BULLET


   第7試合 / 80kg契約 / サドンデスマッチ         ※ 画像をクリックすると拡大できます
- 藤原 鉄志 vs 西田 和嗣 -
日本 / 青春塾 日本 / S.V.G

気迫は溢れんばかり

 西田は1年前にデビューして以来、4戦4勝(2KO)と好成績をマークし、 今や全日本キック重量級のホープ。

 対する藤原はプロ8年目。  全日本キックミドル級3位という肩書きこそ持っているが、 引き分けを挟んで現在、4連敗中(うち3KO負け) の身。
 ここは一つ、選手生命を賭けるくらいの心意気で臨まないと、心許ない。

でも初回から首相撲ばかり



<Round.1>
 初回から首相撲中心の展開が続く。  お互いに飛び込んで何かをしようとしているのだが、 結果的に組み付くだけの地味な試合運びになってしまう。    同じような展開の連続に、レフェリーも早々に二人を引き剥がしにかかる。


<Round.2>
 藤原はミドルを出して組み付くか、右ストレートを単発で出して組み付く以外に何も無し。    この男、8年間も一体何をしてきたんだ??

藤原のパワーボム!?


 ただでさえ首相撲だらけで場内が白けてきているのに、 藤原はレフェリーがブレイクをかけても、なかなか絡ませた手を振り解こうとしない。    これには西田もイラついたのか、「う゛ぉっっ! う゛ぉっっ!」 と吼える。Σ(゜ω゜)
 今大会、最重量契約の試合で重量級の醍醐味を見せたい西田なりの フラストレーション の表れなのだろうか?
  この後、猛然とラッシュをかけて会場を沸かせる西田、やっぱり重量級はこうで なくっちゃネ!o(^o^)o  だが、そんな西田の想いを踏み躙るかのように、 藤原は組み付いてきて パワーボム をぶちかます。   まったく、前の試合の石川といい、青春塾は一体どういう指導をしているんだ?(`へ´)

ぽぽん ぽん

 しかし、そんな 青春塾の塾生達の 悪行 を神様は決して見逃していなかった!    再び首相撲モードに突入し、試合が盛り下がってきたその時、 西田の左ミドルが藤原のを直撃!

 一瞬 昇天した藤原の表情は、まるで西田に勝利をもたらす女神のように 筆者の目には映った―――

西田が吼える!

 やっぱり悪い事はするモンじゃないネ! ( ̄ω ̄)b


<Round.3>
 その後も懲りずにクリンチにくる藤原に、何度も西田が吼えるが、打てども響かない男には 吼えても反応なし。  ラウンド半ばに 西田の右ハイが ヒット し再び会場を盛り上げるが、またしても藤原に組み付かれ地味な 展開に引きずり込まれる。  完全にヒールと化した藤原はこの後 西田の後頭部へ肘を打ち込むという暴挙に出る

怒りのハイキック!!

 これには強烈なブーイングが浴びせられるが、藤原はお構いなし。
 観客は皆、西田の応援に回り、ちっちゃな女の子まで声をからして「西田がんばれーー!」と 声援を送るが、そういう西田の方はというと、既に スタミナ切れ(^_^;)  結局、消化不良のまま判定に入る。


<JUDGEMENT>
 中村、鈴木、矢島の3名のジャッジはそれぞれ30−28、30−29、30−28で 全員西田を支持し、ヒール藤原の判定負け。

んっふ〜〜〜

 しかし、後日(1/10)発表されたランキングでも相変わらず藤原は3位のまま。    ドローを挟んで 5連敗、 それでもランクが落ちないんじゃあ、選手も甘えてしまう。
 選手のためにも心を鬼にして肩書きを消し、出直させてやるのも 全日本キックの親心というものでは?
 プロの価値は肩書きでなく、試合の内容で決まるのだから。
 そうすると、ランカーが1位の清水と2位の中村の 二人だけ になっちゃうんだけどね(´ω`)
× 藤原 鉄志 3R JUDGE
0-3
西田 和嗣
日本 / 青春塾 日本 / S.V.G

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