キーン |
超満員のホールの観衆の中、ファイナルに武田幸三が登場!o(^o^)o
5月26日にはラジャのJr.ミドル級タイトルマッチを控え、
今日がその前哨戦となる訳だけれど、そこに用意された相手は
ラジャ・ウェルター5位の強豪。
ムエタイの頂点を極めるためとはいえ、
今回の武田に課された試練は相当なもの。
右袖には「超合筋」の刺繍 |
会場のムエタイマニア達もしきりに対戦相手のタイ人の強さを気にして、
武田の勝利を不安視するくらいなのだから、ビックベンは相当強いんでしょう、
多分(←実は筆者はこのタイ人の事を全然
知らなかったりする^_^;)
<Round.1>
お互いに相手の力量を探りながらの立ち上がり、ビッグベンはいきなり
須藤元気ばりの『その場小走り』
を始める(^_^;)
1Rから猛威を振るうこのロー |
その後もビックベンは明後日の方向に軽くパンチを出したり、
ローを蹴られた箇所を自分で叩くなど(微)
妙な動きをするが、会場は
全くウケていない。
というより、「微妙過ぎて
誰も気付いていない」 と言った方が正解だろう(~へ~;)
まずは右ローで最初のダウン |
そんなこんなでビックベンのネタがスベっている間にも、武田の放つ
左右のローが会場をコダマしていく。
<Round.2>
懲りるという文字がビックベンの辞書には無いのか、その後も武田の蹴り足を
捉まえて転ばせた後に 「タッチ」
をしに行くなど小ネタを披露するが、相変わらず
彼のセンスに会場がついていけない(^_^;)
そらそーだ
2度目のダウンはこのローで |
そして2Rも1分が過ぎた時、
武田の右ローがビックベンの左足に炸裂!
この試合、最初のダウンを奪う。
さほど大きなダメージを受けた様子も見せずに立ち上がるビックベンだが、
なおも攻め続けてくる武田の圧力を前に、ロープを背にして戦うシーンが
目立ち始める。
そして2Rも残り僅かという所で、武田の
パンチの連打から放つロー
で、再びビックベンをマットに這わせる!
3度目のダウンもこのローで |
ビッグベンはカウント6で立ち上がり、このラウンドはゴングに
救われた形となったが、それは彼にとって更なる苦痛を味わうための
準備期間に過ぎなかった―――
<Round.3>
さあ皆さんお待ちかね、『超合筋KOショー』のお時間です!\(^o^)/
存分に満喫しましょう♪
為す術なく4度目のダウンを 喫するビックベン |
ラウンド開始早々、武田が猛ラッシュをかけ、まずは
右ローキック
でビックベンをマットに這わせる。
辛うじて立ち上がるビックベンに再び
右ローキック を浴びせ今日4度目のダウンを喫するビックベン。
会場からは
「タオル タオル!」「タオルを入れろー!」
と言う声が上がるほどビックベンのダメージは深刻だったが、
それでもファイティングポーズをとり再度試合は続行。
そしてフィニッシュのロー |
結局、もはや立っているだけで精一杯のビックベンに、武田が止めの
右ローキック を放ち
このラウンド3度目の、この試合5度目のダウンを奪い、試合を決めた。
膨らむ史上初の外国人 ムエタイニ階級制覇への夢 |
観客がタイ人に同情してしまうほどの強さ、今の武田には
その強さが存在していた。
前人未到の外国人ムエタイニ階級制覇も、もはや夢ではない。
いや、2ヵ月後には正夢としてこの観戦記に掲載されると信じて・・・
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