演奏と楽器の関係

演奏と楽器の関係は運動会での二人三脚の競技にも似ていて、いくら演奏のテクニックが高くても楽器と弓の性能と音質が悪い場合、演奏のテクニックと足並みがそろわないため、演奏の効果を発揮することは大変です。人間は本来、学習能力が備わっている動物ですから、多少素質が劣っても素質のある人の三倍努力することによってカバーすることは可能ですが、楽器や弓の場合は物体ですから学習能力がないため、長い歳月をかけて弾き込んでも本質的に性能と音質を飛躍させることは不可能です。高価な楽器や弓を入手することのできない方は現在持っている楽器や弓でも、O.B.P調整すれば付加価値にして3倍以上の性能と音質に変身できるものです。
O.B.P調整はどのような楽器にどのような効果をもたらすことが可能か。調整の悪い楽器によくある現象として次のような特性を指摘できます。