藤原偉作前理事長没後10年記念会 
於 2008年9月15日 日本基督教団 新栄教会






 
 本年は藤原偉作前理事長没後10年を記念する年となり、去る9月15日(月・祝)午後2時より記念会が日本基督教団新栄教会にて開催された。
 


    司会     山本公子理事
    奏楽     橘俟子社員
    説教     「朝の祈り」  棟居勇理事長


感話:「藤原偉作とは誰であったか」 理事 長尾文雄
感話:「藤原偉作とわたし」       タイ国チャンタミット社理事長
                       カンチャナ コンスプチャート女史
「映像で綴る藤原偉作の
       好善社での働き」      藤原寛社員





            藤原偉作前理事長の記念会に出席して


                             好善社社員  山 崎 典 美


 新栄教会の礼拝堂に入ると、10年前に執り行われた藤原偉作理事長の告別式の事が思い起こされました。突然の訃報の知らせにすぐさま旭川から上京、早速暑い中での葬儀の準備。多くの参列者のために教会堂の外に設けた仮設テント等々。当日参列された人々の顔々が走馬灯の如く頭を過ぎりました。
 さてこの度、嬉しかったことは一つには、数多くの人々にお会いできたこと、そしてカンチャナ先生から改めて藤原先生の話を聞くことが出来たことです。
 私が藤原先生とお会いしたのは1974年です。それから24年間、4ヵ所の療養所でのキャンプ(特に青森の松丘保養園での数回のキャンプ)と好善社での活動を通して共有出来た時間は、私の人生に多大な影響を与えていただいたと思いました。今改めて思うと、やはり藤原偉作のファン(支持者?)の1人だったのではないかと思います。キャンプ、リユニオン等、人と出会うこと、そして話をすることなどで多くの出会いを経験できたことも感謝しています。
 記念会の中でさらに嬉しかったことは、懐かしい写真を多く見ることが出来たことです。中には亡くなった方も居られました。好善社に行った時いつも暖かく迎えてくださった藤原前理事長夫人 薔薇しょうびさん(好善社元社員)、また特に印象深い人であった大河内さん(好善社元理事)、小林君(好善社元社員)でした。お二人ともキャンプをきっかけにしての交わりでした。お会いした時間は短かったですが、多くの事を教えてもらった人たちでしたので、写真を見ていて自然と涙が出てきました。この人たちもやはり藤原偉作氏が結び合わせて下さったのだと思いました。また、現在私の住む旭川の近くの小平おびら町(100Km位離れています)の共働学舎で生活している友澤社員の活躍を写真で知ることが出来、改めて好善社の歴史において重要な方だったと思いました。
 映像を観ながら好善社創立100周年記念式典で語られた藤原先生の懐かしい声、そして意味深い内容の挨拶を新鮮な気持ちで聞きました。その内容は私達へ将来向けてのメッセージだと思いました。これからも藤原先生の時代と違った形になると思いますが、ハンセン病療養所の人々と関わりを持ち続けなければと気持ちを新たにした次第です。




藤原偉作記念会 開会礼拝


説教する棟居理事長
長尾理事


在りし日の藤原偉作を語る長尾理事

カンチャナ女史


藤原偉作との出会いを語るカンチャナ女史


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