2005年4月30日

暑いですねえ。もう夏なのか。
まだまるまる1ヶ月ある袷の季節を思うと心が萎えます。

最近、圧倒的に時間がなくて、
ものごとの優先順位を自分の中で徐々に組み替えています。
それで地すべり的にランク低下しているのがテレビと映画。
「この番組だけは」と思うものもあるんですけど、
映像ものは時間を取るので、固執したら身動きとれなくなります。
日本刺繍を続けたかったらこの2つをあきらめるしかないな、というのが、
このところの結論になりつつあります。
何かを得たら何かを失う、と。

2005年4月29日

今日から大型連休だったんですね。
スケジュール調整以外でカレンダーをあまり見ないので気がつきませんでした。
そのおかげで一つミスをしてしまったんですが。

宮部みゆき「日暮らし」読了。
読んだら最後You can't stopなので、
ずっと日延べにしてあったものにとうとう手をつけました。
絶世の美少年「弓之助」くんがいいですなあ。
ドラマ化されるとしたら誰が適役だろう?
ひと昔前ならタッキーあたりなんだろうけど、
ちょっと、とうが立っちゃったからなあ。

2005年4月28日

誤解を恐れずにいえば、
祝日や連休っていらないんですよねえ。
こういうものがあるから仕事が前倒しになったり、
後でバタバタすることになっちゃう。
一週七日のサイクルが淡々と一年続くのが一番と、
思っているんですけど誰も賛同してくれません(笑)。

2005年4月27日

そのとき私はホテルの18階にいて、
窓の外のビル群をながめていました。
そのうちに視界の向こうの方がくもり始め、
そのくもりがまたたく間にこちら側までやってきて、
にわか雨が降り出しました。
横なぐりの強い雨で、ビルの工事現場の人々は一階へ降りていき、
通りでは人が駆け出していました。
どんなに時代が進んでも、お天道様にはかないません。

2005年4月26日

えらい事故が起きました。
車両がまるで紙みたいにぺっちゃんこになっちゃって。
ときどき現実世界では想像をはるかに超える出来事が起きます。
つい先日雑談で、かつて三河島で起きたという大きな鉄道事故の話をしていたのですが、
そんなことを口にのぼらせたからこんなことになってしまったのかしら、と
あまりにも近いタイミングで起きた事故に戦慄を感じています。
これ以上、被害が拡大しませんように。

2005年4月25日

昨日は名古屋にいました。
行ってしまえば1時間半の距離。
目的は愛知万博ではありません。
もっと人でわさわさしているかと思ったのですが、
そうでもないのは万博の会場が名古屋市街から離れているからでしょうか。
みそ煮込みうどんとみそおでんといなり寿司を食べて、
鬼まんじゅうと台湾ラーメンとひつまぶしの素を買って帰ってきました。
ここに納豆コーヒーゼリーサンドが加われば完璧だったのだけれど、
まあまあ、余は満足じゃ。

2005年4月24日

寝不足で人前に出ている女性を見るとうれしくなります。
ヘンですか。でも、仲間だって気がするんですよ。
「ああ、ご同輩、ご同輩、あなたも働いていますねえ」って。
よく気がつくのは、渡辺えり子とか、宮部みゆきとか。
時間の大半を美容より仕事に使っている女性がいる。
それを知ることで、
私もまあ、間違っているわけではないでしょ、と思えるのです。

2005年4月23日

こうやって短い文章を毎日書いていると、
てきとーにガス抜きになって長い文章を書く気が薄れますね。
これはこれでちょっと危機かも。

昨日、家に帰ったら、リビングの蛍光灯のカバーが落下していました。
室内は無事なるも、予想もしないシュールな光景につい笑ってしまいました。

仕事で雑談しているときに、
ある人が「女性は誰しも『きれいになりたい』」という
本能を持っている」とおっしゃったのです。
そのあと、そうかなあ、そうでもないような気もするけどなあ、と
思い続けていて、はっと気がつきました。
「その心に『誰か』がいるなら、そうでしょう」と。
昔、恋をすると洋服を買いたくなったり、髪型を変えたりしたくなったものですが、
それはそういうことだったんだろうなあ。
今、とてもキモノが買いたいんですけど、
これはもう別の次元の話(笑)。

2005年4月22日

穂村弘「もうおうちへかえりましょう」、読了。
私と同い年の歌人のエッセー集。
四十を越えてなんでこんなにセンシティブなんだ。
独身だからか。
私もそうだが、そうでもないぞ。
だから歌人としてやっていけるんだろうな、と野暮なことを思ってみたり。

2005年4月21日

取材している夢を見ました。
ふだんは口をはさまない同行者が私の取材相手に一言質問したら、
取材相手はそれきり言葉を発しなくなってしまいました。
この気まずい沈黙を打破するのは私の役目なのかどうか、
頭を悩ませているところで目が覚めました。

2005年4月20日

新入学、新入社、そして絶好の行楽シーズンが重なって、
東京は今、電車がとても混んでいます。
朝はもちろん、夜の7時、8時に乗る地下鉄がラッシュアワーになるなんて、
日本第二の都市といわれる大阪でも考えられない現象です。
いつまでたっても満員電車には慣れることができません。
はやく平常時に戻ってほしいなと思います。

2005年4月19日

中学、高校と同級だった友人が上京したとの電話。
お互いのスケジュールの間隙を縫って茶話しました。
誰や彼やの消息話は人生いろいろ感があって、
感慨深いものがありますなあ。

2005年4月18日

中学生になった姪っ子のセーラー姿を目撃。
パン生地みたいに白くてふにゃふにゃしていた赤ちゃんが
ここまで大きくなったかと思うと育ててもいないのに感無量。

2005年4月17日

父親と姪っ子の誕生会でおすし屋さんに行きました。
ついたてを隔てた座敷にとなり合わせたのは外人さん20人の団体。
イタリア語、フランス語らしきものが聞こえてきます。
もし話しかけられたらどうしようと勝手にドキドキしていました(笑)。

2005年4月16日

昨日は京都にいました。
伊勢丹のエレベーターが満員状態の中、なかなか閉まらないでいると、
妙齢の女性が「はよ、閉まってーな」とツッコミを入れました。
関西ではなんでも漫才になります。

2005年4月15日

野瀬泰申「全日本食の方言地図」、読了。
NIKKEI NETの人気コーナー「食べ物 新日本奇行」の
第一部が書籍化されたものです。
大阪から東京に出てきてからこっち、
東京の食文化に関して漠然と感じていたことが一気にクリアになりました。
 肉といえば、東京は豚で、大阪は牛と思っていたんですが、
それがなぜかとか、肉といえば鶏というところもあるらしいとか、
「えーっ?」「へえーっ!」「ほーっ!」の連続です。
それにしても、現代日本人が日本国中をかなり移動しながら
生きていることにも感銘を受けました。
まあ、私もその一人ではあるのですが。

2005年4月14日

川上弘美の「センセイの鞄」は好きな作品です。
年齢差30歳の恋。
ヒロインと私がほぼ同年代で、
読み終わった直後、こういうことはほんとうに可能かと
あたりを見回してセンセイみたいな方を探してみました。
そのときはそういう年齢の方がいかにもおじいさんおじいさんしてて、
「やっぱり実際には難しい」と結論づけたんですけど、
今はあり得ると思っています。
かっこよく齢を重ねておられる方っていらっしゃるんですね。
もう、お目にかかるだけで気分は「キャー」って感じ。
ひそかに目がハート形になっています。
おそれ多くてとてもそんなこといえませんけど(笑)。

2005年4月13日

水木しげる「不思議旅行」、読了。
河童や座敷童子や貧乏神などを切り口に、
水木さんが実人生で体験した「説明のつかない出来事」を綴ったエッセイです。
不思議話は大好きなので、つい一気に読んでしまいました。
人が入るたび陰惨な出来事が起こる家とか、
ものすごくなまけ者なのになぜか生活に困ることなく生きている人とか、
水木さんが話すと信憑性がありますねえ。
どんなにサイバーな世の中になっても、人知の及ばない領域って残しておきたいなあ。
すべて科学で説明ついちゃったら、つまんないし。

2005年4月12日

昨日の地震のとき、私はお風呂でシャワーを浴びていました。
まあ、湯船の水が揺れる、揺れる。
これ以上大きな揺れになったらやばいなーと思いながら、
お風呂場を出ることはまったく考えず、
体を洗い続けてしまいました。
全裸で通りに飛び出すことにならなくてよかった(笑)。
こういうときはやっぱりすぐお風呂場から出るべきなんでしょうか。

2005年4月11日

ぬりえ美術館に行ってきました。
うちからは徒歩15分ほどの距離。
小さいけれど、思っていたより本格的なギャラリーでした。
館長は「きいちのぬりえ」作者・蔦谷喜一さんの姪御さん。
見ていたら出てきてくださって、
いろいろお話を聞かせてくださいました。
企業がきいち作品でいくつかノベルティや商品を作っていたんですね。
ミスタードーナツとかフェリシモとか文化屋雑貨店とか。
それらが結構よかったなあ。
リアルタイムで接してないのになんか親近感を感じたのは、
早稲田塾がキャラクターに使っていたからか。

2005年4月10日

ついにスポーツジム、初日。
コンセプトは「下手にがんばらないこと」。
ウォーキング20分がノルマで、
それが終わったらとっとと帰ってこようと思ったんですが、
インストラクターのお兄さんにマシンの使い方をひととおり説明されてしまいました。
「じゃあ、次からこれらを10回×3セットぐらいはこなしてくださいね」
ええーっ、そんな崇高な向上心ないんですけど(笑)。

2005年4月9日

久しぶりに大型書店を散策。
いくつか買おうと思っていた本を手に入れて、
さあ、帰りましょうと思ったときに
「きいちのぬりえ」BOOKというのを見つけました。
リアルタイムで遊んだ覚えは全然ありませんが、
なんと町屋に「ぬりえ美術館」なるものがあるらしいことが書いてあります。
これは行かねばならんでしょ。
色を塗るのもなんだか楽しそうだし、
買ってしまいました、保存用とぬりえ用で二冊。
リアルショッピングならではの衝動買いです。

2005年4月8日

昨日の夜は上野公園でお花見宴会。
有名な桜の名所で花も満開とあって、大変な人出でした。
歌舞伎町もびっくりって感じ。
そこに私は6時間ぐらい滞在してました(笑)。
注文を取りに来るピザ屋さんがいたり、
ラジカセでBGMを提供してまわるおじさんがいたり、
ほんとに弾けきってるのは女性だけのグループだったり、
というようなことをいろいろ発見しました。
今回はお花もたーんと見ましたよ。

2005年4月7日

最近、朝起きて最初の仕事はスパムメールのお掃除です。
日本のものはほとんど出会い系で、
英語のものは薬系とか、ソフトウェア系。
腹立たしく削除しながら思うのは、
「どうしてこんな稚拙な日本語で人がひっかかると思うのか」ということ。
それでも数打ちゃ当たるのか。
日本の知能水準がずーんと低下しているようで、
つい暗澹たる気持ちになります。

2005年4月6日

NIKKEI NETを渉猟しているうちに、
「食べ物新日本奇行」というコーナーを発見。
日本における「食の方言」が野瀬さんという記者の原稿と
読者のメール原稿で綴られているんですが、
これってまさに私の興味分野だ。
私にとってぜんざいとは「小豆の粒ありお餅入り汁」であって、
汁気のないあんこをかけてぜんざいっていうなと思うし、
カレーには生卵にウスターソースがデフォルトです。
それがほかの地方の人にとっては「えーっ?」という話になるんですよね。
おもしろい。おもしろすぎて原稿書きの手が止まる(笑)。

2005年4月5日

昨日の夜はお花見に行きました。
ホテルの2階にあるレストランの窓がガラス張りになっていて、
目前に通りの桜が迫っているんです。
つまり、室内ながら絶好のシチュエーションでお花見ができるという。
といっても集まった人と話すのに忙しかったから、
それほどしげしげと見てなかったんですけどね。
まあ、お花見ってそんなものですよね。

2005年4月4日

ファミレスで原稿を書いていたら、若い女性が割と大きな声で、
「愛しているかと聞かれたら、愛していないと思うんだけど、
いとしいとは思うのよね」といっているのが聞こえてきました。
愛、いとしい、そんな単語を抜けぬけと発音しなくなって幾星霜(笑)。
どんな女性がいっているのか見たかったけど、
あからさまに振り返るのもはばかられたので、
若いって鉄面皮、と思いながらキーボードに向かっていました。

2005年4月3日

発毛促進剤、私には合いませんでした。一日で脱落。

羊を飼っている夢をみました。
その羊がだんだん元気がなくなって、
体を横たえているそばで私が泣いているという。
現実世界では、動物を飼うことなんて考えたことないのに。
羊には何かの意味があるのかと思ったんですが、
Webの夢診断ではわかりませんでした。

2005年4月2日

久しぶりに発売日を待って買い物をしました。
女性用発毛促進剤。
早めに手を打っておこうと思いましてね(笑)。
説明書を読んでみると、
未成年者や妊婦や授乳中や高齢の人はいけないとか、
高血圧や低血圧の人はいけないとか、ものすごく注意事項があります。
これは医薬品なんですな。
でも、いざつけようとすると、地肌が見えるところって意外に少なくて
どこにつけたらいいかわかんないや。
最低でも6ヶ月は続けてくださいって書いてあるけど、続くかなー。

2005年4月1日

この試みが1ヶ月続きました。パチパチ。

刺繍の展示会が始まっていて、
友人から「いつ行ったらいい?」メールが寄せられています。
今年は作品を出していないというと、
「なんで? あれほどつきあいを断って刺繍していたのに! じゃあ行かない」と
落胆と糾弾の返事。
初めて各方面に申し訳ないことをしたなあという気になっています。
深めに自己嫌悪。

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