好善社創立125周年記念礼拝・講演会 
於 2002年9月23日 国立療養所多磨全生園 秋津教会

 
 当社は今年125周年を記念する年となり、去る9月23日(祝)(創立記念日11月19日)午前10時半から記念礼拝と記念講演会が多磨全生園秋津教会を会場に開催された。
 
記念礼拝

司式: 長尾文雄理事  奏楽:今井陽子姉
説教: 「終わりに臨んで」 − 小澤貞雄理事


記念講演

「すべて神の栄光のために」−好善社事業の源泉と目標− 棟居勇理事長
「共に生かされて」 − 阿部春代社員
 
記念集会には全生園のカトリック教会代表、聖公会代表、自治会代表。療養所教会から津島久雄光明園家族教会牧師、奄美和光伝道所から森田隆二兄。女子学院大島孝一元院長と田中弘志現院長。教会からは千葉教会、狭山教会などの方々、聖書学舎で教えられた内藤留幸牧師など好善社と関係のあった方々、ワ−クキャンプ参加者などに秋津教会の兄姉を加えて100名あまりの出席者で会堂はぎっしり詰まった。また、各療養所教会からの電報も披露された。
講演会後、同じ場所で秋津教会の方々のお世話で食事を共にし、好善社との関わり、期待などが語られ、和やかで豊かな交わりの時が与えられた。
食後は秋津教会の藤田謹三兄に伴われ、約50名の方々が全生園内にある「ハンセン病資料館」に向かった。資料館運営委員でもある平沢保治自治会長よりお話を伺い、資料館を案内して頂いた。
その後、高山勝介兄が園内を案内して、最後に教会に集まり、三吉信彦理事によって、閉会礼拝が行われすべてのプログラムを感謝のうちに終えることができた。
「予防法」廃止、国賠訴訟勝訴、わが国におけるハンセン病を巡る環境は大きく変わってきた中で好善社が神に導かれて今日までの働きが続けられてきたことを感謝し、125年の長い歴史の源にある創立者ヤングマン女史の信仰を改めて確認した。
また、刻々と迫る終焉期の療養所に思いを馳せつつ、これからの好善社の歩みが一層神の導きを受けることを願い、社員それぞれがこの記念集会を心に刻む時となった。
(報告:好善社理事 山本公子)







小澤理事による説教

















「すべて神の栄光のために」
と題し棟居理事長による講演





「共に生かされて」
看護師・阿部春代社員の講演






昼食会
(左より女子学院元院長・大島孝一氏、
光明園家族教会・津島久雄牧師、棟居理事長)





ご来場の皆様にご挨拶を頂戴しました





昼食後、平沢保治多磨全生園自治会長
の案内でハンセン病資料館見学