でぃだらぼっち【ディダラボッチ】
映画『もののけ姫』に登場する、十数メートルはあるであろう巨人で、シシ神の夜の姿。独特の模様と半透明な体を持つ。体内に青い光を放ちながら、夜の森を徘徊する。もともとディダラボッチは日本の巨人伝説の一つで、一般的にはダイダラボッチと呼称されている。ただ、地方によって呼び方は様々で、大太法師が根本ではないかという説がある。沼や山を作った怪力の巨人や鬼のように伝えられているが、本来は沼や山の自然の地形を創造した神であってと考えられている。神に対する信仰が衰退していくのに従い、巨人や鬼へと姿を変えて、地形の由来を説く伝説にその名残を留めるに至ったとも言われている。

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