雁を保護する会

【雁のたより45号抜粋】


標識オオバン

オオバンは, クイナ科に属し, ヨシ・ガマ・マコモなどの湖岸植生に営巣する水鳥です. ユーラシア大陸からオーストラリア大陸にかけて広く分布し, わが国でも繁殖・越冬していますが, その移動や分散の状況はほとんどわかっていません. これを明らかにする目的で, 1994/12-95/04に, 茨城県の北浦(潮来町水原地区)に越冬するオオバンが標識放鳥されました(茨城大学・菊地昶史氏らのグループ). 標識放鳥された18羽のオオバンには環境庁の標識調査用の金属足環のほか, 赤いウィングタグが装着されています(図1, 2). なお, ウィングタグには2桁の数字が書かれていますが, 時間と共に消えつつあるようです.
これらの標識オオバンのうち, 既に数羽が宮城県の伊豆沼・内沼(95/03/07-04/23現在: 同時に最大2羽)と山元町牛橋河口(95/04/05: 1羽)で本会会員等によって発見されています. ぜひ本会会員のみなさまも水辺にお出かけの際はご注意下さい. 発見されましたら, 観察年月日・観察場所・個体数・オオバン自身やタグの状況と観察者の住所・氏名・電話番号を下記までお知らせ下さい.
[連絡先] 斉藤 安行(やすゆき) 学芸員
〒270-11 我孫子市 高野山234-3 我孫子市鳥の博物館
TEL 0471-85-2212 / FAX 0471-85-0639

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Last updated on Dec.10.1995
Hiraizumi Hideki (hira@kt.rim.or.jp)