=K-NETWORK=
そもそもK-NETWORKの語源は何なのか?
キック団体の J-NETWORKのパクリ だとか、
キックサイトの大御所・KICKBOXING NETWORKの略
だとか様々な憶測が飛び交っているが、松井館長に言わせると要するに
空手のK、そして
極真のK のことだそうだ。
さらにネーミングには カンフーや
拳法のK といったニュアンスも含まれるといい、大会ではK-1に準じたルールと
PRIDEに準じたルールの2つの形式の試合を行っていくということだ。
ここまで来ると、なんとなく主催者の意図が見えてくるような気がしませんか?
そう、チマタで流行っている格闘技イベントの
まとめ食い なワケなのです┐(´ー`)┌
確かにK-1やPRIDEの普及によって、格闘技マニアでなくても このような試合を
見る機会が増えた。
そしてその影響でこのような意見を聞く機会が増えた。
「空手って顔面なしのルールでしか
戦えないんでしょ?」、「いくら打撃が強くても
総合格闘技家相手に寝られたら終わりでしょ?」、
「同じ打撃系でも空手家
よりキックボクサーの方が強いジャン」 etc...
もちろん賢明なこのコラムの読者であるアナタは、上記の意見がいかに
一面的 なものか、すぐに察したことだろう。
しかし、既に格闘技に取り組んでいる方や、深い理解をもって観察をしてきた方々なら
いざ知らず、いきなりテレビを見て極真の世界王者が
何度もK-1のリングで敗れ たり、正道の元エースが
PRIDEで小川の腰巾着にしか勝てなかったり している現状を目の当たりにしてしまうと、
やはり空手によい印象を得ることは難しいと思われる。
実際、K-1の影響で キックボクシング
の門を叩く若者も増え、また PRIDE や
修斗 の台頭によって総合格闘技もかつてない程に
注目されている。 そして、同じ空手の中でも大道塾のような
寝技を扱う空手
の流派に人気があつまりつつある。 さらに格闘技の王様である
ボクシング も、長期に渡るガチンコファイトクラブ
の放送で、興味のある人にとっては敷居が低くなってきているそうだ。
このような昨今の事情下、顔面パンチなしの現状の極真では、これら各格闘技の間に
入り込む余地が少なくなっていると解されても仕方がないかもしれない。
放置しておけば 門下生の減少 ⇒ レベルの低下
も免れない。
そういう意味で、K-NETWORKを創設して顔面有りの打撃ルール及び総合ルールを
空手に取り込んでいくことは、
実戦的な格闘技としての空手をより高めていくという目的
のもと、有意義な一石を投じた と言える
のではないだろうか。
ただ、旧来のルール下で行われる試合の質の低下
は、K-NETWORKが発展すると、避けられないデメリットとなってくる。
しかしこれは、『実戦向きの空手の完成度が高まる』というメリットの方が
上回れば問題ではない、、、ハズ(^_^;)
ともかくまだ産声を上げた段階でしかなく、どう成長するかは未知数。
新しいものを否定するのは簡単だが、建設的な意見を集めていく事が、
延いては格闘技界全体の発展につながることになる。
K-NETWORKのネーミングセンスはさておき、空手の飛躍につながる引き金となる可能性は
秘めているのは間違いない。
素人的な着眼点からモノを言わせて貰えば、世間の注目を
集めるカードを用意し続ける事ができるか否かがカギ となると思う。
プロデューサーとしての松井館長の手腕に、K-NETWORKの未来がかかっている。
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