ある年の9月

年中組4歳児


9/1-始業式に参加する。
少々落ち着きのない子供たち。部屋では、夏休みの出来事をみんなの前で発表した。質問も出てしまうほど盛り上がった。マイクや演台など用意しておけば・・・

9/3-プール遊びをする。どんぐり拾いをする。
プールではやたらとはしゃぐ子供たち。話がなかなか通じなくて困った。どんぐりは沢山落ちていて、紅白帽に大切そうに拾っていた。

9/4-プール遊びをする。どんぐり駒を作る。
プールでは積み木を使って宝探しゲーム。ルールを守って初めてゲームの大切さが分かることを改めて確認した。どんぐり駒は、プールの後だったので自由遊びの中で行なった。一人ひとり工夫して作っていた。

9/5-色水遊びをする。
とても興味をもって色々な色を混ぜて様々なきれいなジュースが出来ていった。紅茶、コーヒー牛乳、抹茶などなど・・・自然にジュース売りをする子まででてきた。

9/6-プール遊びをする。
プールの後の自由遊びの時間、紙芝居から外遊びへと発展することとなった。かくれんぼをやったが、普段のルールとは大分違う感じになった。でも、集団遊びに興味を持つきっかけになったのではないか?

9/7-敬老の日のはがきに手形を押す。プール遊びをする。
はがきに手形を押す際、はがきからはみ出てしまうので、「あまり開かないでね。」と言ってもなかなか理解できずにいる子もいるのに、自分ではがきの幅に手の開き加減を調節している子もいた。何か不思議な気がした。

9/8-防災訓練に参加する。
初めての防災ずきんをかぶっての訓練。地震、火事など起こった災害によって避難方法が違うことをしっかり知らせていきたい。

9/10-ボディペインティングをする。
前もって話をしても漠然としていたのか分からなかった子供たちも、絵の具を目の前にし、先生達のやるのを見て、気分が盛り上がったようだ。クラスの中にはいやがる子供はいなかった。年中にしては激しいくらいだった。

9/11-プール遊びをする。敬老の日のはがきを書く。
暑かったことと、プールに入ってからの活動だったこともあって、はがき書きの余力が残っていないようだった。さーっと書いて終わりというものが多かった気がする。ちょっと中途半端だったことに反省。

9/12-はがきをポストへ投函しに行く。
投函しに行く前に、郵便の仕組みを黒板を使ったバネルシアター形式で話をした。「こんなにいっぱいあるんだね。」とおじいちゃんおばあちゃんに届くまでの過程の多さにちょっとびっくりしているような感じだった。

9/13-プールじまい。水中玉入れをする。
最後のプール。思いっきり普段とは違うプールでの遊びを満喫したようだった。

9/14-ゲーム大会をする。
運動会も近いということで、それにちなんだゲーム大会をした。自作の運動会に向けての紙芝居を見せ、中に運動会の歌や競技の内容を盛り込んで少しでもどういうものか理解してくれたらと思った。ゲームの方もまあまあルールも守れた。最後にメダルの引換券をもって工場にメダルをもらいにいけるという感じにしたのだが、又それが楽しかったようだ。

9/17-運動会ごっこをする。身体測定を受ける。
身体測定は7月に行なってから日が経ったので、2cmぐらい伸びていて、子供たちに成長を伝えるのによい機会だった。
年中全体でホールに集まり運動会ごっこをした。行進や、駆けっこ、実際に行なうお遊戯も見せた。

9/18-運動会の練習をする。
お遊戯はまだぼーっとしていて踊りだそうとしない子が多い。行進は昨日よりも上手になっていた。今の楽しい雰囲気のまま練習を重ねていきたい。

9/19-運動会の練習をする。
運動会は楽しいことなんだという意識がでてきた様子。一日目のバタバタした落ち着きのない様子は少しずつだがよくなってきたような気がする。お遊戯はしっかり覚えるまでは踊らないという完璧主義な子どもが何人かいるので困った。

9/20-運動会の練習に参加する。
園庭にでる前に二列を一列にする練習をした。自分の隣の人に対する意識が強いので、その隣の人の後ろに入るということでやってみたらすぐに出来た。
練習の最後に毎日行なっている駆けっこが楽しみなようだ。

9/21-誕生会に参加する。
一学期に比べると、自分がお誕生者だということや、自分のクラスの友達がでているという意識が高まってきたようで誕生会を楽しみにする子供が増えたようだ。

9/22-実習生の半日実習。カミナリゲームをする。
導入部分は楽しくてよかったのだが、説明が長すぎて飽きてしまったようだ。それが尾を引いてゲームの間ふざけてしまう子が多く、実習生もパニックになってしまった。結局完全な形でのゲームが出来なかった。残念だ。

9/25-運動会の練習をする。万国旗を作る。
2日間練習していなかったが、まとまって上手にできていた。万国旗は、以前作った紙芝居に何回も登場させていたので、とても興味を持って出来た。何枚も何枚も描いていた。

9/26-ワークブックを行なう。(物事の前後がわかる。)
みんなで黒板で色々な例を出してやっていたときは、前後の認識が容易にできていたようだったが、いざワークブックに移ってやってみると、なかなか・・・先、後という言葉自体の理解がなかなか出来ない子もいた。

9/27-運動会の練習をする。
お遊戯もずいぶん上手になってきた。手に持つポンポンを見せたが、とても喜んで、ますます期待が高まったようだった。

9/28-予行練習に参加する。
とてもいいお天気だったことで、子供たちの疲労の度合いも大きかったようだった。競技や種目の練習は頑張っていたのだが、他の学年を見ているときの態度や開会式、閉会式の態度をもう少し指導していかなくては。

9/29-20大根の種まきをする。
自作の野菜についての紙芝居を読み、太陽や水が必要なことや、土の中に出来るもの、土の上に出来るものなど色々なものがあることを知らせた。部屋で20大根にマヨネーズをつけて食べた。普段野菜嫌いの子までぱくぱく。でもいざ行こうとしたとき雨がぱらぱら。断念しようとしたら、「紅白帽かぶっていけば平気だよ。」「早く行って早く帰ってくればいいんだよ。」との子供の声。それだけ気持ちが盛り上がっていれば・・・小降りになったころを見計らっていってきた。さすがに並ぶのも速かったなー。

この時期は運動会一色になります。毎日の練習がなるべく子どもたちの負担にならないようにとの工夫が大切です。なるべく短時間で繰り返しはしないようにと先生達で相談しながら進めていきます。特に初めての経験という子供が多いので・・・
又何人か実習生も受け入れます。他の月にももちろん受け入れはあるのですが、この時期が一番担任にとってはハードです。実習生にとってもこの時期は運動会の練習ばかりで色々な保育が見られないのでちょっとかわいそうな気がします。

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