BULLET


   第3試合 / ヘビー級 / 3分3R               ※ 画像をクリックすると拡大できます
- 鈴木 ミツル vs 窪田 豊彦 -
日本 / GENESIS 日本 / FAT BOYS

ボクK-1にも出た事あるんだよ

 第3試合の選手が入場するとともに、会場にどよ めきが走る。   特にどちらの選手もパフォーマンスらしきことは していないのに、一体 何故??

 そんなクマの疑問は、リングインした赤コーナーの選手がTシャツを脱いだ時に 起きた笑い声を聞いて、ようやく解消された。←白々しい? 「百聞は一見に如かず」という言葉にある通り、この稚拙な文章よりも右に 掲載されている写真をご覧頂ければ、詳細を述べるまでも無いですよネ?( ̄ω ̄)

カユいなあ


 だがしかし、侮る事無かれ。
 この男は 何のパフォーマンスも無しに 会場を沸かせた んですよ。
 そう、ラ●バーき●ぞ〜 のような 小細工など、 一切していないんです!

 会場で笑った観客よ、ここまでの文章を読んでニヤリとしてしまった読者よ。

画面に収まりきらないネ

 彼の不作為に私達がリアクションを取ってしまったということは、すなわち 彼を 真のエンターテナー として認めてしまった という事にホカならないのです!!

 そんな彼をリングに迎えて、会場の期待は高まるばかり。

 しかし、この後 私達は 予想だにしない 壮絶な光景 を目の当たりにする ことになる。


 <Round.1>

試合開始18秒の右アッパー!

 ゴングが鳴り響いた途端、お互いに タコ殴り を始める!    赤いグローブのプロ6戦のキャリアと、青いグローブの新空手重量級王者の誇りが ノーガード で真っ向からぶつかり合う!!    のっけから盛り上がる後楽園ホール、しかしよく見るとコーナーに相手を 追い詰めたハズのミツルの方が 何故かボコボコに殴られている?!    そして体を入れ替えた 窪田のアッパー が、ミツルの右フックよりも一瞬早く 顎に届き、開始わずか18秒 でダウンを奪う!!

 あっという間にダウンを奪われパニックに陥るかと思われたミツルだが、 カウント4で立ち上がり、すぐにファイティングポーズを取る。    富平●文堀●といった K-1ファイターの 踏み台 対戦相手に 選ばれただけのことはありそうだ。

2度目のダウンに場内騒然

 そして両者は再びタコ殴りモードに突入!    ガードしなくていいのかなぁ(^_^;)    そして約30秒間、一体何発のパンチが交わされたのだろうか。    「1:3」とミツルはパンチの命中率では圧倒的に不利であるのに、 ただヒタスラに前に出ようとする。    これはプロとしての先輩の意地なのか??    だが、そんなミツルの想いを打ち砕くかのように、再び窪田の 窪田のアッパー が炸裂!    たった 62秒 で2度目のダウンを奪われる。

打たれてもなお打ち返す!

 そのあまりに 凄惨 なダウンシーン に 場内のアチコチから「キャーーーーッッ」女性の悲鳴 が上がる。(;;´Д`)

 今度は最初のダウンの時とは異なり、なかなか起き上がることが出来ない。
 もはやこれまでか―――
 誰もがそう思い始めたその時、カウント8でミツルが再び立ち上がる!    そして試合が再開された次の瞬間から、ミツルの逆襲 が始まる!!
 右ストレートを窪田にヒットさせたのを皮切りに、猛然とラッシュをかけるミツル。    これが効いたのか、窪田の手が初めて止まる。    そしてその隙を突いて窪田の顔面に数え切れないほどパンチをヒットさせる!!

 ミツルよ、常人ならトックにKOされている程のダメージを受けながら、 そしてさらに何度も攻撃を貰いながら、アナタはナゼそれでも勇敢に敵に立ち向かえるのですか?    アナタの体内には サモアの血 が 流れているというのですか??

 そしてそのミツルの脅威にヒルんだ窪田に、ミツルの最終兵器、
ザ・大相撲・支え 吊り込み腰
炸裂!!!!!!!(爆)


支え吊り込み腰っっ!?

 この人類の限界を超えたミツルの神業に、なんと場内に スタンディングオベーション が起きる!!    日本の習慣には無いこのスタンディングオベーション、しかしそれは興奮と賞賛が 臨界点に達すると自然に体現してしまう「人類共通の感情表現」であることが ミツルによって今ここに証明されたのである。

 しかし、ミツルが最後の最後まで封印してきた大相撲技の威力はこれだけではなかったのです。    な、なんと!    窪田を投げた衝撃でクマの カメラが壊れてしまった のです!! ← ホントです

 リングから離れたところにまで、その破壊力が及ぶとは、、、
 仕方が無いので、以降は音声のみで実況します(笑)



 最終兵器を投入したミツル、しかしそれすらも耐え切った新空手重量級王者の前に、 もはや対抗する術は残されてはいなかった。
 それでも必死に喰らいつくミツルに最大級の声援が送られるが、窪田の 右ストレート によって 無残にもマットに沈められていった。。。

 プロ初勝利に酔いしれる窪田、だがその後ろには ピクリとも動かない ミツルが横たわっていた。    3分以上はそのままであっただろうか。    その有様は、いかにこの試合が凄まじかったかということを雄弁に物語っていた。。。



































































合掌
× 鈴木 ミツル 1R 2'07" KO
右ストレート
窪田 豊彦
日本 / GENESIS 日本 / FAT BOYS

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