えごぐさ

  久しぶりの乾物ネタ。えごぐさ、日本海で採れる海草だそうです。赤くなかったら、もじゃもじゃしていて髪の毛みたい。ときどき突発的にメールで会話するお友達にいただきました。Iさん、ありがとうございます。
 
 どう食べるかといいますと、煮て溶かして冷やし固めるんです。まずはよく水洗いしてゴミを取ります。最初はこのゴミが何を意味するのかよくわかりませんでした。赤いえごぐさの中に黒い枝状のものが混じっていて、これは煮ても溶けないんですな。冷やし固めたときに枝のまま残ってしまうので、これを水洗いしたときにできるだけ取り除いておくというわけです。しかし、とにもかくにも一回やってみるしかないですね。それで初めてゴミが見分けられるようになります。

 20倍の容量の水とともに火にかけて15〜20分ふつふつと煮て溶かし、型に入れて冷やし固めます。それが上の写真。煮溶かすうちに赤い色が消えて、茶色い糊状になってきます。「食いしん坊 万歳(万才? バンザイ?)!」で、やはり海草を煮ているシーンを見たことがあるんですけど、あれは赤くなかったなあ。海草を煮溶かすというのは割と普遍的な調理法なんでしょうか。しかし、こうやってみると、羊羹のように見えますね(笑)。

 食べるときは、上の写真のように切って。ますます羊羹のようですが、こちらは、からし醤油、わさび醤油、酢醤油などで、お刺し身のように食べます。私はゆずこしょう醤油で食べるのがお気に入りです。味は磯の香りがするこんにゃくという感じでしょうか。こんにゃくよりはやわらかいですけど。子供にはこの味は楽しめないだろうなあ。出会えたのが今でよかった。

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