私は子どもとかはいません。でも聞きたいことがあります。

今私の学校の家庭科の授業で保育について勉強しています。
そして、今度「しかってそだてるか、ほめて育てるか」のディベートを します。でも私には子どももいないし、兄弟も年があまり離れてないの でわかりません。そこでこういう事をよく知っているこのページに参加 しました。お返事をもらえると光栄です。

もちろん、ほめられたほうが気持ちがいいですよね。子供も同じです。

何でも叱られ否定されて育ってしまったら、何に対しても「自信」の持てない子供になってしまうのでは?と思います。もちろん、危険なことや絶対にやってはいけない人間として最低のルールを守れなかったような場合、毅然とした態度で叱ることは大事なことだと思います。でも、ただただ感情的に頭ごなしに叱っても子供は「何を叱られているのか?」「何が悪かったのか?」分からなくなります。

時々「ごめんなさい」を言わせたがるお母さんを見ます。
そういう子供は「悪いか悪くないか」を見極める前に「ごめんなさい」を口に出すことによってその場から解放されることの妙技を学んでしまいます。やはり、叱るときは「何故いけないのか?」「自分だったらどんな気持ちがするか?」などをしっかり話すことが必要だと思います。

「ほめる」ということも時には難しさがありますね。ただただほめてはだめ。甘やかすことにもつながるからです。できない事、苦手なことを頑張って頑張って、できたときには思いきりほめてあげる。何でも頑張ってやればできるんだという自信をつけてあげること、それが一番大切だと思います。

私自身もほめられて伸びる人です。
幼稚園につとめていたときにも、園長先生、副園長先生に評価をいただいて一層「頑張らなきゃ・・・」と言う気持ちが湧いてきたように思います。やはり自分を認めてくれる、自分を評価してくれるということを支えにして人間は伸びていけるのではないでしょうか?と私は思うのですが・・・


私は今先日いただいたメールを見て少し悩んでる部分もあります。

それは私は最初ほめすぎるとあまやかしてしまうし、しかった方が自分 の意志を強く持つ子になるんではないかと思い「しかるって育てる」と いう意見だったからです。そこでもうひとつ聞きたいんですが、良い叱り方や悪い叱り方が知りたいと思います。そのことについて何かありましたらまたよろしくお願いします。

ほめる・叱るは、それ自体よりもそれぞれの「ほめ方」「叱り方」に重要性があると思います。

おっしゃるように、ほめすぎては甘やかすことにもなりその事に慣れてしまうことになりますよね。叱るということについても、「ごめんなさいを言わせたがる親」のように何がいけなかったのかを冷静に話してあげることもせず、ただただ頭ごなしに叱っていては「叱る」ということのいい意味での効果もなくなりますよね。そして、叱ってばかりで行動を否定することばかりだと自分に自信がなくなるのでは?と思います。叱った後のフォローが大事ということになるでしょうね。

本当にいけないことをしたときには毅然とした態度で叱ることは大切なことですが、”今度はこんなふうに頑張ってみようね”ときちんと励ましてあげることが大切なことだと思います。
幼児期に十分甘えることができた子供は、自立も早い・・・ということはよく聞きます。それと同じ事かもしれません。

重複してしまうかも知れませんが、良い叱り方悪い叱り方についてです。
とにかくめりはりをつけるということでしょうね。本当にいけないことをしたら毅然とした態度で注意する。しっかり何が悪かったのか理解させ子供が納得できるように話してあげるようにする。(言い聞かせる感じ)対して、いつまでもくどくどと言う。ただただ感情的に叱るということでしょう。

母親になると毎日の子育てに悩んだりしてイライラしてしまうことがあるんです・・・

「ごめんなさいを言わせたがる親」についてです。以前私が娘達とデパートのトイレに入ったときのことです。5歳ぐらいの女の子でしたが、お母さんにぐずぐずしたことで怒られていました。聞くに堪えないようなとんでもない口調で・・・

聞いているとそのうち「あのとき、このとき、この間・・・」というような言葉も出て来て、何だか何を怒っているのか分からないような状態になっていました。きっと子供もそうだったでしょう。

お母さんが通路で怒っているからみんなが通れないのに「あんたがそこにいるからでしょ!」などと言い出す始末。そのうちに「ごめんなさいを言いなさい!」と連発し始めました。子供が言っているのに言い方が気に入らないらしく、何度も求めていました。
何だかそれを聞いていて「このお母さんはある意味自分の満足感のために子供を怒っているのでは?」と思ってしまいました。何だか後味の悪い感じでした。