10/5 運動会の練習をする

年中組(4歳児)

ねらい

運動会に期待を持ち、自信をもって練習する。

保育者の留意点

・ポンポンはきれいに裂いたほうが素敵だということを知らせ、細かく裂くよう言葉掛けをする。
・あと2日寝たら運動会だということを知らせ、最後の練習を頑張ろうという気持ちを持たせるようにする。
・自信を持ち、頑張って踊ったり、行進したりできるように仕向ける。

子供のようす・保育者の反省

お遊戯で使うポンポンを配り、裂いたものと裂いていないものを比べてみる。みんな裂いたものの方がきれいだということになり、黒板に裂き方を書いて裂く。Mちゃんから、「太っちょさんをやせっぽさんにするんだね。」という言葉もでて、みんな楽しそうに活動していた。

ポンポンをしっかり自分の袋に入れさせ、園庭に並ぶ。(園庭が狭いため、坂上にある姉妹園での運動会なので・・・)姉妹園に出発。
でも、運動会の練習が始まり、実習生がクラスにはいってから不安定なH君がおへそを曲げてしまい、部屋から動かない。最後の練習ということで、子供たちの気分も盛り上がったところだったのだが、みんなで練習にいかないことにし、部屋で話をした。
H君には今まで機嫌を取ったり、面白いことを言ったりしてなだめながらおへそが曲がったのを直していたのだが、(真剣に言い聞かせたりすると、なおさら引っ込みがつかなくなってしまうタイプなので)いつまでもそうしていたら、甘やかすことにもなるし、今日は厳しく接することにした。
みんなを部屋に戻し、みんなにもH君のことについて話をした。一人いなくなるだけでちゅうりっぷ組ではなくなってしまうことや、全員で頑張らないと素敵なものはできないことなどを話した。
すると、こどもたちのほうから、「H君がいないとつまらないよ。」「H君がいないと頑張らないよ。」などと声をかけてくれた。少しずつ、H君の気持ちが練習に向いて、少し遅くなったが、練習にいくことにした。行進だけしかできなかったが、23人全員でできた行進は素敵だった。明日は思いきりほめ、やる気をたくわえさせてあげよう。

最後の練習だったが、思い切って一人の子供の気持ちについてみんなで考えてみた。練習時間は少しになってしまったけれど、子供たちがひとつになったという感じですがすがしい感じだった。
@@@@@@@@@@これまでの練習風景@@@@@@@@@@
9/25
細かい動き(右、左など)に注意して行う。年中なので、特に右左ということではなく、何となくそれに気づいてくれたら・・・ということで行う。誕生会、実習生の半日実習で二日練習がなかったが、まとまってできていた。万国旗づくりもした。
9/27
初めての玉入れの入場行進の練習。行進しながら円を作っていかなくてはいけないので、難しい。お遊戯は、円の内側ばかりを見て踊っていることが多いので、どこかで外側を向いて踊る部分を設けたほうがいいのでは?
3歳児のお遊戯を見て、思わず「かわいい!」の言葉・・・自分たちは年中なんだという気持ちを新たにしたようだ。 予行練習。とてもいい天気だったので、それだけ子供たちの疲労の度合いも大きかったようだった。見ているときの態度や、開会式、閉会式の態度をもう少し指導していかなくては・・・
10/2
お遊戯に、外側を向く部分ができたので、その練習をした。すぐにできるようになったが、外側を向いていると誰の踊りも見えないので、不安になる子がいるのではないかというのが、少し心配だ。
10/4
少しだらけてきた様子。行進の時男の子がだらだらしていたので、保育者側で、女の子と男の子の行進の仕方をまねして見せた。その違いはよく子供たちも理解できたようで、きちんとやっている人がたくさんいるのだから、みんなで頑張ろうという話をして、もう一度やってみた。とても上手にできるようになった。やればできるんだということをわかってくれたらいいな・・・と思った。
@@@@@@@@@いよいよ運動会当日@@@@@@@@@
天気が心配されたが、どうにか全日程を終了することができた。昼食の際、大降りになってきたので、午後のプログラムの順番が大幅に変わったが、結局すべて行うことができた。本部席の横ということもあって、なかなか見学の態度は落ち着かないものだったが、各競技の方は、今まで懸命に練習してきただけあって、とても張り切って頑張っていた。Y君が朝もどしてしまい、早退してしまったのは残念だった。最後まで全員でできたらもっと良かっただろう。
年長さんの種目などを見て、また来年への期待につながれば・・・と思った。
運動会の練習ばかりでは飽きてしまうので、この期間にも色々な活動があった。
誕生会・ゲーム・ワークブック・虫の声に関する活動・20大根の種まき・インディアンハットづくり・お月見団子作り・いすとりゲーム・・・
練習も同じことを何度もしないようにして、なるべく集中して1回ずつ行っていった。時間もなるべく短時間で・・・

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