TAKE ONE


第1試合/ミドル級3回戦/3分3ラウンド           ※画像をクリックすると拡大できます
× 青木 克真 3R JUDGE
0-2
ギャオス 吉田
日本/トーエルジム 日本/治政館

いざ、ギャオス退治へ

 通常、10試合以上あるキックボクシングの興行の第1試合というのは客もマバラで、 いてもイマイチ反応が悪いのが常である。

 しかし今日は我らがエース、武田幸三の初防衛戦とあって 試合開始前から立見席は隙間無く人で埋め尽くされている !   (指定席は30%程からだったけど ^_^;)
 これは前座の試合とはいえ、選手も下手な試合はしてらんないぞ!

ギャオ〜ス


 しかし、そんなクマな心配をよそに(笑)、この試合は意外な盛り上がりを 見せることになる―――


 <Round.1>
 ギャオスのローキックから始まり、それにパンチで応戦する青木。
 選手コール時に 雄叫び を上げた ギャオスもさすがに試合中は黙々と攻防に終始する(^_^)

パンチ中心の青木君

 所属が治政館ということもあってか、ギャオスには会場からのお子様の声援も多い。
 「ギャオス、ジャブ・ロー!  ロー効いてるよ!!」 などというお子様らしからぬゲキ が会場に響き渡る のは治政館ならではか(~。~;)


 <Round.2>
 1R同様、「まずはローから」という姿勢を頑なに続けるギャオスを ボディや左右のフックで強引に崩しにかかる青木。

ロー中心のギャオスさん

 それにしても最近の治政館勢は 坊主に筋肉 ムキムキ というのが流行っているのだろうか(笑)    超合筋を筆頭に、 遠藤心平・ギャオスらを見ているとついついそんな事を考えてしまふ(⌒。⌒)


 <Round.3>
 セコンドが「ロー!」と言えばローキック、首相撲の最中に「ヒジ!」と言われれば 右の肘×5、「ヒザ!」と言われれば 右の膝×5 と指示通り以上の動きをするギャオス。。。

ギャオス産卵中...

 何もそこまで言われたマンマの動きをしなくてもいいような気もするんだけど(~。~;)


 そして互いに決定打のないまま試合終了。
 ギャオスは自分の試合内容に不満なのか、ニュートラルコーナーでしゃがみ込み 悔しそうな雄叫び を上げる(^_^;)


 そして採点の結果が会場にアナウンスされる。

「アギャギャギャギャ!」
(↑ 1人目:30-29)

 一人目のジャッジの採点は、、、
 「30−29 青コーナー 吉田」
 このコールを聞いてギャオスが「ギャオギャオギャオギャオギャオ!」 と奇声を発する!w(゜o゜)w

 二人目のジャッジの採点は、、、
 「30−30 ドロー
 このコールにはギャオスも「アリッ?」てな感じで、首をかしげグローブで頭をコツン。
 その 微笑ましい光景 に会場から 朗らかな笑い が(^_^;)

「アギャ?」
(↑ 2人目:ドロー)


 そして三人目のジャッジの採点は、、、
 「30−29 青コーナー 吉田」
 このコールがなされた時に、ついに ギャオスの本能が爆発!

 勝者の腕を掲げようとするレフェリーの手を振り解いたかと思うと リング上を雄叫びを上げながら走り回るギャオス!!

「フギャオ〜スっっっ!」
(↑ 3人目:30-29)


 ひとしきり暴れ回った後で、ようやくデビュー戦初勝利の感動が押し寄せてきたのか、 今度は 泣き上戸モード に突入(~ー~;)
 長江館長から 「おい!  早く降りろ!!」 とツッコみが 来るも 感動のガッツポーズ を見せ、 再び会場を沸かせる(笑)

 そしてようやくリングを降りるギャオスに会場からは惜しみの無い拍手が!

「ギャオ〜ン(涙)」

 それにしても、デビュー戦でコレほど 会場の心を鷲掴み にした選手がかつていただろうか? いや、いない。
 今後、ギャオスは新日本キックの興行に欠かせない選手となること間違いなし!( ̄ω ̄)b

 この試合を見逃してしまった人!   いつも前座の試合が終わってから来る人!    今後はオープニングファイトから来ないと大 損 こいちゃうぞ!(⌒▽⌒)


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