甘辛コラム


vol.8  2001/7/5


=モモカン=


   K-1メルボルン大会以降、チマタで 『モモカン』という言葉が流行っているのをご存知?    と言っても決して 怪しいビデオの 煽り文句 などではない。     桃姦とか、股姦とか、、、(爆)

   これはマット・スケルトンが頻繁に使用するシロモノで、 『相手のフトモモに膝を打ち付ける』 という技のことなのだ。
   もし知らない人がいたら、10月の福岡大会まで待つべし(^ω^)

   この『モモカン』に対して 「こんな技、効くの?」 という質問に、筆者はこう答えるようにしています。
   「柔道にカニバサミあり。 サッカーにモモカンあり」 と―――  v。。V   そうカニ?(寒)
            ミ(  )ミ

   実はこの『モモカン』は既にサッカーという足技格闘技(?)において 頻繁に使用されており、ストライカー潰しにはモッテコイだとか。

   語源は定かではないが、 「フトモモにカンっ と当たるから」 という説が一般的だ。   ヽ( ̄ω ̄ )ホンマヤデ奥サン......

   語源に関して、もう一つ有力な説がある。
   このコラムを執筆するにあたって医学的根拠を確かめるべく、 ドクターに伺ったところ  (←わざわざ聞くなよって? ^▽^;) 「太腿(フトモモ)」+「環(カン)」 から来ているのではないか・・・という話を聞く事ができた。      「環」とは「丸い」という意味を持ち、 太腿が打撲の症状で 丸く腫れあがるという現象からとったのではないかとの事。   医学的には「花が咲く」というらしい。   どうやらこの説がホンとっぽいね(^_^)

   俗語であるため 地方によっても呼び方が様々で、 関東圏外では 『マムシ』 と呼ばれる事も多く、また沖縄では 『ゴンマー』 と呼ばれているようだ。   更にインターネットで検索してみると、 「ももち」「ももざし」「ももんが」「ももぱん」「注射」「ハンマー」、果ては 『マンモスキック(!)』『ホンコン(?!)』 などとも呼ばれているらしい、、、    ほんまかいな(゜ω゜)?

   この技を決められると、筋肉硬化を起こして膝が曲がらなくなったり、 1.5倍程の大きさに腫れ上がったりする事もあるそうな。

   ここまでみてくると、どうやらこの『モモカン』は、 「自分より背の高い相手と接近戦をする 場合に、膝蹴りが相手のボディに当てにくい際にはそれなりに有効な技」 と言えそうだ。

   モーションが小さいので ジャッジにバレれにくい という長所があるので、サッカーに限らず 野球バスケカバディ など接触プレーのある スポーツをする際に、是非一度ご使用あれ。
    その後 予想されるトラブルの 責任はとれませんけどネ! o(≧▽≦)o