TAKE ONE


第9試合/日本ライト級タイトルマッチ/3分5ラウンド      ※画像をクリックすると拡大できます
石井 宏樹 5R JUDGE
3-0
マサル ×
日本/目黒ジム 日本/トーエルジム

ルパンな入場曲にのって♪
 この日のセミファイナルはライト級のタイトルマッチ!
 通常 ビジュアル系キックボクサー は、 男性ファンから敬遠されがち だが、石井チャンプはしっかりと 男性陣のハートも掴んでいる 希少なファイター( ̄ω ̄)
 気合の入った応援の垂れ幕も目に付きます。

 かたやマサル選手はというと、思いっきり 男性受け仕様 に 仕上がっていたりするので、コレは一つインパクトの残る試合でもしないと ライト級を全●本キックに持っていかれる ぞ!(爆)

ベルトを片手にエンヤコラ




 <Round.1>
 ラウンド開始早々、いきなり両者が打ち合う。
 気合が入っていていい感じ♪
 石井チャンプは左のミドル、ローを基点にジャブなしの右ストレートや左フックなど、 派手さはないが、バランスの取れた本当に巧いキックボクシングをする。
 対するマサル選手は打たれたら打ち返すという、こちらもまた基本に忠実な 試合運びを展開。

マ 「ベルトよこしなっ」



 <Round.2>
 1Rで体が暖まったのか、お互いに前のラウンドよりも動きにスピードが増す。
 流れるようなコンビネーションに会場から溜息が漏れる。
 しかし、コンビネーションや単発のミドル・ローの正確さは、いずれもチャンプの方が 一枚上手か。

 
 <Round.3>
 更に加速する両者の動きに、会場も一段と沸く。
 非常にアグレッシブな攻めを見せるチャンプは、パンチの連打で挑戦者を圧倒!
 と思いきや、すぐさまマサル選手も反撃に出る。
 こうして一進一退の攻防は続く。。。

石 「やだね♪」


 
 <Round.4>
 互いに決定打の欲しいラウンド、多少のリスクを省みずに両者とも積極的に倒しにかかるも、 双方共にタフネスさをみせ、ダウンを許さない。

 
 <Round.5>
 激しい打ち合いは最終ラウンドに入っても衰えを見せない。
 だが巧みにいなすチャンプを前に、先手を取りたい挑戦者はやや手詰まり気味。
 打たれる毎に打ち返すのはいいが、それではベルトの奪取は覚束無い。
 そうこうしているウチに試合を終えるゴングが打ち鳴らされた。。。

マ 「うりうりっ」




 場内に判定の結果がアナウンスされる。

 まず一人目は「50−48、 石井」。
 まあ、こんなモンでしょ。  3−0で石井チャンプの楽勝かな?(^o^)
 続いてアナウンスされた判定は、、、  「49−49 ドロー

石 「やだねったら、やだね♪」

 おひおひ。。。  そりゃないぜ、セニョール!┐(´Д`;)┌   って感じ?
 確かに決定打はあまり見受けられなかったけれど、常に先手を取っていたのはチャンプ側。
 挑戦者はドローではタイトル奪取はならないとはいえ、コンな判定がまかり 通るようでは 興行自体が盛り下がってしまう ぞ!

 そして3人目のジャッジが下した判定は、、、 「49−47、 石井」

石 「広島広いぞ宏樹君♪」
(↑意味無し、、、)


 ほらね!(´▽`)

 ドロー判定なんてつけた人、顔洗って出直してきなさい!
 
 会場の盛り上がりに水をさすような判定があったものの、振り返ってみれば必ずしも 一方が押切っている試合ではなかったのも確か。

 会場の自称評論家曰く、「石井はオールマイティーですからね〜」
 この人、なかなかいいこと言ってるんですよ。
 『オールマイティー = 決定力不足』

 この課題をチャンプが克服してくれない限り、打倒ムエタイはもとより 国内での評価も上がりきらない。
 チャンピオン故に背負う大きな期待、答えを導き出すのは容易ではない。


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