この人の強さは本物でした |
初めてこの両者が合間見えたのは2000年の9月10日
(この試合は引き分け)。
リングイン前に捧げる・・・ |
その後、朴は翌年の1月21日に
ハイキックで小野寺力をKO しているだけに、2ヶ月後に控えている
日本ライト級タイトルマッチを占う上で大きな意味を持つ一戦となること
間違いなし!
そしてリング上では筆者の予想を上回る熱戦が繰り広げられました(^ω^)
好試合の予感 |
<Round.1>
序盤はセコンドの指示通りにジャブ・ローで先手を取る石井に、
朴も重そうな音を響かせるパンチで応戦。
途中、石井の縦蹴りが朴の頭部をかすめると、その
華麗さに会場から溜息が漏れる
シーンも。
1R、縦蹴り |
<Round.2>
コンビネーションの冴える石井ペースで進もうかという最中、朴の
左フックがカウンターで石井の顔面を
捉え、攻勢に回った朴はその後左を何度も石井にヒットさせる
などしてポイントを挽回。
この展開に俄然、会場もヒートアップ♪
2R、反撃のカウンター |
そうそう。 1Rでは石井が、2Rでは朴がそれぞれローブローを
入れてしまうというシーンが見られたんですけど、お互いにとてもフェアな
態度で試合を続行してました。
緊張感の中にも礼節を持って戦う選手達の試合って、
ホンとに格好良いですよね(⌒ω⌒)
石井の蹴りと朴の拳が 火花を散らす3R |
<Round.3>
石井が中間距離から重いローを叩き込んでいけば、
朴も間合いを詰めて重いボディーブローを繰り出すなど
ハイレベルな攻防を展開、
消化不良に終わってしまった先の試合で少し緩んだ会場の雰囲気など、
もうどこにも残っていませんでした。
<Round.4>
4R、パンチをかわしながら 放つ石井のミドル |
ここにきて石井のローキックを嫌がり始める朴、
それでも前に出て攻撃の手を休めようとはしないものの、
打ち終わる度に打ち込まれる石井のローは確実にダメージを追加。
<Round.5>
ローキックに狙いを定めた石井は、
これでもかとローキックを叩き込む。
足元の覚束無くなってきた朴は、それでも終了間際にハイキックを
放つなど 最後まで試合を捨てずに果敢に対峙、ゴングが鳴ると同時に会場からは
両雄に健闘を称える拍手
が送られました(^ω^)
ローに標準を定めた5R |
<Decision>
お互いの実力を認めた二人は、試合後にガッチリと抱擁。
そして判定で石井の勝利が告げられると、一瞬飛び上がって勝利を
喜ぶものの すぐに表情を引き締めなおして対戦相手への敬意を忘れない石井。
だきっ |
7月には勢いに乗る挑戦者を迎え撃たなければならない石井チャンプですが、
王者の方もどうやら磐石の態勢で防衛戦に望めそうです。
ズバリ、7月27日に行われる後楽園大会のベストバウトは
石井 vs 井場戦でしょう( ̄ω ̄)b
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