甘辛コラム


vol.3  2001/4/22


=K-1の判定=


   やっぱり今大会 (K-1 BUNRING 2001) もありました!
   K-1審判団の インチキジャッジ!!

   もう、毎度恒例となっているこのインチキジャッジメント、 いい加減このままでは試合を見るファンが混乱してしまうので、 改めてこのサイトで検討してみましょっ!(`-´)┛

   例にとって検証するのは、一番の物議を醸し出している ホースト vs 武蔵の 2−0ジャッジ
   不公正かつ不透明なK-1審判団 の採点基準に惑わされず、ここは冷静に標準的なキックボクシングルール での視点から考察してみませう♪



   1R、武蔵の攻撃をかわしがなら常に先手をとり手数を稼ぐ展開に 10-9でホースト
   2R、ホーストの攻撃がクリーンヒットし、 武蔵がホールディングをするシーンが増え、10-9で ホースト
   3R、武蔵の膝とローが有効にヒットするが、反撃された後に ホールディングするだけで一方的にホーストの膝を受け (技をかけた後に相手に抱きつくのは技のかけ逃げになる)、結局10-10。
   4R、武蔵の執拗な奥足へのローキックが 確実にホーストにダメージを与え、10-9で 武蔵
   5R、最終ラウンドになり積極的に手数を出すホーストに較べ、武蔵は 相変わらず下がる展開で、なおかつホールディングの多さに注意1を受け、10-9で ホースト
   このように、ジャッジは 49−47でホースト となる。




   「何をそんな 当たり前な事を―――」
   これを読んで、そう感じる人は多いよね?
   でも大丈夫!そう思ったアナタは正常です!└(^o^)┘

   キックボクシングの興行を観戦によく行く人には、 わざわざ上記の解説なんていらなかったかな(~。~)
   だけど、このサイトはキック初心者大歓迎のサイト!
   某有名検索サイトの掲示板で 最近よく『少なくとも武蔵のドローに決まってんじゃねーか。 お前らそんな事もわかんね〜の?』的な発言をしまくっているアラシの 意見に惑わさる子羊のために、あえて根拠を書いてみました(= ̄ω ̄=)b

  さて、そのホースト vs 武蔵戦だけど、 実際の判定はドウなったのか覚えてるかな?
  島三男50-49(ホースト)、大森敏範50-50(ドロー)、 田畑靖男50-49(ホースト)。  2−0でホーストの勝利、、、、

  ほえ?   ドロージャッジがいる?!

   ホーストのファン、或いは純粋にこの試合を楽しんで 観戦していた方にとって、この好試合をぶ ち壊すような判定の仕方である。
   だがしかし!    案ずる事はないのである。
   そう、そのインチキ判定をしたのは、 伝説のジャッジマン 大森敏範 その人なのだから―――。

  「ねえねえ、大森 敏範って聞いたことない?」
  「そういえばこの間、横浜アリーナでもジャッジしてなかったっけ?」
  「思い出した!アビディ戦で草津に50−49 をつけた人だよね!」

   ここは個人を誹謗中傷するサイトではないので(^_^;)、 上記のような表記をするに留めておくけど、もう言うまでもないよネ!

   K-1審判団のつける採点はドロー判定が非常に多い。 ポイントに差がついても、多くの場合は50-49や49-48などの 極僅差のケースが大半だよネ。
   モチロン、実力が拮抗していて判定が微妙な試合ならば いざしらず、今回のホースト vs武蔵 戦を見てもらえばわかるとおり、 減点されるケースが非常に少ない。
   その理由は、、、
   『K-1審判団に試合を採点する能力が ない』からである。   以上!

   50-50の採点をつけるんだったら、ジャッジなんて必要なし!
   ノックアウトやダウンがなくても勝敗を決める必要があるから ジャッジがいるんじゃないの?          それを平気で減点無しの採点ばかりするようでは 素人と同じ―――いや、それ以下としか言いようがないネ! ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ マイッチャウネ マッタク、、、

   だけど、それだけじゃあ納得いかない事もあるって?
   そりゃそうだよねっ。
   今大会の子安 vs オスカンしかり、判定のプリンスしかり、 そして何より冒頭のホースト vs 武蔵しかりである。

   あんまり大きな声じゃ言えないけれど 、『K-1審判団は正道会館勢に有利な判定を つけている』のは火を見るよりも明らかなんだよね〜〜〜(´▽`)

   んま、判定のプリンスの件については最近陰りが見えているけどネ!(笑)    そもそもレフェリーや ジャッジに正道会館の人間を紛れ込ませている時点で、公平性が保たれていない事を 自明しているにほかならない。
   同じ空手団体でも、他流派の選手をエコ贔屓せずに 試合の判定を下せる極真会館とは大きな違いだ。

   ここまでの流れをまとめると、筆者は 『K-1の試合で判定のポイントに差がつかないのは、 正道会館勢贔屓をカモフラージュするための布石』 であると考える。

   多少正道会館の選手が不利な試合展開になっても、 「ポイント差をつける程ではない」と言い切ってしまえば、 引き分けにしてしまう事が出来る。   また、その他の試合をキチンと 採点してしまうと、正道会館勢の試合の時との差異が明白になってしまう。
   そこでK-1事務局サイドが考え出したのが、 どの試合もなるべくポイント差を つけないようにしてしまうという手法 だ。
   これならドロー決着や微妙な判定試合になって不満が出ても、 「一番近くで見ているのは審判団ですから」 「K-1のKはKOのKだから」 なんていう言い訳で逃げられるとでも思っているのだろう。

   ここまで述べてきた事が単なる邪推であれば、それに越した事はない。     これまで散々言われてきた判定への不満を一掃できるかどうかは、 今後のジャッジの仕方にかかっている。