議論の注意2

(※)の部分は適宜記入してください。

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管理人の(※名前)です。

議論が白熱してきましたので、メーリングリストで議論をするときの注意点を挙げます。

● 相手の言い分を聞き入れる余裕を持つこと

 一方的に自分の主張だけを押し付け、相手の主張をくみ取らないのでは議論が
意志疎通が成り立たなくなります。相手から反論や別の意見が出されたとき、
自分の主張と照らしあわせながら、なるほどと思うだけの気持ちの余裕をもつ
ようにしてください。そうすると、また新たな自分の意見が見いだせるように
なります。「俺は俺でいいんだ」という主張では意固地になるだけで、相手は
何も理解しくれず、議論の本質からもかけ離れてしまいます。

● 相手を威圧しない

 反論されたからといって、その意見をただはねのけたり、何でもあたりかまわず
持ち出して相手を”威圧”するような行為はしないでください。そうでないと
一方的な押し付けになり、進展のない議論になってしまいます。
 大切なのは、いかに相手にそして読み手に対して自分の意見を理解してもらえる
よう伝えるかです。

● 引用に終始しないこと

 ネットワークでの議論でよくやってしまう行為です。相手からの意見を各行ごとに
引用してそのものだけを言い返すことに終始し、議論の本質をいつのまにか見失い、
気がつくとその場だけの言い合いになってしまうケースがあります。最悪の場合、
揚げ足とりの応酬から罵声の飛ばし合いに発展する事態もあります。
 相手から出された意見に対してやみくもに引用をつけて言い返すのではなく、
論点がどこにあるのか、本質となっている部分は何かをつねに把握して議論を
進めてください。

● 人を卑下す言動は禁物

 自分の考えや行動はレベルが高いものと思い込むと、つい人を見下してしまう
ことがあります。それは、人から学ぶ道を閉ざすようなもので、自分の
独り善がりの世界を形成しているにすぎず、収穫を得られません。
それよりも今後、その言動が他の人からも疎遠される引き金となり
自分を孤立させる原因ともなります。つまり、自分自身のその後に
マイナスをもたらす結果につながります。
 自分とは違う意見を取り入れるチャンスを自らの手で台無しにし
以後のやり取りにしこりを残さないためにも、自分の言動に軽率さが
ないか振り返るようにしてください。そして、くれぐれも人を見下す行為は
しないよう心がけてください。議論に学歴や地位、そして肩書きはいっさい
無用です。外見で人を判断するのは議論する相手に無礼である点、十分
心得ておいてください。

● 送信前に一度読み返す

 これは議論に限りませんが、白熱した議論では気づかぬうちに感情的な表現や
誤解を招きかねない言動をしているときがあります。それが元で感情のぶつけ
合いになってはせっかくの議論も台無しです。送信前に自分の書いた本文を読み
返し、うまく相手に主張が伝わるように書けたか見直すよう心がけてください。
また、相手に読みやすい文章とレイアウト構成を工夫するようお願いします。


 それからフォーマルディベートを経験されている方にお願いです。
このメーリングリストでは、この手の経験者が少ないのでときには相手のペースに
あわせてもらえるとたすかります。

 最後に一言。議論は相手がいてできるもの。それを忘れないでくださいね。



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