視聴者からのさまざまな依頼を優秀な(笑)探偵が解決していく『探偵ナイトスクープ』(テレビ朝日系)という番組をご存知でしょうか。1996年8月2日(金)の深夜に放送された番組で、「JRの駅張りポスターで見かけた、木のシルエットがまるでトトロのように見える大木を探して欲しい」との依頼があり、JRや広告業者をまわり最後には見事見つけ出していました。
この木は、山形県 鮭川村 の小杉と言う集落の「小杉の大杉(曲川の大杉)」と言います。地元では「猫の木」とも呼ばれているようで、見る角度によって猫の顔のようにも、トトロにも見えるものです。
(1996年8月18日18時ごろ撮影しました)
杉の木の根元に下のような看板が立てられていました。(一部改変)
大杉は推定樹齢七、八百年といわれ、根回り6.3メートル、樹高約二十メートル、枝張一七メートルあり、根元から三叉状(さんさじょう)に幹が分岐し、上部は枝が簇生(そうせい)する。日本海側の「ウラスギ」に属し、最上峡谷に群生する天然杉と同種のもので、神代杉(じんだいすぎ)とも呼ばれている。 曲川の大杉
傍らに山神の小祠(ほこら)があるのは、この巨木を神木として信仰したことを物語る。かつてこの樽山台地の周囲から縄文土器と石器が出土した。鮭川村教育委員会
西側より全景。(変な人が写っていますが気にしないでくださいね)
(1996/08/18撮影)
東側のあぜ道から。逆光で見難いですね
(1996/08/18撮影)
木の生えているところから直接対岸に渡る方法が無いので、小杉集落まで戻って回り道をして対岸に渡りました。
(1996/08/18撮影)
対岸の田んぼの端まで行って撮影しました。
(1996/08/18撮影)
曲川の対岸の田んぼから撮影しました。まだ田植え前なので、杉の緑だけが目立っています。
(1997/05/05撮影)
小杉集落の中ほどに手作りの案内板が立てられていました。96年に訪れたときにはまだこの看板は無く、「←村指定文化財:小杉の大杉」と書かれた小さな板が民家の間にあるだけでした。
ここから先は狭いあぜ道なので、この看板付近に車を停めて歩いて行った方が無難です。
(1997/05/05撮影)
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