こりゃ、ご丁寧にど〜も |
試合前から両陣営のセコンド同士が深々と挨拶をするなど、
一見礼儀正しいそう な雰囲気を漂わせる双方。
だがそんな 前フリ(?)に
騙されてはいけない。 ゴングの鳴る前から勝負の駆け引きは始まっているのだから。
<Round.1>
赤のグローブの栗原が上手く立ち回る。
リーチ差を活かした左ジャブ |
相手の出端を挫くようにローキックで相手を転ばせながら、リーチの長さを活かした
ジャブで主導権を握る。
対する清水は距離を詰めようと強引に近づく。
首相撲では不利とみたか、組み付いたらすかさず栗原を投げる(笑)
投げる ⇒ 掴む ⇒ 投げる ⇒・・・
このラウンドだけで 計8回 も両者、
もしくは一方がマットに転がる。
ちょっと転がりすぎ?
<Round.2>
2R、グラつく清水 |
1Rでは栗原のアウトボクシングに苦戦した清水だが、執拗な
ミドルキックの掴み投げ と
首相撲からの体落とし が効いたのか、
次第にリズムを掴み始める。
だがリーチの差ゆえに、どうしても前に出なければならない清水は、
栗原の離れ際に放つ左フックをもらってしまい、大きくグラついてしまう。
一瞬ヒヤリとするシーンだったが、その後もせっせと栗原を投げつけて難を逃れる(^_^;)
結局このラウンドでの転がりは 計5回。
3R、反撃のバックスピン |
<Round.3>
最終ラウンドに入ってから両者の投げ合い
掴み合いは更に激しさを増す(笑)
殆ど シュートボクシング状態
と化したドロドロの試合展開 に、重い腰のレフェリーもようやく両者に注意を与え、
グローブを合わせさせる。
マットにゴロリン 22回 |
だが時すでに遅く、結局一度もダウンの無かった試合なのに一方、もしくは
双方がマットに這った回数は 通算22回
を記録してしまうことになる
o=(´。`)
<JUDGEMENT>
この荒れた展開にどのような採点をつけるのか、ジャッジも難しいところ。
1Rは栗原が、2R・3Rは清水がそれぞれやや優勢に進めていたが、
唯一決定打らしきものとなったのは2Rの栗原の左フック。
キックルールで やりたまへ |
勝負論では清水だが、採点で栗原の負けはなさげ?
そしてアナウンスされた各ジャッジの採点は以下の通り。
29-30、30-29、30-30
採点も三者三様に割れ、ドロー。
結局、こういうドロドロの展開になってしまっては、
プロの目でも優劣の判断ができない ということでした ヽ(´ω`)ノ
|
|