習作ナンバー2「シャンプーバー」

 そして4週間が過ぎました。やってきました手作り石けんのかーいきーんびー! 最初に登場するのは、習作ナンバー2「ラベンダーとローズマリーのシャンプーバー」。前田京子さんという手作り石けん界の第一人者のレシピをそのまま借用させていただきました。学びは何でも最初は模倣から。習作ナンバー1ではなくて習作ナンバー2がトップなのは、習作ナンバー1の熟成期間が6週間でまだ解禁に至っていないからです。

 いやー、こんなに特定の日を心待ちにしたのは久しぶりですよ。2月8日の待ち遠しさに比べたら、クリスマスも、誕生日でさえも「何、それ?」という感じでしたねえ。その日、私は起きるやいなや石けんを持ってお風呂に入りました(笑)。シャンプーバーというのは、日本語でいえば洗髪石けんです。あ、聞こえてくるなー、“えー、石けんで髪の毛洗うなんておっさんみたいー。”という声が。でも、いいんだ、なんといわれようと。もう私は去年の12月以来すっかり手作り洗髪石けん派になってしまったんだから。

  ドキドキしながら水をつけて泡立ててみます。キャー、うれしいー、ちゃんと泡がたつー。すごく細かいけれど、これは立派に石けんの泡だー。なんて白いんでしょう。キラキラ光ってきれいだなー。ああ、この感動をどうお伝えすればいいのでしょうか。自らの手で石けんが作れたうれしさ、それがちゃんと機能しているうれしさ。料理を作るのとも、日本刺繍をするのとも違う達成感がここにあったのでした。これが宣伝する素材なら、私はダブのCMに出てくる素人モデルのように不自然に高いテンションでしゃべれるぞ(笑)。

 でも正直いうと、シャンプーとすごーく洗い上がりが違うかというとそうでもないです。髪には神経が走っていないのでよくわからない、というのが本音ですね。石けんにはラベンダーの香りをつけたので鼻を近づけるとラベンダーの匂いがするのですが、髪にその匂いに移るということもありません。“石けんの匂いのする人”になれるかと思ったのに(笑)。まあ、これは習作ナンバー1の浴用石けんの完成を待ってみないとなんともいえませんね。

 その後、浴室のシャンプーバーを観察していると(ときどきのぞきにいってる(笑))、飴色の汗をかいているときがありました。石けんの本によると、これは石けんの中のグリセリンが空気中の水分を引き寄せることにより起こるらしいです。石けんをプレゼントするときは、そういう情報も一緒にお伝えしないとね。

 以上、手作り石けん使用実感速報でしたー。

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