「ワーイ、ボク大人気♪」 |
先に登場したのは元ムエタイ王者のムァンファーレッグ(以下バーン)。
入場と共に会場中から 「バ〜〜ン!」「ムァ〜ン!」
と声援が送られる程の大人気。
これほど日本の観客から好かれているタイ人も珍しい。
ちなみに『バーン』というのはタイ語で「痩せている」という意味の彼への愛称。
って、OSMさんが言ってました σ(´ー`;)
「チャンプなのに声援少なひ」 |
続いて登場する日本ライト級王者の石井にも
「ゴンちゃ〜ん」 という声援が送られるが、
バーンのへの声援の方が大きかった せいか、心なしか背中から哀愁が漂う
(左写真参照)。
両雄は昨年の試合で引き分けており、今回の対決で白黒ハッキリさせておきたいところ。
元ムエタイ王者と、ムエタイの頂きを目指す若き日本王者。
その名に違わない超ハイレベルな試合が、繰り広げられた―――
楽しげな一コマ |
<Round.1>
とにかく クネクネ と
体を揺らしまくるバーン。
石井を挑発しているのかそれとも余裕ぶっこいているのかよくわからないが、
その状態から繰り出す左フック一つで会場を沸かせるあたりはさすが。
対する石井も距離を上手く取り、テンポよくコンビネーションを叩き込んでいく。
1R、ハイレベルな技の応酬 |
息の詰まるような 高度な技の応酬
が初回から繰り広げられる。
<Round.2>
セカンドラウンドに入ってからも続けられるハイレベルな技のやり取りに
石井がニヤリと笑う シーンも見られる。
この 最高のシチュエーションの中で戦える事を、
心から楽しんでいる かのようだ。
?! |
しかし、このスピーディーな展開の最中、ロープ際での競り合いから、
バーンが卓越したボディコントロールで
石井をリング外へ投げ飛ばす! w(゜O゜;;)w
幸い、投げ飛ばされた石井に大きなダメージは無いようだが、その表情は強張る。
次第に熱くなり始めた両者の戦いは、ガチガチの打ち合い
になり始める。
瞬きする暇もない高速バトル |
途中、左ハイキックを出そうとするバーンに石井が右ストレートをヒットさせ、
バランスを崩す事に成功。
そして更に攻撃が続こうかという最中、
レフェリーが手を挙げて両者の中に割って入る。
もしかして、今の石井の攻撃でバーンがダウンを取られたのかな??と思ったら、どうやら
石井の額からの出血によるタイムストップ のようだ。
これからという時に、、、 |
そしてドクターのチェックを受ける石井。
かなりの深手なのかドクターの診察は長引く。
セコンドについていた小野寺も血を拭くためにタオルを持って駆け寄る。
試合続行を懇願する石井、しかし骨が見える程の深い傷のため、ここで
止む無くドクターはストップを宣告せざるを得なかった―――
無情のドクターストップ! |
この試合はバーンの、かつてムエタイの頂きにいた者の驚異的な戦闘能力の高さを
見せ付けられた格好になった。
しかし石井の実力も、その高い壁に既に手が届きつつある事を証明した試合でもあった。
層の厚いこのライト級でムエタイ越えを果たすという夢も、彼なら現実のものに
出来るかもしれない( ̄ω ̄)
犯行現場はコレ↑です |
憎らしい程のこの強さ |
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