EXTREME MISSION


泰国ラジャダムナンスタジアムJrミドル級タイトルマッチ
第11試合/3分5ラウンド/ムエタイルール             ※画像をクリックすると拡大できます
× 小笠原 仁 5R JUDGE
0−3
チャオワリット・ジョッキージム
日本/伊原ジム タイ・ウドンタニ県

「小笠原応援団」
 さあ、いよいよやってきました本日のメインイベント!
 早速挑戦者の入場。     前10試合とは入場口も異なり、この試合は 別格だ!というのがよく伝わってくる。
 そして王者の登場、、、    と思ったら、その前に何故か 学ランを着た応援団 が登場!
 その後大応援を繰り広げ、彼らは去っていった。。。
 これも挑戦者にプレッシャーを与えるための作戦!かもしれない(笑)




「嗚呼、師弟愛」
 そんなユニークな(?)演出が行われた後、今度こそ王者の登場!     おお!  凄い!!
 殺気のようなオーラとは違う、 まるで1ヶ月間も座禅を組んだまま悟りを開こうとする修行僧 が纏っているような雰囲気、そんな言葉では表せないモノが伝わってくるっっっ(゜ω゜)
 これも小笠原チャンプのこの初防衛戦にかける意気込みの現われかもしれない。


流血?
 その後ファンからの花束の贈呈が行われ、早速タイトルマッチ宣言、、、     と思ったら、花束が次から次へと止め処なく渡されていく!     とても花束を自腹で買えそうにないチビっ子から、キレイなオネーサンまで、 映画の宣伝ついでに最初に 花束贈呈をした京島奈央 のも含めると合計15束 も!!  (うち2束はオガPが挑戦者に上げてたけど、、、  ファンの方はそれでもいいのかな?^_^;)

 ところでこの儀式、花束を持ってくる人の数が多すぎて3分もかかっている。
 もしかしたら小笠原チャンプがここで1R分の集中力を削がれているかも。。。


準備運動は念入りに
 その後、お偉いさんの挨拶とかワイクーとかがあって、ようやく試合開始。     もう 夜の9時半 だよ(笑)

 1Rは挑戦者の攻撃を誘って王者が返していくといった感じの攻防。     ムエタイルールにしてはやや王者の攻撃がパンチに偏りがちかも。

 2R、挑戦者のミドルが的確に王者のボディを捕らえている。     効いている様子は全く感じられないが、蹴りの採点基準の高いムエタイルールで 行われているこの試合、確実に挑戦者がポイントを取っていく。


王者のパンチは切れていたけれど


 3R、王者のローキックが挑戦者を揺るがせる。     結局この試合、唯一小笠原がポイントを取ったラウンドとなった。。。

 4R、5Rとパンチ主体の王者の戦法は変わらない。     最早KOしか狙っていないのか、いやKOを狙わざるを得なかったのかもしれない。





「ムエタイハ蹴ッテナンボヤデ、
オガサワラハン」
 そして採点へ―――     49-47、49-48、49-48
 王者の完敗でした、、、(T_T)

 キックボクシングルールなら、「相手にダメージを与えた方」が勝つ。     そしてこの試合、相手にダメージを負わせたのは王者の方だった。     しかし、ムエタイの判定では的確に相手に蹴りこんだ方が勝つ、 そしてそれを実行したのは挑戦者だった。    その違いが、両者の運命を左右した。

 王者の敗因―――それは「花束を貰う時間が長すぎた」 こと―――ではない(´Д`)ハズ

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