おすすめ絵本part5

大好きなてんとう虫の本です。


〜 やあ!出会えたね テントウムシ

今森光彦/文・写真
アリス館

小学校の時の自由研究で「テントウムシの観察日記」をつけたことがあります。
特に虫好きだったわけではないのですが、今もテントウムシを見つけると嬉しくなって。
何しろ、たまごから育てて、成虫になった時の感動といったら。

それからもさなぎを見つけると、羽化の瞬間を見たくてそっと持ち帰ることしばしば。
幼稚園につとめてからも、毎年、子供に羽化の瞬間を見せたくて、テントウムシ飼育を。
5年目の子供たちに、羽化の瞬間を見せてあげられた時は本当に嬉しかったのを覚えています。

この本は、そんなテントウムシの生活が本当に細かい描写で描かれています。作者の語り口も魅力的。
「うんうん、そうそう」と思わずうなずいたり、「え?そうなんだあ」と感心したり。

テントウムシって、上へ上へを行く習性があるの、ご存知ですか?
手に乗せると、指の先端を目指し進んで行くし、枝に乗せると、どんどん上を目指します。
〜"天道虫"は、まさに名前のとおり、天につうじる道をかけのぼる虫なのです。〜本文より
前向きでいいと思いませんか?