気迫は溢れんばかり |
西田は1年前にデビューして以来、4戦4勝(2KO)と好成績をマークし、
今や全日本キック重量級のホープ。
対する藤原はプロ8年目。 全日本キックミドル級3位という肩書きこそ持っているが、
引き分けを挟んで現在、4連敗中(うち3KO負け)
の身。
ここは一つ、選手生命を賭けるくらいの心意気で臨まないと、心許ない。
でも初回から首相撲ばかり |
<Round.1>
初回から首相撲中心の展開が続く。 お互いに飛び込んで何かをしようとしているのだが、
結果的に組み付くだけの地味な試合運びになってしまう。
同じような展開の連続に、レフェリーも早々に二人を引き剥がしにかかる。
<Round.2>
藤原はミドルを出して組み付くか、右ストレートを単発で出して組み付く以外に何も無し。
この男、8年間も一体何をしてきたんだ??
藤原のパワーボム!? |
ただでさえ首相撲だらけで場内が白けてきているのに、
藤原はレフェリーがブレイクをかけても、なかなか絡ませた手を振り解こうとしない。
これには西田もイラついたのか、「う゛ぉっっ! う゛ぉっっ!」
と吼える。Σ(゜ω゜)
今大会、最重量契約の試合で重量級の醍醐味を見せたい西田なりの
フラストレーション の表れなのだろうか?
この後、猛然とラッシュをかけて会場を沸かせる西田、やっぱり重量級はこうで
なくっちゃネ!o(^o^)o だが、そんな西田の想いを踏み躙るかのように、
藤原は組み付いてきて パワーボム をぶちかます。
まったく、前の試合の石川といい、青春塾は一体どういう指導をしているんだ?(`へ´)
ぽぽん ぽん |
しかし、そんな 青春塾の塾生達の
悪行 を神様は決して見逃していなかった!
再び首相撲モードに突入し、試合が盛り下がってきたその時、
西田の左ミドルが藤原の悪玉菌を直撃!
一瞬 昇天した藤原の表情は、まるで西田に勝利をもたらす女神のように
筆者の目には映った―――
西田が吼える! |
やっぱり悪い事はするモンじゃないネ! ( ̄ω ̄)b
<Round.3>
その後も懲りずにクリンチにくる藤原に、何度も西田が吼えるが、打てども響かない男には
吼えても反応なし。 ラウンド半ばに 西田の右ハイが
ヒット し再び会場を盛り上げるが、またしても藤原に組み付かれ地味な
展開に引きずり込まれる。 完全にヒールと化した藤原はこの後
西田の後頭部へ肘を打ち込むという暴挙に出る。
怒りのハイキック!! |
これには強烈なブーイングが浴びせられるが、藤原はお構いなし。
観客は皆、西田の応援に回り、ちっちゃな女の子まで声をからして「西田がんばれーー!」と
声援を送るが、そういう西田の方はというと、既に
スタミナ切れ(^_^;) 結局、消化不良のまま判定に入る。
<JUDGEMENT>
中村、鈴木、矢島の3名のジャッジはそれぞれ30−28、30−29、30−28で
全員西田を支持し、ヒール藤原の判定負け。
んっふ〜〜〜 |
しかし、後日(1/10)発表されたランキングでも相変わらず藤原は3位のまま。
ドローを挟んで 5連敗、
それでもランクが落ちないんじゃあ、選手も甘えてしまう。
選手のためにも心を鬼にして肩書きを消し、出直させてやるのも
全日本キックの親心というものでは?
プロの価値は肩書きでなく、試合の内容で決まるのだから。
そうすると、ランカーが1位の清水と2位の中村の
二人だけ になっちゃうんだけどね(´ω`)
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