管理人の(※名前)です。  メーリングリストは、たわいもなくだらだら書いた文章や、数行の 漠然とした内容しか書いていないメールでは返信もつかなければ 誰も関心をもちせん。なによりも、そのようなメールばかりでは メーリングリスト自体が発展しません。  また、一部のマニアだけしか通じない話を「延々と」続けていても 新しい話のきっかけがつかめません。話題を狭くするのではなく、 新しい話にいくのが、より大勢の人にメーリングリストに参加する 機会を与えて有意義な場に発展していけるのです。花火のようにパッと 盛り上がって消えてしまう繰り返しでは、いつまでたっても話題の きっかけを待ってばかりでその場だけのやりとりにすぎません。  たとえば、Jリーグの試合見に行った話なら観客の数やまわりの 雰囲気、サポーター同士で勝利の味を共にしたときの感想など盛り込む など内容はいっぱいあるはず。それをメールに綴っていけば、話の きっかけにつながります。  そして、Jリーグから日本代表の話になったり、オリンピック スポーツ競技、サークルの活動、はてまてスポーツ科学や医学の 話などに発展させていけば、最初は自分は話に加われなくても いつしか出番が回ってきて、またそれが次の人の出番を登場させて いくのです。  それに対して、たとえば、パソコン、OS、UNIX、sendmail、 make & configure......... こうしたどんどん狭い分野で話を進めていったら対象者がどんどん 狭まって、いつしか知っている人同士の会話しかなくなってしまいます。 こういうやりとりにだけにはしないよう心がけたいものです。 話についていけず退会者を続出させてしまうからです。 話の輪を膨らませていけばメールも絶えることなく続いていきます。 その流れを読んでいくのはとても楽しいもの。そして、それが自分も メールを出してみようという気持ちにさせるのです。  そこで、メーリングリストでのメールのやり取りで知っておくとよい心得を 書いておきます。 ● MLでは文通のメールにせず、他の人にも読んでもらう内容にする  メーリングリストは大勢の人が同じメールを読んでいます。ここが 一対一のメールと大きく違う点です。ですから、特定の人と文通を するのと同じ感覚で、当事者にしかわからないようなプライベートな話や その人だけに投げかけるようなメールでは他の人は読がなくなってしまいます。 メーリングリストは送られてきたメールを読み、それに共感をもった人が そのメールに返信を出し話題をふくらませていく展開が何より楽しいもの なのです。  MLでのメールは次のようにすると、読み手や返信を出す人が共に好感の もてる内容になります。  ・ 興味のある話題には自分にまつわる話も混ぜてメールを書く。    たとえば、好きなアーティストの話が出たとき、「私も好きです」    と返信するのではなく、自分はそのアーティストの曲で何が    お気に入りかといったようにワンポイント加えてみると、それが    きっかけで、新しい人がメールを書くチャンスが出てきます。  ・ 話題をみんなに投げかけてみる。    「前から聞いてみたかったんだけど・・・」というものがあれば    それを盛り込んでみると新しい話に花が咲きます。ただし、こういう    場合は「自分はこう思っているんだけどみなさんはどうお考えですか?」    といったように、自分の考えも盛り込んでおくのがポイントです。    書く側も何をどう返信をしてよいか迷うときがあるからです。  ・ 他の人が話に加われる雰囲気を作る。    とても大切です。常に同じ人同士でメールのやり取りをしているだけで    他の人が話に加わりにくい雰囲気では個人メールと変わらないからです。    また、当事者同士のやり取りだから他の人が口出しや干渉はされたくない    雰囲気になってしまうのも好ましいものとは言えません。    いつでも他の人が話の輪の中に入れるよう、あたたかく歓迎できる雰囲気に    するよう心がけてください。たくさんの人が話に加われば、新たな話題の    きっかけにもなります。  ・ 読み手にも楽しみを分けて。    MLは参加している人よりも読むに撤している人の方がはるかに多いです。    ですから、たとえ特定の人にあてたものでもその内容は他の人が読んで    楽しめるような内容にする工夫してください。せっかくのMLです。    当事者だけでなく読み手にもその楽しみをおすそわけできるようにして    くださいね。     読むだけでも楽しいメール作り、よろしくお願いします。  ・ メールの件名は本文の内容がわかるように。    メールの件名、つまりタイトルはとても大切です。なぜなら    メールが届いたときまず一番はじめに目を通すもので、それを見て    そのメールを読むかどうかの判断材料になるからです。ですから    本文を読まなければわからないようなタイトルをつけてしまいますと    せっかく書いたメールも読み飛ばされてしまいます。    「○○さんへ」、「こんにちは」、「(^_^)」といったものは本文を    読まなくてはなりません。人に読んでもらえる魅力あるメールの    タイトルを工夫してみてください。  ・ 読みやすいメールを    大勢の人が読むメールですので、レイアウトや表現方法など読みやすい    メールを書く工夫は大切です。ときには段落として改行を入れたり、    まわりくどい表現を避けて簡潔にまとめるなど、ぱっと読んで内容のわかる    構成にすると好感を持って歓迎されます。     最初は意外と難しいですが、上達するにつれ日常生活で大きな武器に    なります。まずはメールを出す前に自分のメールを読み返すなどして    シェイプアップをするくせをつけるといいですよ。   いろいろ、長く書いてしまいましたが、メーリングリストは読み手がいて 成り立っています。MLでは顔は見えずとも多くの人が参加していて、 誰もがメールを読んでいるというスタンスを忘れないでいてほしいのです。 そして、読み手にも楽しめるようなメールを出し合うよう、みんなで取り組んで いきたいと願っております。  誰でも参加できて、楽しいメールのやり取りができるアットホームな 雰囲気作り。どうかよろしくお願いします。