ブレイク画集

「アベルの死体を見つけたアダムとエバ」(1826年)

聖書ではカインは何を使ってアベルを殺したか書いてありませんが、多くの画家はカインが農夫であることから右下に見られるようにシャベルを凶器としています。ブレイクはさらにシャベルを使って、アベルの墓も掘っているカインも表現しています。驚く父アダム、嘆く母エバも印象的です。カインの上には暗雲立ち込めており、将来を暗示しています。

 

「ダンテの神曲:地獄の門の碑文」(1824-27)

左がダンテ、右が導き手のヴェルギリウス。地獄の門を通る場面。画面上部に「ここに入るものは、すべての希望を捨てよ」と書いてあります。

 

「ヨブに煮え湯を注いで苦しめるサタン」(1826年頃)

ヨブという善人にサタンが手を出しているところ。ヨブ記のテーマは、善人は何故不条理な苦しみを受けるのかということです。サンドマン1巻の最初にヨブ記からの引用があります。

 

「幼児の喜び」

「幼児の悲しみ」 

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