数じゃないのよ、人生は

 「組」という言葉が嫌いなんですよねえ。「勝ち組」とか、「やせ組」とか、「海外組」とか。電車に乗ったり、街を歩いていて、そういう記事とか広告とかを見ると、嫌悪感を覚えます。なんでそんなに群れを作りたがるのか、と。束で勢力作ろう、線引きしようという発想が、島国根性だよなあと思うんですよね。ただの「勝者」でいいじゃない。ほんとうに強い人は、人がどうあろうが関係ないはず。仲間はずれになりたくないから、自分も勝ちたいとか、成功したいとか思う人なんて、そもそも目標を持つ動機がまちがっています。人は人、自分は自分。数じゃないのよ、人生は。

 じゃあ、今年話題の新選組はどうなのか。個人的には興味ないかな。大河ドラマは例年にない軽さが私にはちょうどよくて、飽き性の割りにまだ見ているんですが(山南さんが死んだから寂しくなりそう)。忠臣蔵は好きなんですけどね。降霊術で誰を呼んでもいいといわれたら、浅野内匠頭を選びます。遺恨覚えた理由を知りたい。

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