
朝5時に起きて、イルカウオッチングだ。6時前に、ビーチにでると、 おじさんが待っていた。後ろに、小さな木製の船がある。 おじさんは無口で、挨拶ぐらいしかしない。あとでわかったことだが、 昨日のマッサージのおばさんの旦那らしい。ホテルの隣に家があるようだ。 よく物を売りにくる少年の親だ。どうも、この家庭には、貢献しているらしい。
まだ、暗い中を、船に乗り込む。お尻の幅ぐらいしかなく、たいへん細い。 乗り込めるのは2人で、前後にすわっている。あとは運転するおじさんだけだ。 しかし、両側、2メートルぐらいのところに1本づつ丸太がでており、 転覆することはまずない。怖いのは、エンジンの故障ぐらいだ。 船外機は、芝刈機ぐらいのエンジンだが、まだ新しそうなので大丈夫だろう。
船は、朝まだ暗い中を走り出す。海はまだ、静かだ。船もゆれない。しかし、 しばらくすると、たいした波ではないが、船は大きくゆれ出す。 前に座っている僕のところに波しぶきがかかるようになる。あっというまに、 下半身はずぶ濡れだ。 漁に出発する船。我々の船と同じ形だ。
20分ほど、船を飛ばすと、同じような船が、50漕ほど 浮かんでいる。どうもイルカがいるあたりらしい。しばらくすると、 船は一斉に同じ方向に走り出す。イルカがいるようだ。 たしかに、遠くでそれらしい背鰭が見えた。イルカだ。 すべての船は狂ったように、イルカめがけて走っている。 しかし、イルカは10秒ほど、姿を見せたかと思うと、まだ 海中に身を隠してしまう。近辺をうろうろしていると、右30 メートルあたりに、突然、イルカが姿をあらわした。 ジャンプしている。小さなイルカもいる。
嫁が声をあげる。「ジャジャンプした」 僕は写真を撮ろうとして、 一番いいシーンをみのがたようだ。 それから、また、うろうろしたが、もうイルカは現れない。 これだけの船においかけられれば、イルカもでてくる気はしないだろう。 イルカとイタチゴッゴだが、どうみてもイルカに分があるようだ。 そうこうしているうちに、朝はすっかり明け、船頭は帰るか と聞いてくる。ちょっと心残りだが、帰ることにする。 たくさんの船がイルカとイタチゴッコ。見えにくくてすいません。
ホテルに帰り、寝る。寝覚めがよく、絵でも描くことにする。 部屋からの風景を描いていると、調子がいいので、次は外のあずまやで、 描くことにする。少年が物売りにやってくる。 アイ、ルックというので、絵を見せる。アイ、ライトというので、 描かせてやる。そのまま、ビーチで座り込んで、少年に絵を描かせる。 少年プティが描くバリ島 その1
真ん中の道路みたいのは、川だそうです。
山、太陽、海、川、水田、家、自分を描きこんでいく。 1枚描くと、アクセサリーを買えという。もうひとりの女の子も 同じくアクセサリーを買えという。交渉が始まる。 2人から3個づつで、8500ルピーと男の子がいう。根負けして きて、それでいいと言うと、今度は、女の子が泣きそうな顔で この魚のアクセサリーは、そんなに安くないという。 困ってしまって、2人から2個づつで、7500ルピーで買う。 この間、約10分はかかっただろう。
交渉が終わると、男の子は また、絵を描き始める。名前は聞くとプティ、女の子はエニー。 それぞれの写真を撮り、3人で記念写真を撮る。プティは12歳、 エニーは9歳だ。3人で座っていると、ホテルのボーイ、パイナップル 売りの女の子、アクセサリー売りの女の子、昨日のマッサージの オバサンがやってきて、井戸端会議が始まった。 少年プティが描くバリ島 その2
下にいる人間は、自分だそうです。
親子丼の昼食をすませ、寝てから、今度は釣りだ。 ビーチに行くと、朝と同じおじさんが待っている。 ハブ エサ と聞いてくるので、ない と答える. 当然、朝と同じ船だ.さおもなく、糸だけだと聞いたので、 ダイビング用の手袋をとってくる.また、えさはなく、擬似餌 らしい.釣りに出発だ.なんとか、夕食用の魚を釣って、リアンに 持っていき、料理をしてもらうのだ. 船が走りだして、5分くらいすると、なんとイルカが跳ねている. 思わぬ幸運に嫁は、とまどい.ほら−−−イルカよ などと 言って喜んでいる.なんだ、いつでも見えるじゃないか 少女エニが描くバリ島
右の花に落ちているのは雨だそうです。スコールがとおりかかっているらしい。
10分ほど船を進めると、海上の丸太で組まれた上に小屋が 立っている.そこに一艘いて、漁師が指を1本たてている. 今日は1匹つれたらしい.この小屋のあたりが、ポイントらしい. 沖の海上にも、1つ同じものがある.遭難したときの避難所にも なるのだろう.いよいよ、船頭のおじさんがハリスを垂らしはじめる. どうも、いつもの漁と同じ要領らしい.ハリスにいくつかの針が ついており、それを2、30メートルのばして、船を走らせるのだ. 簡単なトローリングだ.ハリスの太さは、1ミリ弱あり、相当の 大物も狙えそうだ.
釣り糸をおじさんからもらい手で当たりが確認できるように 持つ.でっかいのきたらどうしよう と思いつつ、ボーと待つ. そうすると、また、イルカが3匹ほどジャンプしている.かと 思えば、20メートルほど先を1匹ジャンプしつつ、通り過ぎてゆく. もう、ほとんど、イルカウオッチングとなってしまった. 釣りの当たりも全然ないので、神経はイルカに注がれる. 海上を隈なく目で監視する.5、6回はイルカを見ただろうか. 朝よりも、全然、今回のがいいじゃないか. 結局、釣りのほうは、坊主で終わったが、イルカで満足して 帰ることにする.嫁は船酔いしたのか、最後にイルカを見たときは 何も言わなかった.
夕食をまたまた、リアンに食べに行く.4回目だ.奥さんに フィッシュ と聞かれたが、アンラッキーと答えるほかなかった. つれなかったグルーパとあんかけ野菜を頼む。
本日の教訓
1.イルカウオッチングはやめて、釣りをしながらイルカを見るのがベストかも。 値段は一人18000ルピーで、 ヌサドアと比べると1/6ぐらいだ。船が小さくて、スリルも味わえる。 船に弱い人は、覚悟のうえお出かけください。 値段は海岸で交渉すれば5ドルまでおちると思います。保険は効きません。
2.子供に絵を描いてもらうのは、いいコミュニケーションになって楽しい。
3.ビデオカメラをぬらしてしまったので、雨天用のカバーをつけていくべきだった。
4.買い物は、10倍ぐらいにふっかけてくるので、最初は1/10ぐらいの値段で 交渉したほうがいいと思います。ものによっては20倍かも?
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