自転車山旅派

甘利山〜御座石林道

 



1998/07/04
使用自転車:RAIZIN クロス
使用タイヤ:700cx32

☆コースタイム☆
駐車場(塩川大橋)   7:00
椹池          9:00
甘利山         10:00-11:25
精進ヶ滝入り口     13:20
駐車場(塩川大橋)   15:35

☆参考☆
秘蔵版MTBツーリングブック/山海堂 No.27


先先週に引き続き、甲府周辺のツーリングとなった。今回もまた相
棒はK原氏。例のごとく、道の駅「甲斐大和」で待ち合わせ、R2
0号の塩川大橋近くの駐車場へやってきた。天気予報では甲府は3
5℃を越えると言っている。暑い一日になりそうである。

7:00だと言うのにもう日差しは暑い。駐車場で支度を済ませた
我々は、早く高いところに逃げようと、R20を走り出した。しば
らく車が多いR20を走り、塩川大橋で釜無川を渡る。標識に導か
れながら、甘利山を目指す。幾つかの集落を過ぎれば、道は真っ直
ぐに登りはじめた。暑さと坂のきつさでもうへばりそうである。途
中暑さに耐え兼ねて休憩。木陰に入りたいのだが、あいにくそんな
ものはなく、刺すような日差しを浴びながらの休憩となってしまっ
た。

一休みした後、あいかわらづの坂をじっくりと登ってゆく。道はい
つしかつづらになり、高度を上げてゆく。木陰も増え、高度を上げ
るたびに、吹き渡る風も気持ちよくなってきた。しばらく登ると、
鳥居峠に向かう林道との分岐に着いた。ここから林道をゆくことも
考えたが、そのまま甘利山を目指すことに決定。さらに舗装の道を
進んで行く。

椹池という静かな池に着いたのは、9時であった。ここまで2時間
かかった。池の方に降りてみれば、静かでちょっと神秘的な池であ
った。ここのトイレで水を補給。暑さの為、水の消費が激しかった
ので助かった。

ここから甘利山のロッジまでは約400Mの登り。がんばって登る
しかない。1時間ほど坂と格闘すれば、甘利山のロッジの前に到着
した。ちょっと早いが食事にする。甘利山はつつじが有名であるが
、ロッジの周りには、とうに時期が過ぎてしまったアヤメが咲いて
いた。登ってきた道路に面して大きな駐車場があり、そこから甘利
山を目指す登山者も多いようだ。今日も多くの車が停まっており、
ロッジの周りも、そのようなオバサマのグループが花の話に夢中で
あった。

食事後、甘利山に登ってみることにする。水とウエストバックのみ
をもって、速効でピストンすることに。甘利山は緩やかな山頂で途
中の登山道にはつつじの木が多い。6月頃の見頃にくれば、見事な
のだろう。山頂には何組かの登山者と観光客(観光客でも登ってこ
れる。)がいたが、比較的しずかな山頂であった。ほとんどの登山
者はここから千頭星山に縦走するようだ。甘利山山頂から千頭星山
はすぐそこに見えていたが、歩くとどのくらい掛かるかは見当がつ
かなかった。山頂で写真を撮り、早々に下山。ロッジにはあっとい
う間に着いた。ここから後半戦のスタートである。

道は駐車場からダートに変わった。これからずっとダートかと思っ
ていたが所々舗装されている。鳥居峠をめざし下る。右から林道が
合わされば、そこが鳥居峠だった。一応峠を確認しようと右の林道
に入ってみるが、別に看板がある訳でもなく、すぐに下りになって
しまった。慌てて戻る。

ここから青木鉱泉に行ってみることになった。しばらく下って、青
木鉱泉の看板を左にまがった。道はフラットダートで走りやすいの
だが、木陰がなくなり暑くてつらい。さらに、この先で工事でも行
っているのか、ダンプが時々脇を摺り抜けてゆく。それでも、時々
見える地蔵岳のオベリスクに励まされながら、もくもくと登ってゆ
けば、河原の工事現場に出てしまった。青木鉱泉はさらにその先な
のだが、それ以上進む気にもなれず、オベリスクが見えたことに満
足して引き返すことにした。先ほど曲がった分岐まではあっと言う
間だった。

こんどは御座石鉱泉方面に自転車を向ける。青木鉱泉の分岐から、
しばらく下ると、御座石鉱泉への分岐があった。これからまたしば
らくは登りが続く。回らない足をごまかしつつ、じっくり登れば、
道は舗装となり御座石鉱泉が近いことを教えてくれる。

御座石鉱泉へ真っ直ぐ続く道を右に入り、しばらく山を巻いてゆく
と、やっと下り基調になってきた。途中からダートになるが、すぐ
にまた舗装になり、つづら折れをだーっと下れば、精進ヶ滝入り口。
駐車場,トイレなどがある。ここで休憩。精進ヶ滝の看板など見な
がら、一服した。

ここからは武川村に向けて一気に下るだけである。途中、河原で泳
ぐ子供たちを見かける。南アルプスの夏らしい光景。夏の河原でキ
ャンプしたら気持ちがいいだろうな、などと考えながら下ってゆく。

やがてR20にでた我々は、灼熱の甲府盆地へ降りてゆくのであっ
た。

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