1」である.
それにしても,“日本一、駅と鉄道に詳しい (!?) 女性漫画家”(同誌記事より)とか書かれてしまって,菊池さんも苦笑していることであろう.(^^;
人気漫画家による初エッセイ「鉄子の旅」
収録:「入門 おとなの鉄道旅ドリル」(ダイヤモンド社)2006年2月刊 p.6-9
鉄道の旅や時刻表などに関するエッセイ.「鉄子の旅」から多数のイラストが使われている.
エッセイには,私はテツじゃない,という心の叫び(?)が色濃く出ているが,
プロフィール欄には“最近は鉄道関係の仕事ばかりしているので、「鉄道に興味ない!」と力説しても説得力はない”と書かれている.
なお,本書は鉄道に関する様々な知識をクイズ形式(+詳しい解説)でチェックする,といった体裁のもので,
監修は鉄道ファンでは知らぬ者とてない種村直樹氏.
ピジョン
初出:月刊「IKKI」2009年7月1日号(No.76) [一話完結]
「鉄子の旅」以来2年ぶりの登場となる読み切り作品.
クラスメイトの気になる女の子・沙和が転校することを知って浮かない西澤少年のもとに,2つ年上のいとこだった健太兄ちゃんが突然「出現」した.
健太兄ちゃんはなぜ現れたのか,その意図は……?
思春期直前(小5)の少年少女を描いた,かわいらしい一品.沙和の姉のキャラクターがなかなか良い.
自転車に乗って
初出:月刊サンデーGX(ジェネックス)2010年2月号 [一話完結]
荻野と秀明は,高校生の頃,盗んだ自転車を2人で乗り回していた悪友同士.
秀明は,近所の神社に願掛けした御利益で和美と結婚,間もなく息子も生まれるというとき,自転車が原因で事故死してしまう.
和美を密かに思っていた荻野が取った行動とは……?
前作「ピジョン」とは,ある設定が共通している.
その先の少年
初出:月刊サンデーGX(ジェネックス)2010年3〜4月号 [二話完結]
青年梶原は少年時代「未来が見える力」を持っており,試験でもテニスでも無敵だったが,高校に入った頃から力を失い,今は平穏な毎日を送っていた.そんなとき,かつての自分と同じ「力」を持った少年に出会う.少年は,自分に協力してくれれば,なぜ見えなくなったかその理由を教える,というが……
読後感が今一つすっきりしないのは,この後この2人はどうなるのだろうか,という「その先」がよく分からないためだろうか.ブラコン気味の妹のキャラクターももう少し活かしたい気がする.ということで,個人的には続編を希望.
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