BULLET


   第6試合 / フェザー級 / サドンデスマッチ         ※ 画像をクリックすると拡大できます
- 石川 直生 vs 新宅 正章 -
日本 / 青春塾 日本 / 空修会館

筋金だけじゃなく
ゼッケンも入ってます

 ここからは5回戦。
 見渡せばいつの間にか客席も7割強の入り。
 
 空手着を身にまとって青コーナーからリングに上がるのは、昨年の 新空手全日本軽量級準優勝 の新宅。   
 デビュー戦(9/7)では先輩格の工藤を相手に判定ながら勝ち星を挙げている。    その時はスタミナ不足も指摘されたが、この試合から導入される 『サドンデスマッチシステム』は新空手のプリンスにとってプラスの材料となるだろう。

 続いて登場した石川はモデルもこなし、ドラマにも出演した事があるそうだ。
 階段を上る前に胸に手を当てたり、ロープを跨いでリングに上がったり、 手を振り上げて観客にアピールするなど、テレビ映えするために 計算し尽くされた動き をする あたりは モデルならではか(^_^;)

ここには魂が入ってます


 パンフに『プリンス対決』と銘打っているだけあって、二人ともなかなかの男前。
 だが、「プリンス」と名の付く人の中には 勘違い している連中が多いのも世の常。

 そのプリンスと呼ばれる男が二人もリングに上がるのだから、少なくとも一人は 変に違いない! ( ̄ω ̄)b  ←決め打ち

 しかし、このあと筆者の 邪推 予想を遥かに上回る プリンス、、、  いや 暴君 が降臨することになる。

いざプリンス対決




 <Round.1>
 開始を告げるゴングが鳴り響くと、石川は赤いグローブを高々と挙げてから 新宅のグローブにタッチする。
 格闘家としては 隙だらけ だが、それでも パフォーマンスを重視 するのはモデルの血が流れているせい?

 だがこれは 石川劇場 の序曲 に過ぎなかった―――

レフェリー石川の胴タックル!


 石川の右ストレートを上体の動きで捌いた後、軸足を滑らせて転倒してしまった 新宅、ここで何を血迷ったのか石川は 仰向けになっている 新宅の顔面を蹴ろうとする!

 ここは間一髪の所で 華麗な胴タックル をキめた石川レフェリーの好プレー(?)によって事無きを得る(^-^;)

 しかしこんなことで懲りる石川ではない。

寝てる相手は殴っちゃイカン

 今度は首相撲から倒れて再び 仰向けになった新宅の顔面を すかさず殴りかかる!

 だがここも石川レフェリーの 機敏な突き飛ばし によって、事態を最小限に抑える(^_^;)

 そして迎えた開始80秒、両者同時に繰り出した 右フック が一瞬早く新宅の顎に到達し、 ダウンを奪う。

明暗を分けた 1'20"


 これで明確なポイントを奪った石川が少しは冷静になるかと思ったら、 ダウンして頭を抱える新宅に更に襲い掛かろうとする!!

 ここもレフェリーがあわやの所で石川に組み付いて事態を収拾を図る。    しかし石川はそれでも レフェリーの制止を振り解いて、なおも倒れている 新宅を攻撃しようとする (´Д`;;)    レフェリーは二人の距離を力尽くで引き離すが、納得いかないのか石川は 地団駄 を踏む。    おいおい、悪いのはキミだろう(−_−;)
 それとも ワールドカップのチケットが 手に入らなかったのだろうか?

レフェリーの死角でコソっと...

 何とかファイティングポーズをとる新宅だが、すかさず石川が襲い掛かる。
 そしてラウンド終了間際に相手をコーナーに追い詰めた石川は、 首相撲での攻防から倒れこむ新宅の顔面を膝でエグる!!!

 この死角での出来事に、さすがの名裁きを続けてきたレフェリーもこの事態は防ぎようが無く、 2度目のダウンを宣告。

勝ちゃぁいいんだよ、勝ちゃぁ


 カウント9で立ち上がった新宅だが、これ以上の続行は不可能と判断した レフェリーによって試合は止められた。


 新空手のプリンスが敗れてしまったために、この試合で 勘違い した石川を更生させてやる事は出来なかった。

 だけどいい加減に気付いて欲しい。

俺って強いだろ カッコイイだろ

 デビューしたての新空手のプリンスですら貰えた 花束が、モデルのくせに一つも貰えなかった のは、何故なのかという事に。    いくら男前でもそんな 卑劣漢 に くれてやるモノなど無いという事に。
石川 直生 1R 3'05" KO
膝蹴り
新宅 正章 ×
日本 / 青春塾 日本 / 空修会館

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