|
|
|
|
|
|
それぞれの時代や社会の証である建築が、人々の記憶とともに街の中に存続し続けていることによって奥深い都市が構築され、生き生きとした豊かな生活が営まれる。
しかしとかく建築は、経済効果のためだけによって取り壊されてしまう。それも時代の証であるといえなくもないが、どうあってもそれも人のなせる行為であって、なんとも情けないことではないだろうか。その功罪を認識し、様々な形で建築を保存していく試みがなされている。試みとはいえ成果もあり、オーセンティシテイとは何か、建築単体の存在と都市景観の在り方など、考えなくてはいけない課題も生じて時を経ている。いずれ時代や時間の経緯の中でその試み自体が認められていくに違いない。例えうまくいかない事例であっても、その経緯を伝え続けていくことが必要だ。 |
|
|
|
|
|