ある年の4月

年中組4歳児



4/6-入園式に参加する。
緊張し、目に涙をためている子も・・・出席するたびにシールを貼ることを楽しみにした子が多かったかな。

4/7-始業式に参加する。(3年保育のみ)
ちょっと淋しい4人だけの登園。あまり甘えられなくなるとともに頼りにされてしまう4人。特に心に留めておかなくては。

4/9-部屋の中で自由遊びをする。
泣いて登園する子は・・・いなかった。遊具は遊びやすいように作りかけのものをおいたりして環境を整えておいた。朝の歌など園でうたう歌も教える。

4/10-トイレの説明をする。
朝の時間に外にでて遊びたいという子が・・・年長さんにつれていってもらう。
みんなで汽車になってトイレへ。流すことや、紙の使い方、手を洗うことなど約束をする。

4/11-朝礼順を決める。園内めぐりをする。
やっと自分でかばんをかけたり、帽子を掛けたりできるようになる。朝礼順についてはまだ理解できないようだが、バッチに番号を書いてもらうことが嬉しい様子。通園かばんを来た子から内緒でリュック型にしておき、園内めぐりの時に驚かせる。それを背負って色々なところを見てまわる。

4/12-固定遊具の説明を受ける。
昨日決めた順番に並んで外へ。隣の子とはしっかり手をつないでいたが、そのうちに順番がめちゃくちゃに。固定遊具でやってはいけないこと危険なことなどを確認しながら説明していく。遊びたくて泣きだす子も・・・

4/13-対面式に参加する。
園全体でのはじめての集まり。しばらくぽーっとしていたが年長さんの歌が始まるとじっと見ていた。訳の分からないうちに終わってしまったのでは?

4/14-自由画帳を使って遊ぶ。
一人ひとりにプレゼントとして渡すと大喜び。わざと悪い使い方をすると子供たちの方から批難の声。

4/16-身体測定を受ける。
2週目の始まり。泣いてくる子はいない。手紙をしまうときも自分でかばんのチャックを開けられる子が多くなった。

4/17-ねんど遊びをする。はさみの使い方を練習する。
やっと、園生活の習慣がわかってきたようで勝手なことをする子がいなくなってきた。ねんどでお団子や蛇を作って遊ぶ。まるまる45分間ねんど遊びを楽しんでいた。

4/18-紙をちぎったり切ったりし楽しく遊ぶ。
はじめてのバス当番。「どこにいってたの?」と質問攻め。T君は私がいなかったことでおへそを曲げてしまった。その事で予定していた活動はできなかったが、子供たちは楽しく過ごしてくれたので良かった。

4/19-紙をちぎったり切ったりして楽しく遊ぶ。
新聞紙、チラシ、色画用紙を渡し、やぶったりちぎったりして感触を楽しむ。はさみを出し、もう一度注意を話し、切ってみる。重ねて切るとだんだん切りにくくなることを発見したり、細かくちぎれたことを嬉しそうに報告してくれたり。そのうち紙をまいたりしだしたので、はさみをしまい遊ぶ。雪に見立てて遊ぶ子、掛け合いをする子、豆まきにする子などなど。片付けも雪と豆を集めようということで誘うとあっという間に拾うことが出来た。

4/20-自由画を描く。
12色の冒険という紙芝居を読み、画用紙をプレゼントする。黙々と描く子、ぐちゃぐちゃにしてしまう子、画用紙の一部分にちょっこと描く子などなど。描きたがらない子もいた。

4/21-名前紹介をする。月刊誌を見る。
出欠席をとったあと、「先生の名前は覚えたかな?」というところから歌で一人ひとりを紹介して遊ぶ。みんなで歌を歌って、名前を呼んであげる形式だったのでみんなが楽しめた様子。

4/23-こいのぼりの話を聞く。着替えの練習をする。
月刊誌に付いていたこいのぼりの話から年長さんで素敵なこいのぼりを作っていることを話し見に行く。今日から制服からスモックへの着替えが始まる。
帰りの時間を利用して画用紙で作った制服でたたみかたを指導した。

4/24-こいのぼりづくりをする。
はじめての製作。はさみや糊の使い方に重点を置いて行なう。自分が出来ても他の人を待つということを知らせていくのが重要だろう。集団の中でのはじめての製作だったので。子供がやりだすことを取り入れたりしながらどうにか待つことが出来た。

4/25-避難訓練に参加する。こいのぼりづくりをする。
昨日の続きで目を描き、うろこ貼りをした。(シール)はじめての避難訓練はT君がおへそを曲げてトイレにこもってしまったので、どうなることかと思ったが、ベルが鳴ると感心なことにさっと机の下にもぐる子が多く、助かった。

4/26-誕生会に参加する。
まだまだお誕生会の本当の意味は理解できないだろうが、楽しく過ごせたので良かった。久しぶりのホールも楽しみだった様子。朝礼順に並ぶのも、名前紹介でお友達を再認識できたらしくスムーズに並ぶことが出来た。

4/27-室内ゲームをする。こいのぼりで遊ぶ。
「子供の王様」ゲームから「いすとりゲーム」へ。初めはただただいすに座るだけだったが、次第に素早く座るというゲーム感覚がわかってきたようだった。はじめての一日保育だったので、ちょっと疲れ気味だった。

4/28-自由遊びをする。部屋の整理整頓をする。
新園舎が出来ることで休み明けには引っ越し。そのためにお道具箱などの整理をした。「ピンクの幼稚園になるんだよね。」とおうちの人に聞いたらしく喜んでいるこもいた。一番喜んでいるのは職員と父兄かも?

この年は登園拒否などがない4月でした。でもお弁当が始まる5月から色々とありました・・・登園をいやがって泣いている子はぱっと先生に渡してしまったほうがいいんです。いつまでもお母さんといると子どもも甘えてしまいますし、お母さんの不安な顔を見たら、子どもまで不安になってしまいますから。
しばらくは泣いていますが、そのうち楽しい遊びに誘われて御機嫌!「明日は泣かないでくるね。」と約束してくれるのですが、その笑顔が嘘のように次の日には又目に涙・・・何日か同じことの繰り返しが続きますが、お母さんもそれにめげずにつれていってあげれば絶対楽しく登園できる日が来るはず!そのうち「お母さんよりも先生が好き!」なんていわれてやきもちを妬くことになりますよ。このクラスには自閉症の子供がいました。新しい園舎、環境に慣れてくれるかな?という心配がありました。彼はこの一年とてもいい友達に恵まれます。

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