1/11 お正月遊びをする

年中組4歳児

ねらい

お正月遊びにはどんなものがあるか話し合い、楽しく凧づくり凧あげをする。

保育者の留意点

・お正月にはどういう遊びをしたか子供たちに話を聞き、みんなで楽しく話し合えるように導く。
・凧にはどんな形の凧があるのか話し、興味が持てるように仕向ける。
・自分たちで作った凧をあげることに喜びを感じられるように雰囲気づくりをする。

子供のようす・保育者の反省

チャイルドブックの去年と今年の1月号を見せながらお正月にふれ、中でもお正月の遊びをピックアップして見せるつもりだったが、H君が「しぜんゴリラ」の本を読んで欲しいというので、読んだ。びっくりしたのが、ゴリラの存在を知らない子が多いということだった。猿の仲間・・・ということは何となく了解しているようだったが。本題に戻り、本を見せていくと、子供たちの方から「凧あげしたよ」などの声があがり、みんなでお正月の話ができた。子供たちがあげなかったお正月遊びについてもこちらから知らせた。色々ある中から、みんなで作って遊べるものを・・・というと、先程のH君が、「凧がいいよ」といってくれたので、凧にも色々な形のものがあることを話し、本を見せる。
やはり、子供たちに一番なじみがあるのが、カイトらしい。前もって作ってきたビニール凧を見せ、どうやって飛ぶのかを見せる。すると、子供からもっと高く上がるのがいいよ・・・との声。風があるともっと高くあがることを知らせ、風の存在についても興味を持たせるようにした。

ビニールに絵を描くという試みも初めてで、マジックを使って書くということももちろん初めてだった。その点でも目新しく楽しかったようだ。思ったよりもフニャフニャのビニールに絵を描くのもスムーズだった。シールを付けたり、しっぽを付けたりするのも周りのお友達のを参考にしたりして、自分で発見していく子供も多かった。
ビニールの隅にセロハンテープで補強した部分があり、そこをパンチであけて子供にヒモを通させたが、なかなかパンチでの穴があかず時間がかかってしまったので、前もってあけておけばよかったと反省した。ヒモも、思ったよりもスムーズに通すことが出来たので、ほとんど自分の力で作り上げることが出来た。出来た子は待ちきれなくて、保育室の中を走り回っていた。「風がないからだめみたい。」と言いながらも、くるくるまわったりしてビニールの袋の部分に空気を入れ飛ばしていた。ビニール袋だったので、空気が入り、手にもその存在感が伝わり、あがっているという感覚も持てたようだった。外に出てからも楽しく遊ぶことが出来た。

お正月遊び
今はなかなかお正月遊びと言っても難しさがありますね。果たしてお正月にこのような遊びを家族でしているのでしょうか?私が子供の頃は、いとことカルタとりをしたり、羽根つきをしたり、男の子がコマを回したりするのを見ていたりしましたが・・・
シール
このシールというのは、出席ノートに毎日貼っているシールのこと。私の園では、毎月残るこのシールを集めて、活動などに使っていました。もうずいぶん前の古めかしいものも。

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