21世紀は知の時代である。それは情報をいかに扱うかという
ことが重要なことである。
 

今の時代、新聞、TV、インターネットなどにより、我々が日々接する情報は無限にも
思える状態である。

21世紀に必要とされるスキルは以下の3つである。
 

いかに情報を集めるか
いかに情報を整理するか
いかに情報を伝えるか
 

私もこのことについて数年前からいろいろ考えてきた。21世紀に新しく出現する職業は
この3つにかかわるものであろう。

クリーニング屋は本人の代わりに服を洗うことで商売にしている。
八百屋は本人の代わりに野菜を仕入れて提供することで商売にしている。

今後は本人の代わりに情報を集めて、整理し、活用できるように提供するといったことを
する商売が数多く出現し、新たな雇用を生み出すであろう。パソコンさえできれば重い荷物や
時間に縛られずに在宅勤務もできるので、高齢者や主婦にも大きく道が開かれる。
その時、他人とのコミュニケーションや余暇の使い方も大変な問題になってくる。
 

上の話はDentが日々思っていることなので、当然違う面があるが、情報ということに
早くから注目し70年代から実践してきた方がいる。松岡正剛氏(情報工学研究所所長)である。
松岡氏は情報を「編集」というキーで様々な角度から分析し、数多くの書を著し、研究成果は
大学や企業に数多く取り入れられている。
そんな松岡氏が今の日本には「知の編集術」が欠けているという現状を憂いてインターネット上に
編集の国「ISIS(イシス)」を打建てた。
 

「ファミコンやカラオケやプリクラこのかた、・・・、街にはゲーム的なコミュニケーションが
どんどん溢れているのに、そのぶん学習がどんどん停滞しているから・・・、遊んでいるのか、
学んでいるのか、そのような境界線が重なって振動しつづけているようなネットワーク上の
ヴァーチャル・メディア・カントリーを用意してみる気になったのである。」
 

「知」について関心がある方はもちろん、これから就職される方、コミュニケーションが苦手な方、
21世紀を垣間見たい方はすぐさまのぞいて見たほうがいい。
 

http:www.isis.ne.jp
 

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以下の本も大推薦

「知の編集術」松岡正剛著、講談社現代新書
  新書なので入門編としてお手軽。でもこれを読めば一通りのことは分かります。

「情報選択の時代」リチャード・ワーマン著、松岡正剛訳、日本実業出版社
  情報選択というタイトルでもう勝ちといった本。例が多く理解しやすい。

「理解の秘密」リチャード・ワーマン著、松岡正剛訳、NTT出版
  「情報選択の時代」の続編。Dentが長年疑問に思っていたデジタル腕時計は
  何故アナログ腕時計にとってかわらなかったが実に分かりやすく書いてあります。
 
 
 

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