SASA BOM-BA-YE |
第4試合は 2001年度 新空手全日本軽中量級3位
の佐々の全日本キック初参戦を、30歳でデビューした
遅咲きの平 が迎え撃つという格好に。
現在29歳の佐々と31歳の遅咲き平、当初はは大人の渋み満載の試合を予想していたが、
なにやら会場に怪しい雰囲気が漂い始める。
そう、会場に 幟旗 が出現したんです!
※ 正式名称;幟旗(のぼりばた) 通称:ノボリ
どおりで試合前に入り口で竿の束を持った人がいると思ったら、幟旗に使うつもり
だったんだね(^-^;) こんなに立派な幟旗を見るのは
佐竹の銀座おざわ会 の幟旗以来だよ(笑)
勝ち名乗りは勝ってから |
しかし、驚くのはまだ早い。
佐々の登場を待ち侘びた新空手軍団の応援席からは
ドスのキいた コールが沸き起きた。 「さ〜さっ、
ぼんばっいぇっっ、さ〜さっ、ぼんばっいぇっっ!」
なんと会場に 佐々ボンバイエコール が!!(≧▽≦)
猪木祭の先取りか?!
そして現れた佐々、しかしその容姿は
新空手の公式ホームページに掲載されている写真
に写っていた、純朴そうな青年とは全くの別人!
新空手軍団って怖いよぅ |
リングインした後も、全身で観客にアピールを開始。
一通りリング上を回って少しは落ち着くかと思いきや、今度は
コーナーポストに駆け上がり 更なるアピールを行う、しかも
二度 も(笑)
そんな佐々に新空手軍団からも「ごーごーごーごー、
ごごごごごーーーっっ!!」と力強い声援(?)が送られる。
選手も選手なら、応援団も応援団のようです(笑)
だが、会場は ややウケ に留まる(^_^;)
<Round.1>
とりゃっっ |
あれだけ前フリが強烈だったワリに、試合展開は普通。
だがそこは新空手軍団。 大人しくしている訳がない。
早速、応援歌(?)と思われる歌を 野太い声
で歌い始める。 あまりに 音痴 のため、
何を言っているのか正確は把握はできなかったけれど、「 〜 我が命
〜 燃え滾る 〜 ♪」という 男気ムンムン の
言葉が歌詞に散りばめられてたのは確かです(笑)
ようやく歌も終わり、少しは静かになると思われた新空手軍団、しかし疲れを知らない精力
みなぎる彼らの応援に終わりは無い。 応援歌が終了した途端、「さ〜さっ、
う〜っ! さ〜さっ、う〜っ!」と別バージョンのコールを仕掛けてくる(~ω~;)
ミツルに対抗してみました |
すっかり影の薄くなってしまった遅咲き平は、第3試合のミツルに続けとばかりに
投げや飛び蹴りなどを披露するが、そんな彼の努力を踏み躙るかのように空手軍団の応援は続く(笑)
倒した後にこっそりと遅咲き平がパンチを放とうモノなら
「セコイことしてんじゃねえよ、この野郎!!」
と、すかさず 罵声 を浴びせられる(´ω`;)
<Round.2>
「ひ〜でゆきぃ あ゛ーい゛! ひ〜でゆきぃ
あ゛ーい゛!」と、インターバル中も鳴り止まない秀幸コール。 しかしこの
ラウンドから、勝ちに徹した遅咲き平の 膝地獄
に佐々は完全にはまってしまう。
新空手は首相撲がお嫌い |
応援団はその後も「佐々コール」や「かっとばせコール」などを披露するものの、
佐々自身は完全に煮詰まってしまう。
<Round.3>
まるでムエタイの試合のように試合中、ずっと怪しげな旋律を奏で続ける新空手軍団、
インターバルも含め常に何かしらの声を発している。 最終ラウンドも「応援歌」に加え
「フレーフレー佐々コール」など新ネタ(?)も披露するが、佐々自身は完全にグロッキー。
ただヒタスラ相手の膝攻撃に必死に耐えているだけになる。
それもある意味ムエタイっぽいかも?
勝利をアピールする二人 |
<JUDGEMENT>
試合終了のゴングの後、2人ともガッツポーズを取る。
ジャッジは3人とも1Rをドロー、2Rと3Rを遅咲き平に付けて
30-28 と採点。
傷心の佐々を励ますかのように「いいぞ、いいぞ、さ〜さっ!
いいぞ、いいぞ、さ〜さっ!」と新空手軍団からコールがかかると、
その健闘を称えて他所からも「いいぞ、
いいぞ、さ〜さっ!」とコールが起きる。 これぞまさしく
キックと空手の心が交わった瞬間 であった( ̄ω ̄)
オイシイとこ持って 行きやがって、コイツゥ |
この会場中から向けられる声援に、腰に手を当てる応える健気な佐々。 アナタは
空手とキックを結ぶ、立派な 掛け橋 と
なりました。 親御さんが見ていらっしゃったら、さぞかし喜んだと思いますよ (^ω^)ノ
そして新空手軍団の作った 花道 を退場する
佐々、その後に観客席で一人の年配の男性が立ち上がり、こう言ってお辞儀をした。
「ありがとうございっっした!」
あ、お父様、来てらしたのね(⌒ω⌒;)
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