トーナメンター、遊漁船や漁船の船長さん、学術用途に利用
されている研究者、その他、
ロランスの機能を100%引き出した
いと考えるユーザーの ご参考になれば幸いです
  
 
 
 
 

TECHNICAL INFORMATION

        

 

NMEA2000 について

マリンエレクトロニクスの世界では メーカーが異なっても通信方式が統一されていると、緊急時に
互換性があって便利です。国産機の多くが
RS-232C という旧式の通信方式を採用していますが、動
作が遅い、ノイズに弱い、
1対1の通信なので配線が複雑化する等の欠点がありました。ロランスは
いち早く
NMEA2000を採用し、ボートライフや釣りのスタイルまで一変させてしまいました。

基本的なお約束は極めてシンプルです。
1.接続の要となるT型カプラーは、Tの字の横棒がバスラインで、横棒同士を直接、あるいは
  オスメスケーブルで連結してボートの前後方向に通します。

2.T型カプラーの縦棒がメスソケットになっていて、各種センサーやHDS本体をここに接続
  します。
3.バスラインの両端は、オスとメスのターミネーターで終端します。
4.バスラインの1カ所に、T型カプラーと赤黒リード付きのターミネーターで12
  ルトを供給します。

T型カプラーはバス停です。手を挙げて路線バスに乗車し必要な情報のやりとりをしたら「つぎ止まります」のブザーを押して降車します。最大40カ所のバス停を設置して高速かつ整然と運行できるので、機器を導入する際はこのソケットの有無を考慮して下さい。


NMEA2000のネットワークが正しく作動しているかを確認するには、キーパッドのHDSではMENU2
押してから、「ネットワーク」「機器のリスト」で見ることができます。
HDSタッチシリーズでは「設定」「ネットワーク」「デバイスリスト」で確認できます。なお、ネットワークパーツは品目毎にNMEAへのライセンス料が掛かっているため小さい部品ほど割高です。そこで、部品番号000-0124-69 NMEAスターターキットが経済的です。(0.6m, 4.5mオスメスケーブル, T型カプラーx2, オスメスターミネーター、電源供給ターミネーター、以上一式で税別14300円です)
●NMEA2000の機器で最も費用対効果の大きい部品がエンジンインターフェースです。瞬間燃費が表示
できるのでチルト角や回転数を調整して燃費の良い組み合わせを模索します。油温、油圧、運転時 間、燃料残にアラームをセットしてトラブルを未然に予防することも可能になります。
☆専用インターフェースが必要なメーカーは、スズキ、ヤマハ、エビンルード等で
 直接ネットワークができるメーカーは、ホンダ、ヤンマー、ボルボ他となります。
 



 

ノイズと対策

魚探に障害を与えるノイズには、モーターの整流子から発生する電気火花によるものや、エンジンの発電器が発生する
電源ラインのノイズによるケースが多いようです。 特にトロールモーターの整流子から発生する電気火花のノイズは
広い帯域の電磁波を発生するので対策に手間取ることが多いです。 電気火花による電磁波は1902年にマルコーニが
大西洋横断の通信実験をしたほど強力で、狭いボートの中でこのノイズから逃れることは難しいです。
魚探画面からノイズの原因を判断する場合、縦方向の干渉縞や画像の乱れは電気系のノイズで横方向の縞模様は物
理的な振動や、泡噛みの場合が多いようです。 トロールモーターやエンジンが特定の回転数になったときにノイズを発
生する場合は、防振ゴムなどを介して振動子を取り付けると解決するケースが多いです。

電磁波のノイズは完全に除去するのが困難ですが、アーシングで軽減することができます。 振動子をトロールモータ
ーにマウントしている場合は、マウントリングとトロールモーターのバッテリーのマイナス端子をリード線で接続します。
効果が少なければ、モーターとマウントリングの間に銅板などを挟んで電磁波を吸収します。 また、バッテリーとモータ
ーを接続するケーブルも電磁波の発生源となるので、振動子のコードや魚探の電源コードはなるべく離して下さい。

エンジンの回転数が2000回転を超える位からノイズが発生するケースでは、オルタネーターからの交流ノイズが考えら
れます。 バッテリーの劣化やターミナル部分の接触不良が生じると、バッテリーの直流とオルタネーターの脈流が合成
された、とんでもない波形が観察されます。 これを良質の電源とするには、キャパシタとTVSダイオードを並列接続した
部品を、なるべく魚探の近くに取り付けて電圧を安定化させたいものです。 セルモーターを回したときの瞬間的な電圧
降下で、魚探が再起動してしまう現象も防ぐことができます。

ノイズは目に見えないので厄介です。 コストが掛からず実行しやすいものから順に一つづつ対策して下さい。
キャパシタとノイズ吸収コアのセットを準備したので、最寄りのショップにご注文下さい。 ワンタッチクリップが付属する
のでプライアーだけで取り付けられられます。  税別2,200円です。
            

 

 

浅場での新技術

ロランスHDSは Gen3(ジェン・スリー)へと進化し、地図画面にストラクチャー画像をリアルタイムで転送します。 最大幅 200m以上の範囲で魚、漁礁、根の状況を写真化するため、一気にポイントを絞り込むことが可能となります。 ストラクチャースキャンもLSS-HDからLSS-3Dへと進化し、地形を立体表示して、魚がどの部分に着いているかを表示できるようになりました。深度、像度共に大幅に向上しています。 水深100mまでの浅場で サイドスキャン/ダウンスキャンによる写真画質を一度でも体験すると、もう従来の魚探画像には戻れないでしょう。

 

深場はチャープでピンスポット!

このたび、深場釣りのために、チャープ専用のスルーハル振動子が発売されました。 B265LHは50Khzが19度、200Khzが6度の指向角を持ち、50Khzの出力がマルチエレメントにより強化されています。 1000m以上の実用深度があり、新しい釣り場の開拓に最適です。 HDI用スルーハルはVハル船底に合わせて、0度、12度、20度の3種類が用意されています。 マルチエレメントで、精密な地形図の作成や漁業用として活躍します。 深海は高級魚の宝庫ですが、在来技術で探査できなかったため今後はロランスHDSで、新しいポイントの開拓が急速に進むことでしょう。

 

 

 
 
 

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